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今回紹介いたしますのはこちら。

「目玉焼きの黄身いつつぶす?」第5巻 おおひなたごう先生 

エンターブレインさんのビームコミックスより刊行です。

さて、食に異様なこだわりを持つ男・二郎と、その彼女だったみふゆとのあれこれを描いていく本作。
前巻では二郎についていけなくなったみふゆがあらたなパートナーを見つけて、その人物と歩み始めようというところまで言ったのですが……意外な事実が発覚し、二人は破局。
果たしてこの後二人はどうなってしまうのでしょうか……!?


食で始まり食で終わったかに見えた二人の関係。
ですがひょんなことから、二人の関係は最接近!
よりを戻そう、と言う話し合いのようなかっちりとしたものこそありませんが、二人は自然とまたよく合うようになっていったのです。

そんなある日のこと。
みふゆの家を訪ねていた二郎は、奇妙なモノを発見します。
それは、バウムクーヘンの「切れ端」にしか見えないもの。
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バウムクーヘンの一番外側の層だけが残されているそれを見て、変な食べ方をしてるなぁと思いつつも、もったいないからと一口でペロリといった二郎。
うん!めちゃ美味い!とご満悦の表情をしていますと……そこにみふゆが入ってきました。
入ってくるなりみふゆは叫びます。
何してるのよ!後で食べようと思ってとっておいたのよ!バカ!!出ていけ!!
せっかく持ってきた、自身の出演するショーの追加公演チケットを渡せないまま、二郎はみふゆの家を追い出されてしまうのです。

どうして彼女は杏奈に起こったのか。
理解できない二郎は、親友の服部とのワードバスケットにも身が入りません。
あまりにも先ほどの事件について考えすぎているのか、「バウムクーヘン」を宣言してペナルティを取られてしまう、ということを三回も繰り返しているのです。
さすがにそこまでくれば、服部も二郎が何かに悩んでいることはわかります。
二郎はこれこれこういうことがあって……と事件を語り始めるのですが……服部はその行動に思い当ることがあるようです。
もしかしたらみふゆちゃん……「剥がし魔」かもしれんな。
……剥がし魔?
初めて聞いた単語に唖然とする二郎。
服部は、さっそく説明をしてくれます。
なんでも剥がして食べる者のことだ。
おそらくみふゆちゃんは、バウムクーヘンを内側から一枚ずつ剥がして食べたんだ!
そうやって食べて行くと、歩ライトチョコのコーティング部分が残る……いわば、バウムクーヘンの「トロ」が!
その一番おいしい部分を存分と味わおうとしたのに、お前が横取りした、というわけだ。
そんな行動が理解できない二郎に、服部はわざわざバウムクーヘンを取り出してやってみろと差し出してくれました。
すると、思っていた以上にバウムの奴は一層一層、綺麗にはがれていきます。
……なぜそんなにはがしに詳しいのか……?
そこで、二郎はハッとしました。
そして、服部もみなまで言うなとばかりにうなずき……いうのです。
俺もかつて、剥がし魔だった、と!!

服部が剥がし魔になったきっかけは、カステラのそこについている紙だったとのこと。
あれを毎回毎回うまく剥がせなかったのですが……ある時とうとうきれいにはがせたのだそうです!!
その時の快感たるや……!!
それ以来、剥がすことに夢中になり、剥がし魔になったのだと言います。
……ですが、服部が剥がし魔から足を洗うことになった原因もまた、バウムクーヘンだったと言いうではないですか!
バウムクーヘンを一枚一枚剥がすことに没頭していた服部。
ですがあまりにもはがしを求めるある日……自分が剥がした一枚を丸め
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ミニバウムクーヘンを作ってしまっていることに気が付き、戦慄するのです!!
ここまで来ると、やばい。
そう自覚し、彼は剥がし魔を止めたのだというのです。

そのあと本場でもされているというバウムクーヘンの正しい(?)食べ方を教えてもらった二郎。
と、同時に本当にみふゆが剥がし魔なのかどうかを確かめる方法と言うのを教えてもらいます。
頭の中に、みふゆと剥がし魔のことばかりが渦巻く二郎……
ですがそんなときでも、仕事はしなければなりません。
どくフラワーの中に入り、やってくるお客さんたちに愛想を振りまいている中でも、二郎の頭の中はそのことばかり。
バウムクーヘン一つとっても、いろんな食べ方があるんだなぁ。
それにしても、みふゆは本当に剥がし魔なのか。
そう言えば、みふゆはペンケーキも上の段から順番に食べていた。
あれは、剥がし魔ゆえの食べ方だったんじゃないのか……?
そうやっていろいろ思案している間に、あることを考え衝いた二郎。
そのあまりの衝撃に、着ぐるみの中に入っている間には絶対に御法度である声を出すという行為をしてしまうのです!!
アアッ!!と大声を上げて、固まってしまう二郎。
どくフラワーしゃべった、と驚く周囲の声。
やばい、とそんな二郎を引きずって後ろに下がらせていくひまりんに入った大貫……
……二郎のうけた衝撃、それは……こんなものでした。
みふゆの名字は……長嶋。
長嶋……
ナガシマ……
ハガシマ……
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剥がし魔!!


というわけで、ハガシマみふゆとバウムクーヘンについてのエピソードを収録した今巻。
このエピソードにより、二郎とみふゆの関係がまた大きく変化!!
いつもハチャメチャなことを言い出してはみふゆを引っ掻き回していて、その結果愛想をつかされた二郎。
ですが今回は、みふゆの持つ食事の闇(?)がドラマを左右することに……
果たしてこの事件は二人の関係にいかなる効果をもたらすのでしょうか。
その感動の結末は、ぜひともその目でご覧ください!!!

そして今回紹介したお話以外にも、様々なネタが収録されております。
「握りずしに醤油つける?」、「湯豆腐はおかずになる?」「ハンバーグいつまで食べる?」「カップ麺のフタ全部取る?」……
身近な問題から、ローカル色強い問題、さらには行き方の問題にまで広がる様々な食の世界!!
二郎とみふゆ、そして周りの人々は、生きる上では切っても切り離せないそんな問題たちにどんな決着をつけていくのでしょうか!?
二郎にも転機的なものが訪れますし……今後からも目が離せませんよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!