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今回紹介いたしますのはこちら。

「SHIORI EXPERIENCE(シオリエクスペリエンス) ジミなわたしとヘンなおじさん」第6巻 長田悠幸先生・町田一八先生 

スクウェア・エニックスさんのビッグガンガンコミックスより刊行です。

さて、自分たちの甘さを思い知らされ、出直しとなった本田達。
散り散りになりかけた一同でしたが、本田の頑張りに触発されて立ち上がります!
本田も苦心の末ジミヘンに認められる曲を作曲することができ、いよいよ再始動となりそうです!


日本がソイソースくせぇってのはほんとなんだな、匂いが体にしみ突く前にさっさとアメリカに帰ろうぜ相棒。
そう言いながら日本に降り立ってきたのは……フォードとカートでした!!
日本に、自分と同じように、ジミヘンに憑かれたものがいる、と知った彼らは、はるばる日本までやってきたわけです。
が、その情報をつかんでからここまでやってくるのに1か月近くかかってしまっていました。
その原因はひとえに……彼らに乗っかって日本にやってきた、丈二にあります!
アメリカで無一文になり路頭に迷いかけていたところでフォードたちに出会い、案内役も兼ねて一緒に日本に連れていってもらうことにした丈二。
ですが彼は根っからのトラブルメーカーでして、ことあるごとに騒ぎを起こします。
フォードたちが旅費を稼ごうとストリートライブをしようとしても強引に割り込もうとしてみたり、酒を飲んで暴れて留置所にぶち込まれてしまってみたり……
そうこうしている間に時間が経ってしまったわけですが、実際フォード敗訴がなければいけない理由もあるのです。
その理由は、フォードのマネージャーにありました。
以前トラブルがあったときに、「マネージャーに殺される」とぼやいていたフォードでしたが、実はそれ、冗談ではありません。
フォードのマネージャーをしている老人は、長年アメリカの音楽業界を裏で牛耳り、決して表舞台には出てこない死神のような男だというのです。
フォードは街でギターをかき鳴らしていたところを、そのマネージャーにいきなり大金を手渡されてスカウトされたと言います。
もちろんそれは彼の技術を買ってのことではあるのですが……それ以上に、カートの影響を色濃く受けたスタイルと、にじみ出る野心を見込んだのだそうです。
そしてのちにマネージャーとなるその男は、フォードの顔を覗き込んでこう言ったのです。
「CROSS ROAD」を知っているか?と。

フォードはマネージャーとともに雨の降り注ぐ「十字路」に連れ羅て来られました。
そこには、黒服に監視されながら、一人の男がギターを手に祈りをささげています。
悪魔よ、我に超絶ギターテクを与えたまえ!
そんな渾身の祈りもむなしく、一向に何事も起こる様子がないのです。
その男に、マネージャーは近寄っていき優しく声をかけました。
もういいよ、休みたまえ。
その声を聞き、男は明日またやってみますので、と謝罪をするのですが、その直後でした。
マネージャーが容赦なく、拳銃でその男の頭を撃ち抜いたのは!!
しかもそれだけではなく、マネージャーは今撃った男をスカウトしてきた黒服の足も撃ち抜きました。
みたてを誤った部下にも容赦ない鉄槌を下したマネージャーはつぶやきました。
CROSS ROADは27歳以下なら誰にでも番人が降りるわけではないらしい。
契約者と番人のチューニングが合わなきゃいけない。
そう言って彼はフォードの方を振り向き……
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さぁ次は君の番だフォード、俺の期待を裏切るなよ。
……そう言ったのです。

本田達は、今まで以上に熱の入った練習を繰り返していました。
決意の表れか、髪を切り、さらにヴォーカルに専念することにした目黒を筆頭に、ひたすら練習を重ねてレベルアップをした台場と川崎、そしてしれっと戻ってきたプリンス君も目黒のベースの後釜に座って頑張っています。
プリンス君のテクニックは意外に(?)高かったようで、この猛練習にもしっかりとついてきてくれました。
井鈴の姿はまだありませんが……ここで無理に呼び戻しても意味がありません。
彼女なりの結論を見つけ、自分自身で立ち上がって戻ってくる日を信じて待つしかないのです。
そんな練習風景を、ジミヘンは笑いながら見つめています。
自分が気になったところを指摘しようとしても、本田が一瞬早く自分で気が付いてきっちり問題提起する。
そこでメンバーはそれぞれのパートの気になるところを忌憚なくぶつけ合い、より完成度を高めていき……
ようやく一丁前のバンドらしくなってきたじゃねーか。
本田が地獄の入り口で落とした一滴が呼び水となり、メンバーとともに雫を落とし続けることができたなら、やがてそれはあふれ出し、河となって伝説という名の大海へたどり着く。
その大河の一的になれるかどうかは、ここからのアレンジ次第……
本田達のこれからにつながる練習風景を見守りながら、ジミヘンは昔のことを思い出していました。
バンドの仲間たちとともに、伝説を築き上げるために訓練を繰り返した日々のことを。
ジミヘンは、しみじみと漏らすのです。
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俺もバンドやりてえなあ、と。

そのころ、丈二の発案でフォードたちはひたすら動画を見ていました。
「ジミヘン 生まれ変わり」。
そんなワードで引っかかる動画を片っ端から見て、「番人」に憑いている人物がいるかどうか調べる……
番人がついているものならば、番人の姿を見ることができるという能力と、最近のなんだかすごいものがあれば動画にアップされるという時流を利用しての作戦というわけです。
とはいえジミヘンもビッグネーム中のビッグネームですから、引っかかる動画の数も半端ではないのですが……
結構あっさりと見つかっちゃいました。
ギターをかき鳴らす謎の男、JO-Zこと、
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変装した本田と、その背後にいるジミヘンの姿が!!


というわけで、またも新たな展開を迎える本作。
もう一段上のステップに到達し、さらに上を目指し始める本田達。
そして日本にやってきた、フォードたち。
彼らの距離は一気に縮まり、いよいよ出会う……ということになりそうです!
果たして本田とフォードは出会うことになるのでしょうか。
そして出会った時に何が起こるのでしょうか。
あの恐ろしいムードを持つフォードのマネージャーの存在もあり、この後の展開が非常に気になってしまうところです!!

同時に丈二と本田の再会や、刻々と近づいてくるタイムリミット……
様々な気になる要素が盛り込まれていく本作ですが、今巻の最大の見どころはなんといってもこの後にあったりします!
見逃せないシーンがたっぷり描かれた根幹も必見ですよ!!


今回はこんなところで!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!