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今回紹介いたしますのはこちら。

「独裁者ジーク」第2巻 原作・稲吉慶先生 作画・葉生田采丸先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。

さて、自らの血で印をつけることで、特定の物質を支配することができる「独裁」。
その能力を駆使して世界を支配しようとするワルキューレ帝国に対抗しようとして、世界各国は才能ある若者を結集して独裁の腕を磨く学校を作りだしました。
そこで独裁術の成績のトップを走っていたジークは、なんとワルキューレ帝国の王の息子。
非道の父を倒すために独裁者学校にやってきたジークでしたが、勉強の日々が続く中で突如としてワルキューレ帝国の刺客、「親衛隊」が来襲!!
独裁者学校は一気に崩壊に導かれ、ジークは生き残った数少ない仲間とともに反撃を試みたのですが……?


友人の一人がまたその手にかけられてしまったものの、ジークたちは何とか親衛隊を二人倒すことができました。
ですが、まだ親衛隊3人残っています。
その一人一人が、誰をとってもこの学校を破壊しつくすばかりの力を持っていて……
この学校にどれだけの生徒が生き残っているのか、教師はどれだけ残っているのかわかりません。
そして、彼らが駆け付けてくれることも考えづらい今……とにかく親衛隊に見つけられないように息をひそめ、連合軍の救助隊がやってくるのを待つほかないでしょう。
連合軍は何をしてるんだ、ちんたらしてたら全滅しちまうだろうが!!
ソルがそう苦々し気に言いながら窓から空をみると……一気の飛行機がちょうどやってきており、そこから数名の兵士たちが降下してくるではありませんか!
彼らの服には、連合軍のマークが付けられています。
ようやく連合軍の援軍がやってきてくれたのです!!
ソルは慌てて手を振り、ここだ、助けてくれと声を張り上げるのですが……それはとんでもない悪手!!
連合軍がその声を聞きつけたとしても、地上に降りてくるまではまだかかるでしょう。
それまでに親衛隊に気づかれでもしたら……!!
慌てて一同がソルの口をふさぎます!
…………とりあえず、親衛隊には気づかれていない……と安堵しかけたその瞬間です。
猛烈な勢いで、親衛隊の女がこちらに向かってくるのに気付いたのは!!
窓際に立っていたローゼンポーがそれに気づき、とっさに身をかがめます。
幸い直撃を逃れることができたのですが……親衛隊の右手には、ちぎれた……腕が握られています。
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ローゼンポーの右腕です。
その一瞬で、ローゼンポーの右腕が千切り取られてしまったのです!!
親衛隊はその腕を投げ捨て、再びローゼンポーに襲い掛かります。
ですが、ローゼンポーは力を振り絞ってそのちぎれた腕から吹き出す血で空中に十字を描き……
空気を「独裁」したのです!!

空気を独裁し、暴風を巻き起こすことで一同を吹き飛ばし、親衛隊からいったんは逃れることができました。
ですが、腕を千切られたローゼンポーは虫の息。
救援隊が来てくれたんだから、なんとしても生き残ろうと机上に語るローゼンポーですが……このままでは長く持たないでしょう。
すかさずジークは自らの指を噛みきり、ローゼンポーの傷口へ。
ジークは鉄の独裁を得意としているため、血中の鉄分を操作して止血することができるのです。
それでローゼンポーの傷口は何とかふさぐことができました。
が、すでにジークの背後には先ほどの親衛隊の女が迫ってきていて……!
ジークはそれに気が付いています。
それでも全く焦りを見せず、ローゼンポーに休むことに集中しろと語りかけて……血液の剣を作りだし、放り投げたのです!!
投げた先にいたのは、ミーアです!
ミーアはジークの独裁を受けることにより、超人的な身体能力を発揮することができます。
そのスピードは親衛隊ですら反応しきれないもの!!
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その斬撃によって、親衛隊の左腕と左足を切り落とすことに成功したのです!!
それでも体勢を立てなおして襲い掛かろうとする親衛隊ですが、ソルがすかさず水を独裁、降りしきる雨によって濡れている足場をさらに滑りやすくし、親衛隊のバランスを崩して滑り落とします。
その先に待ち構えていたミーアが、剣を親衛隊ののどに突き立てました!!
ですがそれでも親衛隊は止まりません!!
ミーアにそのまま飛びつき、もろともに高所から落ちていったのでした!!

電線の独裁を得意とするスピアーズがすかさず電線を投げ、ミーアはそれをキャッチ。
何とか落下を防ぐことはできたのですが……まだ親衛隊は、ミーアの右足首にしがみついています。
そしてその万力のような力でミーアの足首を砕こうと力をこめてきて……!!
とその時、ミーアはぶら下がっている目の前の部屋のすぐ近くにコンセントがあることを発見。
すかさずジークに操作させ、そこに電線を差し込みます!
そしてスピアーズに電線を手放させ、ブーツを脱ぎ捨てることで親衛隊を地面に落としました!!
その程度では大したダメージを受けない親衛隊ですが、落ちた先には雨でできた水たまりが。
そこに片側がコンセントにつっこまれた電線が垂れ落ち……
高圧の電流が流れ、親衛隊は丸焦げになったのでした!!

ようやく親衛隊の女を倒した一同。
ですが、騒ぎを聞きつけたのか、もう別の親衛隊がその場に着てしまったではありませんか!!
その親衛隊はすさまじい勢いでジークたちが乗っている建物を蹴り飛ばすと、建物は大きく揺れ……いーくがバランスを崩し、落下してしまったのです!!
落ちて言った先には、その親衛隊が待ち構えています!!
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このままでは、落ちていった先に待っている、親衛隊の必殺の一撃をただ受けるしか道はありません!!
果たしてジークはこの絶体絶命の危機を逃れることができるのでしょうか!?
それとも……!!


というわけで、親衛隊とジークたちの戦いが描かれる今巻。
親衛隊の恐ろしい強さがクローズアップされ、激しい戦いが描かれていきます。
何せ本作、萌え系を得意としていた葉生田先生の描く可愛らしいキャラだろうと、容赦なく腕が飛ぶんですからもうとんでもありません!
主要キャラだと思われていた人物でも容赦なく脱落し、これからの物語の舞台となると思われた場所でもあっさり崩壊。
そんな油断ならない物語がこの後も続いていくわけです!!
この後、新展開となっていく本作ですが、その油断ならない物語運びは続きます。
学校が崩壊した後の物語の展開はどうなるのか?
片腕がなくなったローゼンポーは助かるのか、親衛隊の魔の手に飛び込む形になったジークは逆転できるのか?
そして救援部隊の実力は……?

前巻で、今後の物語のカギになる予感がしていたミーアの出自は今回出番なし。
それどころかミーアの存在感がほとんどどありません!!……サービスシーン以外では!
逆に他のソルやスピアーズを掘り下げてみたり、今まで謎が多かったワルキューレ帝国の王の人となりなども明かされていきます。
そんな中で特に目立つのは、ローゼンポーの活躍!
作者さんも気にいっているのか、能力の扱いやすさもあるのか、大活躍&サービスシーンもばっちりですよ!!
表紙にもミーアより先に登場してますし!!
……死亡フラグじゃないですよね……?


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!