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今回紹介いたしますのはこちら。

「残念女幹部ブラックジェネラルさん」第1巻 jin先生 

富士見書房さんのドラゴンコミックスエイジより刊行です。

jin先生はweb漫画で活躍し、15年に商業デビューした漫画家さんです。
ドラゴンエイジに何作か読み切りを発表したのち、好評だった作品を原型とした本作の連載をスタート。
そしてめでたく単行本刊行となりました。

そんな本作ですが、昨今の流行りの一つであるヒーローものです。
ですが、ヒーローものといっても主役はヒーローではなく、敵の女幹部だったり。
おまけに激しい戦いが繰り広げられるわけでもない本作、その内容とは……?


街角にある小さな公園。
そこに、いかにもといった感じの、軍服風の衣装に眼帯と言ういで立ちの女性、そして全身タイツの三人が現れました。
彼らは、世界征服を目指す秘密結社、RX団。
その女幹部、ブラックジェネラルと戦闘員です。
彼らは世界征服の第一歩に、この街を選んだのでした!!
ですが、そんな黒い欲望をよしとしないものがいるのです。
公園に響き渡る、猛々しい声!!
そうはいかんぞ!
貴様らのバカげた行為、この私が叩きつぶしてやろう!!
そう言って、その声の主がその場へさっそうと降り立ってくるのです!!
その声の主は……本物のヒーロー、ブレイブマン!!
正義を守るヒーローだけに、平和を乱す悪の気配には敏感な様子。
早速この場にやってきて、悪の組織の野望をくじきに来たわけです!
ブレイブマンの姿を見ると、女性幹部ことブラックジェネラルは笑い始めます。
まさかこんなに早く本物のヒーローに出会えるなんて。
でも果たしてあなたに私たちが倒せるかしら?
ブラックジェネラルは何やら自信満々です。
何もしないうちからヒーローがやってきたにもかかわらず、余裕綽々……
その理由は、情報にあると言います。
戦いにおいて最も重要なものは、情報であると言い切る彼女。
活動を始めた手であるRX団の情報などさすがに知るはずもないブレイブマンですが、逆にブラック児ジェネラルはブレイブマンのことを何でも知っている、と豪語するのです!
そしてブラックジェネラルは、ブレイブマンのすべてを知っているその理由まで教えてくれました。
私が、あなたのファンだから。
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正味、あなたの大ファンだから!
大事なことなのか、繰り返してきたブラックジェネラル。
敵対するはずの相手に、ファンだと打ち明ける……
あまりに不可解な告白に困惑するブレイブマンではありますが、情報が戦いを左右するというのは間違いではありません。
RX団の情報もありませんし、ヒーローである自分のデータが知られていても不思議はないわけで……慎重に戦おう、とブレイブマンは間合いを測るのでした。
膠着状態になりかけたその時、ブラックジェネラルは再び口を開きます。
そこでファンとしてサービス。
一ついいことを教えてあげる。
この状況で、一体何を言うというのか?
緊張の面持ちで次の言葉を待つブレイブマン……
そして、ブラックジェネラルは続けます。
RX団幹部ブラックジェネラルこと、この私は……
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処女よ!
……いったいこの人は何を言い出すのでしょう。
知りたいかなと思って、となぜかご満悦の表情を浮かべるブラックジェネラル。
完全に理解不能なブレイブマンですが……自分をからかっているんじゃないか?という結論に行き付いたようです。
じわじわわいてきた怒りと体にこめ……
ヒーローを舐めたその態度、後悔することになるぞ。
そう言って、ブレイブマンは突進!!
ブラックジェネラルに、必殺の得意技、ブレイブパンチを放ったのです!!
一撃必殺と言っていい威力を秘めたその一撃ですが、ブラックジェネラルはあんな感じながらさすが悪の組織の幹部といったところか、紙一重で回避しています。
その身のこなしはさすがですが、ブレイブパンチが広範囲に発生させる衝撃波までは避けきれなかったはず!
衝撃波を受けたであろうブラックジェネラルのほうに視線を移すと……確かに衝撃波は命中していたようです。
その衝撃波で、ブラックジェネラルの
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服が破れ、豊かなお胸がまろび出かけていましたから!!
その格好に気づいたブラックジェネラル、顔を真っ赤にして鼻血を噴き出しながら、まさかいきなり野外で服を脱がされるなんて、ブレイブマンってこういうのが好きなのね、ともじもじ服を直し始めます。
ブレイブマンは、その表現は誤解を招くからやめろ、と大慌てするのですが、時すでに遅し。
戦闘員たちから注がれる冷たい視線にブレイブマンは悶絶することになるのです……

今日のところはこのくらいにして老いてあげるわ、と言い残して去っていったRX団。
取り残されたブレイブマンは……崩れ落ち、得体のしれない喪失感に苛まれ……
一応世界の平和は守ったものの、心の平穏が奪われたブレイブマン。
このブレイブマンの苦悩は、これから先も続くことになるのです……!


というわけで、ブラックジェネラルとブレイブマンの戦いを克明に描いていく本作。
この後も、ブレイブマンが好きすぎるブラックジェネラルが、彼に何かと戦いを挑み、そして負けはするもののブレイブマンが翻弄されていくこととなります!!
そんな二人のかみ合わない関係を面白おかしく描いていく本作なわけですが、もちろんそれだけではありません!
発足したばかりのRX団、ブラックジェネラルの姿を見るに、あんまりまともな悪の組織じゃなさそうな感じを受けてしまいます。
まぁ実際その通りなのですが、徐々に、本当に徐々にその勢力を拡大!!
ボスと秘書と戦闘員数名、そしてブラックジェネラルしかいなかったこの組織に、悪の組織には欠かせないマッドな科学者や怪人といったキャラクターなどが参入!!
それらの個性豊かなキャラクターが物語に参加していき、物語をどんどんにぎやかにしていくのです!!
ブラックジェネラルの台頭にもなっているほどの残念加減、そしてそこからくるかわいらしさはもちろんのこと、そんな多彩なキャラクター可愛さも堪能できますよ!!
キャラクターも増えていき、ブレイブマンの苦労と楽しさも増えていっこと間違いなし!
今後も繰り広げられていくであろうドタバタ劇が楽しみですね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!