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今回紹介いたしますのはこちら。

「陣内流柔術流浪伝 真島、爆ぜる!!」第17巻 にわのまこと先生 

日本文芸社のニチブン・コミックスより刊行です。

さて、再び催眠療法によって過去の記憶を探ることになった真島。
失われていた過去で、どうやら真島はヴリルランドなる場所で戦いを続けていたようです。
一体真島はなぜ、どうやってこのヴリルランドに来て、そして何をしていたのでしょうか……?


真島の、自身の記憶をたどる旅はまた別の事件にたどり着いていました。
そこは、まばゆいライトに照らされたリング。
リング上で闘っていたのは、どこか見覚えのある男です。
よく思い出してみると……以前(第1巻参照です)、通り魔的犯行をしようとしたところを真島がぶちのめした、立ち技格闘技のトップファイター、佐々木剣ではありませんか!
あの時は薬でおかしなことになっていた佐々木ですが、この時はまだ普通の表情で試合をしています。
そして戦いの場所はどうやらあの因縁深い「GIGAバトル」のようです。
GIGAバトル、佐々木。
真島とのつながりを感じさせるその試合ですが、佐々木の対戦相手は真島ではなく……
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あの、月形錯羅でした!!
華麗な陣内流「廻鉢」を顔面に炸裂させ、月形は快勝!
全身で勝利の喜びをあらわすのです!!
佐々木と月形の体格差は、体重にして40キロ。
そんなとんでもない体重差をものともせずに勝利した月形に対し、観客たちは拍手喝采です。
逆に、圧倒的に軽い相手に負けてしまった佐々木は、湧き上がる怒りや憎しみを抑えきれず。
ちいせえのが何だ、何だってんだ!
ちっちぇー奴ら、いつか、みんなぶっ殺してやる!!
……そんな歪みが、あの凶行につながったのでしょうか……
そんなどす黒い佐々木の思いなど知る由もなく、月形はスポットライトの下で勝利者インタビューを受けていました。
去年真島選手とタッグを組んで以来の試合でしたが、今後の抱負をお聞かせください。
やはり狙うは「ピラミッドの頂点」でしょうか?
GIGAバトルを勝ち抜き、トップに立つ。
それはそのリングに立つ者ならば、持っているのが自然な目標といえましょう。
月形はインタビュアーのマイクを奪い取り、そのまま軽い身のこなしでコーナーのトップロープに上りました。
そして、声高にこう宣言したのです!!
この月形錯羅が陣内流柔術を守る!!
その彼らしい宣言に、思わずニヤリとしてしまう真島ですが……直後、月形はお尻をぷりんとだし、なーんつって、と発言を翻すのです!
元々自分は2試合の契約だったし、自分一人で陣内流を名乗っても、どぶろー先生や真島がいなきゃここにいる意味がない!と!!
幼馴染のステラと一緒に、ブラジルに帰る。
そう言い残し、月形は足早に会場を立ち去ってしまうのでした!!
それを見ていた真島は……それでいいんだと肯くのです。
月形はブラジルで続いている陣内流柔術分派の後継者です。
が、同時に真島は目標としていた陣内流の高名な使い手、城之内将士の子孫という直系の血を引くものでもあるのです。
ある意味、本家である真島達よりも陣内流の血が濃いともいえる月形が、こっちのごたごたにわざわざ巻きこまれることもないんだから……

月形はブラジルに帰った。
その記憶を見終わった後、再び真島はまた別の時間の記憶の旅に出ることになります。
どうやらこの催眠では、都合良く時系列順に記憶を見ていくということができないそうで……
時系列が前後している記憶を整理する必要があるためか、真島は苦しみだします。
ですがここで無理やり真島を起こすのも、精神にダメージを残しかねないとか。
一同は真島を信じ、見守るしかないようです。

万一に備え、交代で真島を見守ることにした一同。
最初は精神科医の小鹿、すっかり仲間になった八代、そして三浦の三人で見ようとしていたのですが、そこに亜利雛もわりこんできました。
自分だって、付き添う権利はあると思う!
断る理由もなく、4人で真島を見ることになったのですが……
その亜利雛が、真島につきそっていた時のことです。
眠り続け、時折眉をひそめる真島を見つめながら、亜利雛いろいろと考えてしまっていました。
ウィッチ、ステラ……真島の過去にチラチラと姿を見せる、女性の影。
なんだかいつにも増して真島を意識してしまっていますと……
いつの間にか、彼女の背後に大柄な男性が立っていたのです!!
ほう、「あの時」の小学生がなかなかませたものだ。
振り向くとそこにいたのは、ドレッドヘアーの男!!
そしてその男は。幼い日の亜利雛にトラウマを与えた、因縁の相手でもあったのです!!
ドレッドヘアーの男は、亜利雛の意識を奪って拘束!!
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誰にも気づかれないまま彼女をさらおうとしたのですが……三浦が異変に気が付きます!
亜利雛を抱えたドレッドヘアーの男を発見し、誰だ!?と大声を合張り上げました!!
その直後のことです。
男は驚くほど鋭い踏み込みから放たれる、強烈な前蹴りを返答がわりに叩き込んできたのは!!
つい最近まで「格闘家」ではなかったとはいえ、今は一人前の格闘家と言っていい三浦。
そんな三浦を、男はたった一発の前蹴りで文字通り一蹴……
抵抗むなしく亜利雛はさらわれてしまったのです。
が、その行動は無駄ではありませんでした。
そのわずかな時間を稼いだことで、「彼」の到着が間に合うことになったのです!!
「彼」ならきっと、大丈夫。
三浦が信頼を寄せる「彼」とは一体?
その男は、ドレッドヘアーの男の前にさっそうと現れたのです!!!
……彼の名は……
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月形錯羅!!


というわけで、月形が本格登場する今巻。
ブラジルにいるはずの彼が、何故こうしてここにいるのでしょうか?
そして「すっとばす」から数年が経過している今も、その技は錆びついていないのか?
彼の謎や強さは、今巻で早くも披露されることとなるのです!!

そして忘れてはいけない、真島の過去も徐々に明かされていきます。
謎多きヴリルランドで、真島は「すっとばす」から登場していた意外な人物と再会することになります!
さらにその人物は、「爆ぜる」からの新キャラクターとこれまた意外なつながりを持っていて……?
さらに深まっていく謎。
ですがその謎の中で、真島は今までにないバトルをしいられていくのです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!