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今回紹介いたしますのはこちら。

「七つの大罪」第19巻 鈴木央先生 

講談社さんのマガジンKCより刊行です。

さて、十戒のメラスキュラとガランに遭遇したバンとジェリコ。
メラスキュラの力によって、バンの求めていたエレインの復活は成就しました。
が、エレインはその心の中の悔いを増幅させられており、バンたちに襲い掛かってきたではないですか!
ジェリコの活躍もあり、エレインは何とかメラスキュラの支配を脱しかけるのですが、その代償は再びの死。
今にも消えそうなエレインを前に、バンはメラスキュラたちへの怒りを爆発させ、十戒へ戦いを挑むのでした!!


バンのとっておき、「狩りの祭典(ハンターフェス)」により、1VS1の戦いを挑んでいたガランは予想外の苦戦を強いられることとなります。
半径数十メートルの、十戒の二人も含むすべての生命体からある程度のエネルギーを奪い、自分の力にするその技。
対峙したガラン自身の力も半分ほどしか出せないほどにエネルギーを奪われ、そしてバンの力は何倍にも膨れ上がる……
そんな状況になり、発動前ならばガランが圧倒していた力の差は、今やバンのほうがやや優勢になるほどになっています。
バンのヌンチャクの攻撃を顔面に受け、ふらつくガラン。
人間の分際で小癪な、と怒りに震えるガランですが、バンもまたなかなか決定打を与えられないようで……
そんな戦いを見ていたメラスキュラは、それならもっと力を奪えばいいのに、と口をはさんできました。
力を奪い続け、なくなったところでとどめを刺す、自分ならそうする。
でもそうしないのはなぜなのか?
答えは「できない」、あなた自身の許容量が問題なんじゃないか?
メラスキュラは冷静にそう分析したのです!!
そして、バンのその力は長い間持続しないことも看破します。
少し息切れもして来たみたい、時間に限度があるのか?
自分の危険の及ばないところで、全てを見透かしたかのように上からの言葉を投げかけてくる……
バンはとうとう怒りに耐えきれなくなり、てめぇは俺の一番嫌いなタイプだ!と、メラスキュラにターゲットを変更したのでした!!
ですが、メラスキュラはそれを持っていたのです。
にこりと笑みを浮かべたかと思うと、その体から黒い影のようなものを発生させ、瞬く間にバンの体を包みこんでしまったのです!!
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その影の中は、外界と完全に遮断された空間のようです。
その中で、バンはメラスキュラと二人きりに。
有無を言わさずヌンチャクをふるうバンでしたが、メラスキュラはその攻撃をかわした……と言うより、元からその場にはいなかったかのように姿がなくなり、違う場所に現れます。
どうやらこの空間の中で、メラスキュラに打撃を与えるのは難しい様子、
それを察したバン、ここで魔力が切れるまで時間稼ぎをしようと言うのか?だがテメェらこそ俺を殺すことはできないとメラスキュラをにらみつけるのです。
確かにバンの「不死身」は、十戒の力を持ってしても打ち破ることはできません。
上半身と下半身を切り離しても、頭を粉微塵にしても、バンは瞬く間に再生してしまうのですから。
しかしメラスキュラはそんなバンを倒す算段はできているようです。
メラスキュラの「信仰」の力は、自分の前で「不信」を抱くものは、その両目を焼かれる。
ですがバンは、エレインの理不尽な怒りが己の体に牙をむけようとも、一切の疑心も嫌悪も抱きませんでした。
そんなバンを、純粋で美しい魂だ、メラスキュラは称賛します。
そして、その魂こそがバンを倒す手掛かりなのです!
体が死ねば魂はあの世に旅立つ。
魂が死ねば、体は生きた抜け殻になり……もう二度と愛するものを想うことも、長い年月を経て転生することもない、無となる。
そう言いながら、メラスキュラがバンの背に手を当てると……!!

影のドームが姿を消すと、そこにはメラスキュラに背中を触れられた番が立ち尽くしていました。
そして、バンの口から……白いものがとびたっていったのです!!
これは、バンの魂!!
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体から引きはがされたバンの魂は、改めて伸ばされた影の手によって捕獲。
その瞬間、バンの心に今までの様々な思い出が次々に思い起こされました。
メリオダスとの出会い、エレインとの出会い、七つの大罪との思い出、育ての親だった地場ごとの思い出、エレインとの、地場ごとのわかれ……
これは、走馬灯……!?
今まさに、バンの魂はメラスキュラに食われ、無になろうとしているのです!!
それまでは大人しく見ていたガランですが、途中までとはいえ戦った相手の魂。
それをくれないかとメラスキュラに迫っていきました。
駄目だと断るメラスキュラですが、その隙をついてエレインは残されたわずかな力を振り絞って風を巻き起こしました!
その風により、わずかにメラスキュラの拘束が緩みました!
隙をついて逃げ出すバンの魂……ですが、それを見過ごすガランはありません!!
目にもとまらぬスピードで飛び上がり、魂をわしづかみ!!
そしてそのまま……
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飲みこんでしまったのでした!!


というわけで、魂が呑み込まれてしまった今巻。
確かに体は、どれだけの損傷を受けても瞬く間に再生し、不死身を誇るバン。
ですが、魂がなくなった抜け殻となってしまえばもうそれは死んだも同然です。
十戒の実力は確かに本物。
ですがあれだけのしぶとさ(と人気)を誇るバンが、簡単にやられてしまうでしょうか?
無となったはずの状態から、まさかの逆転があるというのでしょうか……

そしてこの後、いよいよ最後の七つの大罪が登場!!
七つの大罪最強の力を持つと言う、<傲慢の罪>エスカノール。
その実力は果たしてどのようなものなのか!?
驚きのその人物像と、強大な力がいよいよ明かされるときが来るのです!!

さらにディアンヌの物語も進展し、さらにさらに十戒の隠された真実までもが判明!!
ますます混沌としていく本作、息をもつかせぬ展開が続きますよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!