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今回紹介いたしますのはこちら。

「マッシュルーム」第3巻 小池ノクト先生 

幻冬舎さんのバーズコミックスより刊行です。

さて、マッシュルームが巣食うというクラブクリシュナに潜入した倫たち。
ですがそこはすでにマッシュルームと化した外道、粕部が群れとなり、客として入店させていた人々を貪り食っていて……


粕部の部下であった串本と、都市伝説の取材に来ていた記者の設楽、そして客の女の三人はひたすら上階を目指して走っていました。
粕部達が下に集まっている今がチャンスだ、今のうちに3階の非常口から逃げるぞ、と2人を先導する串本。
粕部はすべての出入り口を施錠したと言っていたそうなのですが、そこは事実上のこのビルの管理者である串本、何か考えがあるようです。
自分の子分同然だった串本が「餌」を苦そうとしているのを見た粕部は怒り狂って串本に罵声を浴びせますが、そんなものを気にしている場合ではありません。
悪態をついてそのまま逃げ出そうとするのですが……廊下に出る扉を開けた瞬間、頭部に攻撃を受けて倒れこんでしまったではありませんか!!
そこにはスーツ姿の男が数名います。
彼らが串本を殴りつけたようですが……
設楽は何が何だかわからず、自分たちは逃げてきたところで、ととにかく説明しようとしました。
が、彼らは有無を言わさず設楽を拘束し、話を聞く気もないようです。
そして彼らはこんな会話をし始めました。
間もなく設置が完了する、それまでどこかに放り込んでおけば、化け物もろとも勝手に片付いてくれる。
そう会話している間にも、某をはさんで開かないようにしていた扉をどんどんと叩く音が響いてきています。
粕部が串本たちを追ってきているのでしょう。
スーツの男たちにとっても時間はあまり残されていないようで、三人を適当な部屋に放り込み、同じように某をはさんで出られないようにしておいてさっさとどこかに立ち去っていこう、とするのですが……
その直前に串本がせめてもの悪あがきとスーツの男の一人に体当たり!
衝撃でスーツの男の力が緩み、彼が捕まえていた客の女が拘束から脱出できたのです!!
串本は、突き当たりの物陰だ!と客の女に命令!!
彼女は必死に駆け出していくのですが、スーツの男たちはあえて追うことはしないようです。
どうせ逃げられん。
そう言ったスーツの男のリーダーらしき男は、笑います。
笑って……つぶやきました。
菌類特有のこの匂い、懐かしい、ポコンディニ島の「死の森」を思い出すよ。

部屋に閉じ込められた設楽と串本は、その部屋の光景に驚愕していました。
普段ならこの閉じ込められた部屋はVIPルームで、この建物の中でも指折りに心地いいが所のはずなのですが……
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まるでジャングルの奥地のように、見たことのない植物が根を張っていたのです!!
しかもその植物、粕部らしき巨漢から値を張り巡らせているように見えて……!!
それを見た設楽は、思いを巡らせます。
ここ最近で彼女が見てきた、数々の事件。
頭を割られた男、フードをかぶった謎の男、そして今回の件。
今までばらばらの事件だと思っていたが、これはひょっとすると……
俄然元気を取り戻した彼女は、こんな状況にもかかわらず取材を再開しようとします。
串本はそんな彼女にあきれながら、逃げ道を探し始めていたのですが……
その背後で、この根を張った植物はが今も菌糸を伸ばしていることに気が付かなかったのでした。

客の女もまた、呆然としていました。
串本の言うようにやってきた場所には、確かに非常口がありました。
が、それを塞ぐかのように巨大な繭が鎮座していたのです!!
それでもこの先に行かないわけにはいきません。
恐る恐る歩を進める彼女でしたが……そこに、粕部が追いついてきてしまったのです!!
それも、無数の……!!
もはや逃げ場はありません。
ガタガタと震える彼女ですが、その背後で繭にヒビが入っていたことに、その場の誰もが気が付いてはいませんでした。
そしてその繭を突き破り、巨大な手が現れ……粕部の顔をわしづかみにするのです!!
繭の中からはい出てきたのは、粕部の分身の一人……ではあるはずなのですが、その顔は鋭い牙が並ぶ巨大な口しかない、とてももとは人間だったとは思えないものへと変わっていたのです!!
そしてその怪物は、
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客の女の目の前で容赦なく粕部の頭を引きちぎり……!!

一方、倫達は。
パンドーラに侵された倫がその力を発揮し、パンチ一発であの怪物を倒していました。
が、だからと言って安心はできません。
マッシュルームは本来コピーのはず。
だというのに、この怪物はいったい何なのか……?
小太郎によれば、これは「進化」だというのです。
人間を餌にしてどんどんと増えていく過程で急激に起こった変化は、より人間を捕食しやすい方向へ体を変えていく……
その恐ろしさに、足を止めている暇はありません。
再びずるりと粕部の「もと」がその場に現れました。
逃げよう、と促す貴鳥なのですが、そこでリンがとんでもないことを言いだすのです。
こいつらをぶっ殺しに来たんじゃねーのかよ。
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俺はこんなでたらめなやつら、絶対に……!
倫の中に燃える憎しみの炎。
この怒りが事態をより悪化させなければいいのですが……


というわけで、クリシュナの中で繰り広げられる騒動を描く今巻。
今巻でクリシュナ編は無事終了となり、物語は新たな展開へ向かっていきます。
スーツの男たちの正体は、目的は?
倫たちはこの場を脱出できるのか?
設楽や串本は?
様々な衝撃の出来事が連続するクリシュナ編の結末やいかに!?

そして新たな展開では、着々と広がっていくマッシュルームの脅威が最初に描かれていきます。
今までは小太郎たちがひそかに対処していたマッシュルームですが……もはや彼らだけの手でどうにかできるとは思えない規模になっていきます。
今後世界はどうなっていくのか?
目の離せない展開が続いていきそうです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!