mk0
今回紹介いたしますのはこちら。

「目玉焼きの黄身いつつぶす?」第6巻 おおひなたごう先生 

エンターブレインさんのビームコミックスより刊行です。

さて、みふゆと無事によりを戻すことのできた二郎。
さらに、そんな二郎に、一万人の動員を目指す舞台の主役をやらないかというお誘いが舞い込んできます。
今まで体験したことのない分野での仕事を、受けるべきか迷う二郎なのですが……?


舞台に出るためには、一旦きぐるみの仕事を離れなければなりません。
ですが、どくフラワーという大役は、近藤さんから直々に任命されたもの。
なかなかそれを降りる、とは言いだしづらいのですが……様々なあれこれを考え、一時仕事を離れると打ち明ける決心をしました。
が、そんなタイミングでまた別口の問題が起きてしまいます。
そのせいで二郎は仕事を休むと言い出すことができず、モヤモヤを抱えたままになってしまったのです。

そんな状況で、二郎は大貫と食事に来ています。
今日の献立は、牛丼屋さんの牛丼。
食べ方マニア(仮)である二郎は、当然大貫の食べ方が気になってしまいます。
なんでも混ぜて食べる混ぜラーである大貫、さぞかしあれな食べ方をしているだろう、と思いきや……
意外にも紅ショウガは投入されておりません。
なんでも紅しょうがは味が強すぎて、肉の味を殺してしまう気がする、とのこと。
そこで大貫はこんな食べ方をするのだそうです。
まず、軽く七味をかけ、牛丼そのままの味を楽しむ。
三分の一ほど食べたところで、醤油を解いた生卵をかけて……大貫の代名詞、混ぜ混ぜ!!
そして掻っ込むようにして食べると……幸せ、と。
ちなみに二郎も、以前は同じような食べ方をしていたのだと言います。
ですが最近は、紅ショウガをプラスして食べるようになったのだとか。
味に飽きてくる後半に、ピリッと味を引き締めてくれる名わき役で、もはやなくてはならない存在だ!と豪語する二郎。
そこまで言われてしまうとさすがの大貫も、二郎がどうして紅しょうがを入れようと思ったのか気になってきます。
二郎は少し思い起こすと、そのきっかけになった出来事に思い当りました!
牛皿です。
それまでもビールのアテにたまに頼むことあったというのですが、その時なんとなく物足りなくなって、紅しょうがをのせてみたのが始まりだと言います。
なんとなく乗せてみただけの紅ショウガ、これがまたビールに抜群にマッチしたのです!!
それ以来、二郎は牛丼における紅しょうがの重要性に気が付き、牛丼のお供にするようになったのでした。

そこで二人の会話は、めでたしめでたしと幕を閉じるはずでした。
が、そんな二人の目に、自分の目を思わず疑ってしまうような人物が飛びこんできたのです!!
その見も知らない男は……
mk1
牛丼の上に、山のような紅しょうがをのせて、がつがつとそれを喰らっているのでした!!
確かに今までも、たまには紅しょうがをたっぷりもって食べる人物を見かけたことはありました。
ですが、さすがにあそこまでメガ盛りにするのは……見たことありません!!
二郎は思わず漏らしてしまいます。
杏奈の、紅しょうがの味しかしないだろ、と。
確かに試すまでもなく、そんな気はします。
ですが、美味い!と漏らしながら食べているその男を見ると、大貫はいてもたってもいられなくんってしまい……紅しょうがの妖気に手を伸ばしてしまいました!!
が、二郎はその手をがっしとつかみ、大貫をいさめるのです!
それをやったら負けだぞ。
肝心なのはバランスだ、あくまでも主役は肉、紅しょうがはアクセントであり、口直しなんだ。
いくらただとはいえ、アレはいかん……!

家に帰った後、その紅しょうが男のことをみふゆに話した二郎、なんか怒られてしまいます。
二郎はそんなことよりも、部隊のことを考えなければいけないのではないか?
一番大事なのは本人の気持ちでしょ?
どくフラワーを辞めたら近藤さんが困るとか、一度引き受けたからには申し訳なくて断れないとか……
誰も傷つけたくないんだろうけど、前に進むためには何かを切り捨てないといけないときだってあるのよ?

その言葉は、二郎に深く突き刺さりました。
何かを切り捨てる……
より一層モヤモヤをかかえながら、舞台の打ち合わせに向かいますと、そこに思いもよらない人物が現れたではないですか!!
演出の焼野原、と紹介されたその人物……
mk2
あの、紅しょうが男だったのです!!
話してみればなんてことはない普通の男だった焼野原、牛丼が大好きでしょっちゅう食べているのだとか。
舞台の話は何事もなく進みました。
が、その間も二郎はどこか上の空……そう、どうしても焼野原のことが気になってならないのです。
そこで二郎は、会議が終わって解散する帰り際、焼け野原に聞いてみたのです。
ぎゅどんに山ほど紅しょうが入れてたけど、アレはいったいどういうわけなんだい?
……ここで帰ってくる返答次第で、相手がだれであろうとも切れてしまうのが二郎です。
ですが、ここで帰ってきた返答は、二郎にそんな反応すら許さないものだったのです!
mk3
「食べてみればわかる」ってとこかなぁ。
あまりお勧めはできないけどね。
そう言い残し、焼野原は笑いながら去っていったのでした……


というわけで、牛丼オン紅しょうが山盛りという、B級グルメにさらに輪をかけてB級化させるネタを描く今巻。
賛否両論あるこの食べ方に出会い、本作は、二郎はどんな行動に出て、どのように折り合いをつけるのでしょうか!?
祖の食べ方に関しては、いつものようになんだかんだ自分なりの決着をつけていくことでしょう。
が、この紅しょうが男、焼野原の登場により、二郎の舞台への道はまたもややこしいものになっていくのです……!!

この他にも、今巻ではちょっぴり変わった献立が多く取り上げられています。
さんまのはらわたを食べるかどうか?という、単純な好みに関しての突っ込んだあれこれを描くお話はまぁ良いとしまして……
最近ではスタンダードな「酢醤油にラー油」という王道以外にも、酢に胡椒なんていう組み合わせも勢力を拡大し始めている「餃子のたれ」をとり上げるお話……もまぁ良いんです。
本作の(特別収録の番外編を除いた)トリを務めるお話は、なんと「レンゲでミニラーメンをつくるか?」というとんでもない題材だったり!!
いったいこの題材でどんな物語が作られるのか!?
意外にもこの舞台挑戦シリーズでキーとなるお話となっているこのミニラーメンのお話も見逃せませんよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!