yb0
今回紹介いたしますのはこちら。

「妖怪番長」第3巻 柴田ヨクサル先生 

講談社さんのイブニングKCより刊行です。

さて、河童に闘魂を注入され、何とか百鬼蝦蟇撃退した巫子たち。
残った河童はというと、元人間で人に害なす存在というわけでもない様子。
これにて今回の妖怪退治は終了といったところなのでしょうが……


なんだかんだいろいろとありまして、河童は巫子たちの仲間になる、ということに一応なったようです。
木場は3人と河童を車に乗せ、どこかへ向かっていきます。
どこに向かっているのか……木場もはっきりとはわかっていないようで、正義の妖怪の総本山「らしい」場所に行こうとしているのだそうで。
そこで腰を落ち着けての長期任務となるのか、挨拶だけしてすぐ次の場所に向かうのかもわからないのです。
そもそも木場自身、妖怪に関しては勉強中なんだそうで……河童の知識1000年分を受け継いでいる河童の仲間入りはありがたいのだそうです。
それはともかくとして、河童が気になるのはお金のほうです。
妖怪退治は賞金制なのか?
強い妖怪とタイトルマッチ級の戦いがしてみたい、賞金が出たほうが燃えるよな、と格闘家的な側面で考える河童。
ですがそんな河童に、木場は賞金などない、給料もない、ときっぱり!
金額の大小はともかくとして、今の河童はあのプロレスのコスチューム的な服しか持っていません。
自分の服くらいは自分で買いたいという河童なのですが……
ドガシャン、と車を大きな衝撃が襲います!!
慌ててブレーキを踏んでわき道に突入して停車、助手席からいの一番に河童が飛び出したのですが……
車の屋根の上に、
yb1
なんか……カラス天狗的なやつが乗ってるじゃありませんか!
まぁ河童も妖怪ですから、天狗を見ても驚いたりはしません。
なんだテメェ、なにか用か?と屋根の上に自分も上がり、にらみつけるのです。
とりあえず吹っ飛ぶか?
そう迫ってくる河童に、ようやくカラス天狗も相手がただの人間ではなさそうなことに気が付いたのですが、時すでに遅し!
目にもとまらぬジャンピングソバットがカラス天狗にさく裂!!
カラス天狗はものすごい勢いで吹っ飛ばされました!!
とはいえ相手も妖怪、一撃でクリアとはならず、すぐに体勢を立てなおします。
テメェこそなんだ、と吐血で汚れた口をぬぐい、立ち上がるのです。
第2ラウンド開始……と行きたいところですが、ここで木場が割って入りました。
なんでもこれから向かう先で、「正義の天狗」に会う予定なんだそうです。
子のカラス天狗はおそらく敵の天狗だとは思われるのですが……一応確認することにしました。
お前は別の派閥の天狗の手下か?
ドストレートに尋ねる木場、天狗もわざわざそんな質問に正直に答えたりはしません。
問答無用で爪をふるってくるのですが、木場はそれをあっさり回避!
開戦か!と、すかさず河童がカラス天狗の顔面を殴りつけるのです!!
が、戦意をみなぎらせる河童を木場は制止しました。
最初のソバットが効いていて、カラス天狗は弱っている。
人間が戦う妖怪としては丁度いい、と自分が前に出たのです!!
布袋蟹に続いて、2度目の妖怪との戦い。
木場はまず、カラス天狗の前に立ってこういうのです。
まずは最速で蹴るから、かわすなり受けるなりしろ。
まるでエアのマスターのようなセリフを言った直後
yb2
強烈な前蹴りがカラス天狗に直撃!!
そのあまりの威力に天狗は血を吐き、たまらず飛んで逃げ出そうとするものの……意識を保つことすらできず、落下、昏倒したのでした!!

その勝利は当然とでも言うように、4人に行こうかと声をかけて車に向かって歩きだす木場。
ちなみにこのカラス天狗、いつものように鎖子が取りこむ……ことはできません。
鎖子が取りこめるのは、巫子が倒した妖怪だけというくくりがある様で。
夢の中で倒すというのがカギなのか、鎖子が絶対の信頼を寄せる巫子というのがカギなのか……
ともかく、巫子が倒した妖怪ならば、鎖子の「心の限界」まで妖怪を取りこむことができるんだそうです。
と、そんなとき、河童が木場に肩をつかんで呼び止めます。
お前も妖怪か?
そう尋ねる河童……まぁ、あれだけの強さを見せられたらそう考えるものもいるかもしれません。
ですがもちろん木場は人間。
人間なりに頑張るつもりだ、と言い切る木場ですが……そんな木場に河童はどんどんと興味がわいてきます。
マジか、死ぬぞ。
……ちょっと試したい……一回戦ってみっか?私と。
yb3
格闘家の血が騒いだのでしょう、河童はどうしても木場の実力を試してみたくなったようです。
木場は、仲間同士での戦いで負傷したら、損以外ない、と全くその気がわかないのですが、河童はもう止まりません。
怪我の一つや二つはするが、良いだろうそんなの、戦ってみたいんだから。
実は「闘魂」系だろ?私は「闘魂」だった!
そう言ってなんだか自分で勝手に機運を上げていき、木場に素早い蹴りを放ったのです!!
が、その蹴りは木場の顔の手前で止まりました。
全く動かずそれを見た木場は、当たらないとわかっていた、と冷静に反応。
その返答を「やる気が出た」と解釈した河童は、いよいよ本気に!!
次は当てる!と殴り掛かったのですが……!?


というわけで、新シリーズに突入する本作。
河童&百鬼蝦蟇を倒したのもつかの間、次なる敵は天狗!
木場も行っていたように「派閥」ということで、今度の敵のカラス天狗は一匹ではありません!!
最初に倒したカラス天狗も雑魚にすぎず、この後もどんどんカラス天狗や……そして、悪の天狗の派閥のリーダーなどが登場!!
河童という心強い仲間はできたものの、河童も特別な能力はなく肉弾戦メイン。
敵の種類によってはほとんど役に立たない可能性もあるわけです。
ですが、味方の総本山に向かうということは当然新たな見方キャラも登場するはずで……!?

そんななし崩し的に始まるVS天狗編、果たしてどのような妖怪が現れ、どのように戦うのか?
敵の妖怪の能力は?
巫子の新たな力が開眼するのか?
ヨクサル先生らしい、コミカルでのんびりとしたムードを漂わせつつ、先生作品史上最高のバイオレンス具合を誇る本作、激しいアクション以外にも目の離せない展開がいっぱいですよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!