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今回紹介いたしますのはこちら。

「霊媒師いずな Ascension(アセンション)」第9巻 原作・真倉翔先生 漫画・岡野剛先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスGJより刊行です。

さて、霊媒師として成長したいずなの日常を描いていく本作。
様々な霊能力者仲間や気の置けない友人などと出会う中、宿命のライバルともいえる人物とも出会いました。
その人物は、依頼を受けて対象の相手を呪い殺す呪術師、千佳羅。
今巻ではついに彼女との最終決戦に向けてのシリーズが描かれ始めるのです!!


糸奈とリンとともに、いつものようにルナのお店でお昼を楽しんだいずな。
その帰り道、三人は思いがけない場面に出くわしてしまいます。
逃げ惑うサラリーマン、それを追う、蛇のような怪物……!
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そしてその蛇のような怪物は、サラリーマンの右足にもぐりこみます!
そしてそのまま体内を這いあがり、腰のあたりまで登ってきたところでいずなたちが駆け付けました!!
胴体に数珠を巻きつけ、それ以上怪物が体を登らせないようにしたいずな。
心臓に達したら死ぬところだった、危なかったと声をかけながらサラリーマンに駆け寄るのですが……
その蛇のような怪物、呪殺に使われる妖の一種、「トウビョウ」でした。
呪によって人を殺害する……
この妖、放ったのはやはり……千佳羅、なのでしょうか!?

サラリーマンをいずなの家に連れていき、呪殺される心当たりはないかと尋ねてみました。
彼には一つだけ心当たりがあるようです。
大手製薬会社の社員だという彼、ひょんなことから会社が行っていた悪質な不正を発見してしまいました。
告発するため、その不正の証拠を入手した彼、会社を早退して厚労省に行くつもりだったのですが……その道中、あの怪物に襲われたのだとのこと。
おそらく、不正の告発をしようとしたことを会社に気づかれ、手を回されたのでしょう。
事情を聴いて、イズナは憤慨します。
会社に邪魔な人間を消してしまおうとする会社に、そして、金さえもらえばそんな非道なことすらしてしまう千佳羅に!
ですが、千佳羅のやさしさを知っているリンは、彼女が本当にそんな非道を働いているとは思えないのです。
彼女の本当の顔を知らないいずなは、千佳羅はそんなことを平気でやる悪辣な人物であると決めつけていて……

いずなは、直接その製薬会社を尋ねてみることにしました。
あのサラリーマンのいとこを名乗って上司と面会したものの、呪い殺そうとしているなどとはっきりいうわけもありません。
ですが呪を頭から否定するわけではなく、いずなに見せたいものがあると会社の奥へと連れていくのです。
連れていかれた先は、なにやら薄暗い会議室。
そこでは、一心に祈る親子と、その子に憑いている病魔を払っている霊媒師がいました!!
霊媒師の名は、役権現・戸隠巌山(えんのごんげん・とがくしげんざん)!
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どうやらこの会社付きの霊媒師である様で、なんか変なのが出てきたなといずなは焦るのですが……
その巌山と言う男、いずなを見るなり強い霊気を感じる、お若いのに素晴らしい才能をお持ちだとべた褒め!
割とチョロいところのあるいずなさん、それほどのものじゃ、とまんざらでもなくなってしまうのです。
そしてその巌山の霊視によれば、あのサラリーマンは実は女性トラブルを抱えていて、その女性の親族に恨まれて呪殺されかかっているとのこと、
人はみな自分に都合いいことしか言わない、一方のいい分だけを聞いて判断するのは危うきことですぞといずなを諭す巌山。
落ち着いた物腰で、正しいこと言う彼にいずなはいつの間にか信頼感を感じてしまいました。
さらに巌山は、霊視によって呪殺を試みているのはこの人物だ、と千佳羅の姿を映し出しました!
彼は千佳羅のことなんて知らないはず、彼は本物だ!!
もう完全に彼のことを信じたいずな。
巌山は、この強力な呪に一人で立ち向かうのは危険だが、二人の力を合わせれば行けるのではないか、と協力を提案。
いずなは、その協力を喜んで受け入れてしまうのでした!!

そのころ、リンはいずなに内緒で千佳羅に接触していました。
本当は悪い人じゃない、あんなことをするはずがない。
そう考え、今回の呪いは千佳羅のものではないよね?と尋ねに行ったのです。
たくさん仕事をしているから、どの仕事のことやらととぼけていた千佳羅ですが、あのサラリーマンが務めている製薬会社の名前を出した瞬間に表情が一変するのです!
落ち美ちゃん、今回は絶対にかかわらないで。
説明はしたくない、とにかく下手にかかわればあなたたち、命を落とすことになるから。
有無を言わさぬ威圧感とともにそう言い残して去っていく千佳羅……
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まさか、奴が……
出しゃばってややこしくしないでね、いずな……
千佳羅の思い起こす「奴」とはやはり彼なのでしょうか。
千佳羅といずなの決戦最終章は、意外な形から始まることとなるのです!!


というわけで、幕を開ける開ける千佳羅との最終決戦。
ですがその戦いはいずなと千佳羅との単純なぶつかり合いではなさそうです。
いずなが出くわした、製薬会社の男。
そこから出会うことになった、巌山。
これがいずなと千佳羅の関係を、さらにややこしくしてしまうのです!!
最終決戦と言えど、今巻で収録されているのはまだまだ序章と言える段階。
しかしその序章で、ついに気になる千佳羅の過去なども明かされていき……
千佳羅といずなの激突は避けられないのか?
二人がわかりあうときは来るのか?
これから先の展開も見逃せないものとなりそうです!!

今巻のメインはこの千佳羅メインのエピソードですが、それ以外にお話も収録されています。
ネット発祥の都市伝説や、最近の時事ネタ的なものも積極的に取り入れている本作、今巻では「生配信」にまつわる怪異や、脱法ハーブの恐ろしさを描くなど、そっち方面のネタも。
さらに糸奈を掘り下げていくお話などもあり、見どころは満点ですよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!