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今回紹介いたしますのはこちら。

「巨蟲列島」第2巻 原作・藤見泰高先生 漫画・RED ICE先生 

秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスより刊行です。

さて、巨大な虫の跋扈する島に漂着してしまった睦美たち。
続々と犠牲者が出てしまう中、なんとか親友の千歳を救出し、マダニの巣を抜け出すことができました。
一同はそのまま、医療施設へ向かうことにしたのですが……?


比較的安全な海辺でほんの少しの休息をとり、まだ日も登りきらない早朝のうちに出発することになりました。
朝日とともにや後世の虫は動きを潜み始め、アゲハチョウやハチといった昨日襲い掛かってきた虫は、太陽光で体が温まるまで活動しない……
つまり、この時間が唯一と言っていい、身を隠す場所のない舗装路を使っての移動ができる時間帯なのです。
それても慎重尾に道を進む一同。
バサバサと茂みの動く音を聞き、動揺が走りますが……さすがにその音の主が何なの課まではわかりません。
音の方向へたいまつを向け、その音を立てた虫がこちらを狙っているのかを確認。
とりあえず襲撃の危険はなさそうでしたので、再び足を進め始めたのです。
が……その時。
アツシの背負っていた、アキラの皮膚の下で、何かが蠢いていたことに……誰も気が付かなかったのでした。

一同がたどり着いた医療施設は、「シンメイ製薬 メディカルセンター」なる大きな病院でした。
小さな診療所のようなものを想像していた一同は、その頑丈そうな見た目の建物を見て安堵します。
ここなら安全そうだ、とさっそく中に入ろうとするのですが……やはり、玄関には鍵がかかっていて中に入れません。
アツシはしびれを切らし、手近にあった棒切れを拾い上げてドアのガラスをぶち破って中に入ろうとします!
が、その時、内側から扉が開かれたではありませんか。
扉を開けてくれたのは病院の職員、ではなく、甲斐でした。
壊したら虫が入ってきちゃうでしょうと言う甲斐、脇にあった小さな窓が開いていたからそこからは言ったとのこと。
ともかくこれでようやく一休みできる、と病院に入っていく一同なのですが、睦美はなぜか中に入らず周りをきょろきょろと見回しています。
このあたりには、なぜか動物の気配がない。
それが気になってしまうのだそうですが……

とりあえず、病院に入ってすぐのロビーのソファにアキラと千歳を寝かせます。
まずしなければならないのは、二人が注入されてしまったジガバチの毒を薄めること。
その為には、おそらく薬剤膝窩治療室にあるであろう生理食塩水が必要です。
友人のアキラのため、すぐさまはしって探しに行くアツシ。
そして甲斐も独自に助かるための手段を探して回りました。
甲斐はまだ電源の生きているノートパソコンを見つけることができたのですが、残念ながらネット環境が死んでいるためほとんど意味がありません。
さらに探し回っていると……地下室のようなものを見つけました。
虫がいるかもと警戒しながらそこに入っていった甲斐ですが……そこで彼はとんでもないものを見つけてしまうのでした!!
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生理食塩水を持って帰ってきたアツシ。
アツシにせかされ、まず生理食塩水の点滴をうとうとする睦美ですが……さすがに点滴の経験はなく、手間取ってしまいます。
そこで手を上げてくれたのは、白川です。
彼女は家に糖尿病のおばあちゃんがいるとのことで、血管注射の経験があるというのです。
が、それでもこの薄暗い場所で注射をするのは難しい……と思っていると、突然ライトが点灯したではありませんか!
明かり点いた?と言いながら姿を現す甲斐。
千佳にあった自家発電機を動かしてきた、と言いながら現れた彼、なんと食糧まで見つけて持ってきてくれました!!
点滴も無事打つことができ、救助が来るであろうと予想される二日後まで暗いなら十分な食料と、電源も確保成功。
さらにココは病院ですからベッドもあるわけで、頑丈そうなこの建物なら巨大昆虫も入ってこないでしょう。
一同は安堵し、ここに腰を落ち着けることにしたのです。
が、睦美はそこにこそ気になるのです。
ここが安全なら、食料も電気もあるのに、なぜ誰も職員が残っていないのか?と……

一時間後。
点滴を打たれていたアキラがうめきました。
意識を取り戻したのか、と思った瞬間、外から大きな羽音が聞こえます。
するとアキラは跳ね上がるようにベッドから起き上がり……奇妙な声を上げて病院の外へ走って行ってしまったのです!!
しかもその眼球は、
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ねじれた触覚のように奇妙な形に変貌していて……!!
秋田は近くの鉄塔の上に上り、何かを呼び始めました。
……この体の変化と行動をみて、睦美はピンときます。
アキラは、「レウコクロリディウム」に寄生されている、と!!
レウコクロリディウムは、カタツムリに寄生して脳を支配し、最終宿主である鳥に食べられるように誘導する特性を持つ寄生虫です。
寄生されたカタツムリは、その触角をねじれた触手のような、奇怪な色合いと形に変化させて鳥を招くのですが……
アキラが招いたのは巨大なヘビトンボでした!!
ヘビトンボはアキラの体をぐしゃぐしゃに押しつぶし殺害!!
その体液を啜ります!!
彼を追って外に出ていた一同は、慌てて病院内に戻ろうとするのです!
が。
真っ先に中に入ってたアツシと美鈴は、すぐさま扉を閉めて鍵をかけてしまったのではありませんか!!
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お前らも寄生虫にやられてるかもしれねえだろ、と取り残された睦美たちに向かって笑いながら中指を立てる美鈴……
睦美たちはこのままヘビトンボにやられてしまうのでしょうか!?
もはや頼れるのは、睦美の知識だけでしょう!!


というわけで、新たな展開を迎える本作。
油断するとどんどん人がお亡くなりになってしまう本作ですが、この後も続々と犠牲者が出てしまうこととなります。
病院の外に締め出されてしまった者たちはどうなるのか?
なぜ病院なにには誰もいないのか?
息をもつかせぬ様々な衝撃の出来事と、巨大な無視の襲来が続いていくのです!!

そしてこの後、新キャラクターも登場。
現れては死んでいく本作のキャラクターたちですが、新たなキャラクターもいろいろな意味で個性的な人物となっています!
彼らの登場は、睦美たちの助けとなるのか、それともマイナスに作用してしまうのか?
巨蟲とのサバイバルは、まだまだ苛烈さを増しながら続いていくことになるのです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!