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今回紹介いたしますのはこちら。

「地獄恋 DEATH LIFE」第1巻 鈴丸れいじ先生 

双葉社さんのアクションコミックスより刊行です。

さて、本作は11年から13年にかけて連載された「地獄恋 LOVE in the HELL」の続編として描かれた作品です。
当初は「地獄恋2 LOVE in the HELL」としてamazonさんのkindle連載で連載されていましたが、どうやらkindle連載というシステム自体が今一つ振るわなかったようで、15年9月現在で3作品を残すのみになり、本作も終了となりました。
ですが11月より同じくamazonさんで刊行される「漫画アクション【無料連載版】」で連載を再開することになり、連載は継続されることとなりました。
本作はそんな背景を持つ作品が、改題して単行本になったもの。
綺麗に完結した前作ですが、果たして本作の内容は!?


宇都宮颯介が目を覚ますと、そこは荒涼とした大地でした。
確か自分は自殺して……天に昇って言ったはず。
この光景はまるで地獄化のようですが、何も悪いことなどしていないと自分を信じている颯介はそんなはずないと首を振ります。
そもそも天国も地獄もあるはずがない、ここはどちらでもない無の世界で、この光景は俺の猜疑心が生み出した幻に過ぎない!
そう言って強がってみせる颯介ですが、そうやって自分の都合いいように解釈していろんなことから逃げてきたんだね、と痛烈な言葉を浴びせながら、誰かが姿を現します。
ここは地獄だ、閻魔大王の御下命により、とが人としてお前を地獄に迎え入れる。
そう言う彼女は、地獄の鬼、さなぎ。
言われてみれば、頭に角があります、が……
見た目はどう考えても、ちっちゃな少女そのもの!
それも厚底の靴を履き、コンプレックスを少しでも解消しようと必死な感じもありまして。
一瞬さなぎのはなつ威圧感にたじろいでいた颯介ですが、その身長を見て一気にリラックス。
まあ気にすんなって、コンプレックスなんて誰にでもある、と頭をポンポンやるのです。
するとさなぎ、その手をぺんっと叩きはらい……
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颯介の両足とジュニアをぶった切ってしまったのです!!
壮絶な痛みと出血で、意識が失われていく颯介……
このままじゃ死ぬ、という颯介ですが、さなぎはこともなげに言うのです。
大丈夫、この分はちゃんとハンコ押してあげるから、と。

目覚めると、足もジュニアもきちんとついております。
夢だったのかと安堵した颯介ですが、すぐその颯介にさなぎが声をかけてきました。
地獄では一晩経てば前日の傷はすべて消える、今からそう言うルールを教わりに行くからついてこい。
戸惑いながらも従うしかないことを悟った颯介は、現実に絶望しながらも後をついていくのでした。

やがてそのいく先に、なんだか気さくな感じの鬼が現れて手を振ってきます。
登場したのは、さなぎの先輩であり、前作のヒロインであった鬼、こよりでした。
なんだか愛想がいいし、この人のほうがいいなぁなどと考える颯介ですが、それは甘い考えであったことを知ります。
なんとこより、担当している咎人を張り付けにして、
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内臓が見えるまで川や肉をはぎ取ると言うとんでもない拷問をしていたのですから!!
しかもこんな状態でその拷問されている人は意識があるとのことで……
とんでもない光景を見させられてしまうのですが、この後さらにとんでもないことを聞くことになってしまいます。
さなぎは学校の拷問実技試験で女子史上二人目の満点を取ったんだから、あなたも安心ですね!
……その言葉が意味することはつまり……颯介も拷問を受ける、ということなのですから!!!
思わずその場から逃げ出してしまう颯介。
ですがすぐそのあとを、地獄にいるなんか謎の猛獣に乗ったさなぎが追いかけてきて、逃げ場なんてないよと語りかけてくるのです!!
おとなしく拷問を受けて罪を償えというさなぎ。
受け入れられない颯介は、拷問なんて絶対やだやだと駄々をこねながら走るのですが、足元の注意がお留守になってしまったようです。
躓いてしまい、バランスを崩して転んでしまう颯介。
ですがその際伸ばした手は、さなぎのスカートをつかんでいて……
彼女をもう中から引きずりおろすとともに、スカートを破り取ってしまったのです!!
おまけに猛獣から落ちてしまった彼女は、
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おパンツ姿で颯介の顔面に馬乗りになってしまい……
地獄の中の天国を感じた颯介ですが、その代償は小さいものではありませんでした。
先ほどの咎人のようにはりつけにされ、体の全面の皮をエプロンのようにはがされてしまうのでした……


というわけで、新たなスタートを切った本作。
第1話は前作を彷彿させるスタートで、この後の第2~3話でこの作品の地獄の構造を説明する内容になっています。
このおかげもあり、本作から読み始めても何の問題もない内容になっているのは前作をよく知らない方でもありがたいところでしょう!!
かと言って同じような話を繰り返すわけではなく、前作の主人公は本気で自分の罪がわからない状態でした。
ですが今回の主人公は、おそらくなんとなく自分の罪がわかっている感じです。
作中でもいっているように、都合のいい考えでスルーしていた罪の中に、物語を左右する決定的な罪があるのでしょう。
そして、それがおそらく本作のカギとなっていくはずです!!

本作の気もは大きく分けて三つ、前述の物語面と、容赦なさすぎるくらいに描かれるグロ描写、そしてキャラクターたちでしょう。
個性豊かなキャラクターたちが織り成すコミカルで、ときにシリアスな日常……少なくともこの第1巻はそこに主眼が置かれているようです。
このさなぎやこより意外にも様々な鬼や咎人が登場!
ライバルキャラやお色気担当、一癖もふた癖もありそうで後々何かを巻き起こしてくれるであろうキャラクターが活躍するのです!!
そちらのほうも見逃せませんよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!