今回紹介いたしますのはこちら。
「黒鉄の太陽」第2巻 白川雷電先生
集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。
さて、地下の世界でクロガネと出会い、妹を探すために旅を始めたリン。
ですがそこで、この異様な世界の秩序を崩壊させているのがデジャミという存在であることを知ります。
その直後、記憶装置とどうかして動けなくなったクロガネと、薬を盛られて力が入らないリン、そして地下文明で暮らす白髪の民のもとに、デジャミの部下らしき二人組が現れて……!
突如襲来した二人。
殺気を放つ二人を前に、リンとクロガネは身動きが取れない状態。
白髪の民は、そんな二人に逃げるように言うのですが……この状況で逃げたところでどうにかなるというわけでもありません。
注意深く周囲をうかがってみますと、敵がやってくると同時に心臓を貫かれた白髪の民の長に、その娘が縋りついて泣いているのが見えました。
リンはとっさに娘を抱きあげ、彼女を安全な場所に逃がすために走ったのでした!!
二人組の女性の方、アインはリンを追います。
そして残った男……ガルドは、この場に立ちはだかる白髪の民の戦士たちに照準を合わせます。
こっちのほうが楽しめそうだ。
ガルドは素手で白髪の民の戦士4名と戦おうとしているようですが……?
娘を抱え、路地を走るリン。
そのあとを、しっかりとアインが追ってきています。
このままでは遠からず追いつかれてしまうことでしょう。
どこかに身を隠さなければならない……
そんなことを考えているうちに、分岐路に差し掛かります。
リンは右側の通路に駆け込み、物陰に隠れます。
そして、ほどなく追いかけてきたアイン。
そのアインが気が付くように、リンの能力を使って左の通路でもの音を立てたのです。
その音のほうへ向かっていったアイン……
足音を徐々に遠ざかっていき……なんとか撒けたか、と安堵したその時のことです。
アインの頭部から髪の毛のように伸びた触手のようなものが一本のびてきて、リンの間近まで近づいてきて……
リンが持たれかかっていた壁が、崩壊したのです!!
アインは笑います。
ワタシの鞭髪には、目の役割もあるのよ!!
再び逃げ出すリン。
ですが、すでにアインの鞭髪はリンの足を捕えています。
そのまま一気に体を持ち上げ、後方へ叩きつけ……!!
そのすさまじい勢いのまま、後方へ転がって壁に激突してしまうリン。
それでもリンは、抱え込んだ白髪の少女を離しません。
少女は、今の状況のことなど全く見えておらず、うわごとのように倒産のところに返してください、助けなきゃ、血を止めなきゃ、と繰り返すばかり。
その様子を見て、リンはこの地に落ちた直後の自分と照らし合わせるのです。
目の前に現れた怪物、そしてその怪物の口いっぱいにぎっしりとひしめく人間の頭蓋骨。
その中に見えた、両親の遺品……
目の前につきつけられた絶望の現実に、悲嘆に沈みこんでしまったリン。
そんな彼女に、ちょっと型破りではありましたが……すぐに力づける言葉をかけてくれたクロガネ。
そのおかげで、リンはこうして再び立ち上がることができたのです。
ならば今リンができることは……
もはや助けることなどできない、死に向かうだけの状態だった白髪の民の長。
そんな長に、リンは言われていました。
こいつを生かしてやってくれ、と。
リンは彼女をそっと抱きしめ……戦う決意を決めたのでした!!
ほどなくアインがやってきました。
アインは黒髪であるリンは生け捕りにしろと言われたらしいのですが、リンが抱きかかえている少女はベル。
ゆっくりと近づいてくるアインですが、アインは自分をにらみつけるそのリンの表情が……何かを想い起こさせて気に入らないようですその顔をやめろ、そう言って、リンに激しい攻撃を仕掛けてくるのです!!
ですがリンの表情は全く変わりません。
しびれを切らしたアインは、リンをつるし上げてこういうのです。
大体女が生身で戦場に出てくるなんておかしいんだよ。
直後、アインは自分の顔にはめられていた仮面をとりました。
その下にあったのは、
焼けただれたどくろのような顔!!
ワタシは家族を生かすために、身体も失くして戦ってんのに!
子供を産むことも育てることもできなくなったのに、お前は……
そう言って、怒りの炎を燃えたぎらせるアイン。
ですが、怒りに燃えているのはアインだけではありません!!
この子に手はかけさせない!!
アインにいたぶられている間に、リンの体を犯していた毒が抜けたようです。
リンは闘志をもやすのですが、まだアインの拘束からは逃れられません。
アインは武器を構え、とどめを刺そうと構えました!!
その時、リンの姿を見ていた少女もようやく目を覚ますのです。
もう見ているだけじゃイヤだ!
そう言って、少女はこの街に仕掛けられていた仕掛けを作動させました!
すると足場が一気に崩れ、アインは体勢を崩し、リンはようやくその拘束から解かれます。
そして、懐に隠し持っていた、エネルギーの塊……「太陽」を取り出し、リンに投げつけました!!
その太陽、触れた瞬間から温かさを感じ……同時に、その体に力がみなぎるのを感じるのです!!
直後……リンの体は、超能力を解放する際の姿……白髪の民のような、真っ白な髪へと変じたのでした!!
というわけで、いよいよクライマックスを迎える本作。
この後、物語は一気に急展開!!
ついに本作の黒幕であるデジャミが登場し、そしてその恐るべき計画を実行に移すことになるのです!!
この物語が始まって以来、数々繰り広げらえてきた残酷な出来事や、数々の謎。
それらはすべて、この物語に密接に絡み合ったものだったことが判明します!
立ちはだかる数々の困難、そして衝撃の再会と別れ。
一瞬も目の離せない展開が連続しますよ!!
その荒々しくも描きこまれた筆致で繰り広げられる迫力のアクション、そして二転三転するストーリー。
本作がデビュー作となる白川先生ですが、これからの飛躍も期待してしまう内容の一冊になっています!!
おかげで(?)連載も好評だったのか、本作の後日談となる「外伝」は現在隣のヤングジャンプにて公開中!
こちらも併せてごらんいただくと、一層楽しめるでしょう!!
今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
「黒鉄の太陽」第2巻 白川雷電先生
集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。
さて、地下の世界でクロガネと出会い、妹を探すために旅を始めたリン。
ですがそこで、この異様な世界の秩序を崩壊させているのがデジャミという存在であることを知ります。
その直後、記憶装置とどうかして動けなくなったクロガネと、薬を盛られて力が入らないリン、そして地下文明で暮らす白髪の民のもとに、デジャミの部下らしき二人組が現れて……!
突如襲来した二人。
殺気を放つ二人を前に、リンとクロガネは身動きが取れない状態。
白髪の民は、そんな二人に逃げるように言うのですが……この状況で逃げたところでどうにかなるというわけでもありません。
注意深く周囲をうかがってみますと、敵がやってくると同時に心臓を貫かれた白髪の民の長に、その娘が縋りついて泣いているのが見えました。
リンはとっさに娘を抱きあげ、彼女を安全な場所に逃がすために走ったのでした!!
二人組の女性の方、アインはリンを追います。
そして残った男……ガルドは、この場に立ちはだかる白髪の民の戦士たちに照準を合わせます。
こっちのほうが楽しめそうだ。
ガルドは素手で白髪の民の戦士4名と戦おうとしているようですが……?
娘を抱え、路地を走るリン。
そのあとを、しっかりとアインが追ってきています。
このままでは遠からず追いつかれてしまうことでしょう。
どこかに身を隠さなければならない……
そんなことを考えているうちに、分岐路に差し掛かります。
リンは右側の通路に駆け込み、物陰に隠れます。
そして、ほどなく追いかけてきたアイン。
そのアインが気が付くように、リンの能力を使って左の通路でもの音を立てたのです。
その音のほうへ向かっていったアイン……
足音を徐々に遠ざかっていき……なんとか撒けたか、と安堵したその時のことです。
アインの頭部から髪の毛のように伸びた触手のようなものが一本のびてきて、リンの間近まで近づいてきて……
リンが持たれかかっていた壁が、崩壊したのです!!
アインは笑います。
ワタシの鞭髪には、目の役割もあるのよ!!
再び逃げ出すリン。
ですが、すでにアインの鞭髪はリンの足を捕えています。
そのまま一気に体を持ち上げ、後方へ叩きつけ……!!
そのすさまじい勢いのまま、後方へ転がって壁に激突してしまうリン。
それでもリンは、抱え込んだ白髪の少女を離しません。
少女は、今の状況のことなど全く見えておらず、うわごとのように倒産のところに返してください、助けなきゃ、血を止めなきゃ、と繰り返すばかり。
その様子を見て、リンはこの地に落ちた直後の自分と照らし合わせるのです。
目の前に現れた怪物、そしてその怪物の口いっぱいにぎっしりとひしめく人間の頭蓋骨。
その中に見えた、両親の遺品……
目の前につきつけられた絶望の現実に、悲嘆に沈みこんでしまったリン。
そんな彼女に、ちょっと型破りではありましたが……すぐに力づける言葉をかけてくれたクロガネ。
そのおかげで、リンはこうして再び立ち上がることができたのです。
ならば今リンができることは……
もはや助けることなどできない、死に向かうだけの状態だった白髪の民の長。
そんな長に、リンは言われていました。
こいつを生かしてやってくれ、と。
リンは彼女をそっと抱きしめ……戦う決意を決めたのでした!!
ほどなくアインがやってきました。
アインは黒髪であるリンは生け捕りにしろと言われたらしいのですが、リンが抱きかかえている少女はベル。
ゆっくりと近づいてくるアインですが、アインは自分をにらみつけるそのリンの表情が……何かを想い起こさせて気に入らないようですその顔をやめろ、そう言って、リンに激しい攻撃を仕掛けてくるのです!!
ですがリンの表情は全く変わりません。
しびれを切らしたアインは、リンをつるし上げてこういうのです。
大体女が生身で戦場に出てくるなんておかしいんだよ。
直後、アインは自分の顔にはめられていた仮面をとりました。
その下にあったのは、
焼けただれたどくろのような顔!!
ワタシは家族を生かすために、身体も失くして戦ってんのに!
子供を産むことも育てることもできなくなったのに、お前は……
そう言って、怒りの炎を燃えたぎらせるアイン。
ですが、怒りに燃えているのはアインだけではありません!!
この子に手はかけさせない!!
アインにいたぶられている間に、リンの体を犯していた毒が抜けたようです。
リンは闘志をもやすのですが、まだアインの拘束からは逃れられません。
アインは武器を構え、とどめを刺そうと構えました!!
その時、リンの姿を見ていた少女もようやく目を覚ますのです。
もう見ているだけじゃイヤだ!
そう言って、少女はこの街に仕掛けられていた仕掛けを作動させました!
すると足場が一気に崩れ、アインは体勢を崩し、リンはようやくその拘束から解かれます。
そして、懐に隠し持っていた、エネルギーの塊……「太陽」を取り出し、リンに投げつけました!!
その太陽、触れた瞬間から温かさを感じ……同時に、その体に力がみなぎるのを感じるのです!!
直後……リンの体は、超能力を解放する際の姿……白髪の民のような、真っ白な髪へと変じたのでした!!
というわけで、いよいよクライマックスを迎える本作。
この後、物語は一気に急展開!!
ついに本作の黒幕であるデジャミが登場し、そしてその恐るべき計画を実行に移すことになるのです!!
この物語が始まって以来、数々繰り広げらえてきた残酷な出来事や、数々の謎。
それらはすべて、この物語に密接に絡み合ったものだったことが判明します!
立ちはだかる数々の困難、そして衝撃の再会と別れ。
一瞬も目の離せない展開が連続しますよ!!
その荒々しくも描きこまれた筆致で繰り広げられる迫力のアクション、そして二転三転するストーリー。
本作がデビュー作となる白川先生ですが、これからの飛躍も期待してしまう内容の一冊になっています!!
おかげで(?)連載も好評だったのか、本作の後日談となる「外伝」は現在隣のヤングジャンプにて公開中!
こちらも併せてごらんいただくと、一層楽しめるでしょう!!
今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!
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