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今回紹介いたしますのはこちら。

「天野めぐみはスキだらけ!」第2巻 ねこぐち先生 

小学館さんの少年サンデーコミックスより刊行です。 

さて、中学時代は疎遠になっていた幼馴染、めぐみと高校が一緒になるとまたよく絡むようになってしまった学。
学は憧れの君、美川さんも目指す東大を目指して勉強に打ち込みたいのですが、そのすぐ近くでめぐみがスキだらけのむっちむちなボディをさらしながらちょっかいを出してくるのですからたまりません!
学は今巻こそキッチリ勉強に集中することができるのでしょうか!?


ある日のことです。
学は、めぐみの家の前で彼女のことを待っていました。
今日は彼女とある場所に行くことになっていたのですが……ほどなくして、めぐみがやってきました。
やってきた彼女、浴衣姿。
学は平然を装いながらも、やけに気合入ってんな、と内心思ってしまうそんな姿で二人が行く先は……お祭りです!!

2万発の花火や巨大かがり火などなどが売りの、北陸地方最大級の有名なお祭り、そこに二人は行くことになったのです。
車はその来客で混雑するため、二人は電車で向かうことにしたのですが、やはり電車のほうも大変混んでいます。
ただでさえ、お祭りなんかに行くくらいだったら家で勉強をしたいというタイプの学がなぜこの提案を受け入れたのかと言いますと……
先日、めぐみがある試験を受けるために学にそのための勉強を教わる、と言う出来事がありました。
結果は上々でして、ご両親からも御褒美をいただいたんだそうですが、お世話になった学にもお礼をしろと言われたのだそうです。
そこでめぐみは、このお祭りで何かをおごってあげよう、と学に提案。
学はと言うと、予想通り勉強するからいいよ、と断ったのですが、横で話を聞いていた学のお父さんが一喝!
女の子が誘ってくれてるのに断る男がどこにいる!!としかりつけられてしまい、おまけにお母さんまでその意見に賛同したおかげでどうにも断れなくなってしまったのでした。

馬子にも衣裳。
めぐみの浴衣姿を見て、学はしみじみとそう思っておりました。
その視線に気が付いためぐみは、似合うかとポーズをとって尋ねてくるのですが、学も素直に似合うとは言えず、照れ隠しに別にとそっけない態度を取ってしまうのです。
別にはないでしょう!と突っ込まれる学なのですが、そうこうしている間に電車は駅で停車。
さらに大勢の乗客が乗り込んできて、二人はぎゅぎゅっとすし詰め状態に。
こう言った密着と言うのは、本作では比較的よくあるパターンになってきていまして、学もまたこれかと冷静ンなるよう努めるのですが……そうは行きませんでした。
めぐみが生地の薄い浴衣を着ているため……
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いつも以上に「盛り上がり」の形をはっきりと感じられてしまうのです!!
あまりのしあわ……アクシデントに硬直してしまう学ですが、めぐみはそんな学に声をかけてきます。
この硬直に気づかれた!?と慌てる学ですが、めぐみの口から出たのは「今日は汗くさくないでしょ!」というちょっとピントの外れた乙女のセリフだったのでした。

お祭りの会場にやってきました。
まだ外は明るく、お祭りの本番ともいえる花火の開始まではまだまだだいぶ時間があるのですが、もうすでに人でごった返しています。
これで花火が始まってしまえば、さらに混雑してしまうのは間違いないでしょう。
そこでめぐみは、学の服をつかんで、ハナビが始まる前に出店を回ろう!と走り始めるのでした!!

まずめぐみがふるまってくれたのは、じゃがバターでした。
自分が大好物のこれをおごるなんて、ほんと珍しいからね!!とものすごい圧力で迫ってくるめぐみの様子を見れば、本当にこの行動のレア具合がわかる気がします。
うれしい?と尋ねてくるめぐみに、今度は学も素直にうなずき、ありがとうと答えました。
するとめぐみは、よかった、とはじけるような笑顔を見せるのでした。

そして次に行ったのは射的です。
景品が取れたら学にあげるというめぐみ、結果としてお菓子をゲットして学に贈呈するのですが……射的を行っている最中、学は気が気じゃありませんでした。
射的台の上にのっかっためぐみの立派なお胸、そしてプリントつきだされた見事なお尻……
いろいろとまずい気がする!と学はそれらが衆目の目にさらされないようかばうのでいっぱいいっぱいになってしまうのでした。

そのあとも焼きモロコシや綿あめ、リンゴ飴なんかを食べ、ヨーヨー釣りや型抜きなどで遊び、たっぷり楽しんだ二人。
とりあえず手ごろな場所に腰かけて落ち着こうということになり、買い込んだ食べ物を学に任せ、めぐみが飲み物を買いに行きました。
するとめぐみは、クラスメイトで水泳部のお友達、三澤さんの姿を発見します。
が、なんと三澤さん、男子と一緒に何やら楽しそうにしているではありませんか!!
なんとその男子、高校は別ながら、近所に住んでいる幼稚園からの幼馴染で、彼氏さんなんだとか!
三澤さんと彼氏さん、全然違うタイプなのだというのですが、不思議と気になってしまい……中2くらいから付き合い始めたんだそうです。
幼稚園からの幼馴染で、自分と全然違うタイプ……
めぐみもそれを聞いて、思うところあるようです!
三澤さん、応援してるね、切に!と力強い言葉で彼女を応援するめぐみ。
ありがとうとお礼を言って、三澤さんはその場を立ち去っていったのですが……
その際、
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三澤さんが彼氏に手を引かれて歩いていくのです。
それを見ためぐみ、おもわず「いいなー」と漏らすのでした。

飲み物を駆って戻ってきためぐみ。
学はかがり火の時間はいつだっけな、とつぶやきながら携帯で調べ物をしています。
めぐみの視線は……自然と、学の手へと注がれてしまいます。
そして、誰に聞かせるでもなく、つぶやくのです。
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ウチも、「あれ」したいなー……


というわけで、お祭りのエピソードを収録した今巻。
この後「手つなぎ」に憧れを抱くめぐみの悶々とした思いとともに、祭りの様子が描かれていくことになります。
めぐみの望み通り、学との手つなぎは実現するのか?
それともいつものようにドタバタが起きてしまうのか?
あるいは……?
前後編で繰り広げられるお祭り編、その結末やいかに!?

このほかにも注目のエピソードが満載です。
中学時代は疎遠になっていためぐみがなぜ高校になってから急にまた距離を近づけてきたのかが明かされるお話や、めぐみの恋敵……になるかもしれない学ののいとこ、アキちゃん(6歳)が登場するお話など、本作のこれからの展開にもかかわってきそうなお話が収録されています!
もちろんそれだけではなく、通常営業のなんてことのない日常の中で、めぐみが好きをさらけ出すお話もたっぷりありますのでご安心ください!
学の前で服の中にタオルを突っ込んで汗をぬぐってみたり、野球部の応援に夢中になって跳ねまわって下着を丸出しにしてみたり、猫を追いかけるのに夢中になってとんでもない姿を何度もさらしてみたり……
そんなアクシデント的なエロス要素に加え、今巻では海に行って大胆な水着を披露する正統派(?)エロスも用意されております!!
が、隙の多いめぐみがただのまっとうな水着姿だけをさらして終わるわけもなく……!!
今巻もやはり、学とめぐみの関係だけでなく、ふんだんな読者サービスも見逃せません!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!