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今回紹介いたしますのはこちら。

「妖怪番長」第4巻 柴田ヨクサル先生 

講談社さんのイブニングKCより刊行です。

さて、カッパイを仲間に加え、正義の妖怪の総本山に向かった巫子たち。
ですがそこで待っていたのは仲間たちの歓迎ではなく、天狗の襲撃でした。
一同はわけもわからないまま天狗たちを倒していくのですが、その後戦った小柄な天狗はとんでもない強さを持っていて……


姿を変えた小柄な天狗、ハネツグはより一層とんでもない力を発揮し始めました。
布袋蟹を一撃で葬られてしまった鎖子と呱子は、百鬼蝦蟇を召喚。
人間時代のカッパイを殺し、巫子を苦しめた百鬼蝦蟇とハネツグの戦いはどんなものになるのか……?
ハネツグは、30秒耐えられるか?と、30秒以内に全員を倒すともとれる宣言をするのですが、その言葉が終わるか否かと言うタイミングで百鬼蝦蟇が早くも仕掛けました!
べろりと舌を出し、ハネツグを捕えたかと思うと、一口で呑み込んでしまったのです!!
あっさり勝負が終わった……かと思いきや、今度はなぜかカッパイが味方であるはずの百鬼蝦蟇に蹴りを入れだしました。
自分はこいつに殺されたんだ、出てくるたびにけってやる、というカッパイの気持ちはわからないでもありませんが……いまの百鬼蝦蟇は味方なわけですし、今は仲間割れなどしている場合ではないのです。
なぜなら
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ハネツグはまだまだ健在なのですから!!
百鬼蝦蟇の体を突き破り、飛び出してきたハネツグ。
あと20秒。
そうつぶやいたハネツグに対し、突っかけていったのはカッパイでした!!
飛び膝蹴りを放ったものの、ハネツグは片腕でガード。
そしてその受けた手で裏拳を放ち、カッパイをふっとばしたのです!!
吹き飛ばされたカッパイに、ハネツグはすぐ追撃!
そのあまりにも素早すぎる追撃は、巫子たちの目では追えないほどのすさまじい速度です!!
さらにその面にもとまらぬ速度での追撃は終わることはありません。
攻撃を受けて吹っ飛んだカッパイが態勢を整える間もなくさらに追撃!
このままではヤバいと感じた鎖子たちは、百鬼蝦蟇に援護に行かせます。
ジャンプしてボディプレスに行く……と思いきや、百鬼蝦蟇は無数の子蝦蟇に分裂!!
その無数の子蝦蟇が一斉に舌を伸ばし、群がってハネツグを捕食しようとしたのです!!
が、ハネツグを止めるには至りません。
ハネツグは両手を振り回して子蝦蟇たちを振り払い、それぞれに自分の鋭い羽を突き刺して仕留めていきます。
どんどんと数の減っていく子蝦蟇たち。
やがて一匹も残らず動かなくなると……
ハネツグは、残り5秒とつぶやき……
巫子立ち三人へととびかかっていくのです!!
絶体絶命のピンチ、かと思われたそこに待っていたのは、木場のキックでした!!
すでにハネツグの速度の計算を終えていたのでしょう、自分の蹴り足の威力が最大限に増すタイミングでハネツグがあたりに来るように蹴りを放っていたのです。
完全に虚を突かれたハネツグは、地面に倒れこんでしまいます。
すかさず体勢を立てなおそうとするハネツグではありますが、巫子の目の前で一瞬動きが止まったわけですから……チャンスです!!
すかさず巫子はハネツグの額に手を当て、夢の世界へ!!
ハネツグもこの巫子の力には抗えず、すぐに意識を失ってしまうのです!!
そしていつもなら巫子も夢の世界の説明なんかをするところなのですが、このハネツグの強さを警戒したのでしょう。
有無を言わさず殴りつけ、早い決着を狙うのです!!
……が。
決着を急ぎすぎたのでしょう、巫子はロケーションを考えていなかったのです。
意識を失った二人は、そのまますぐ近くにあった崖から真っ逆さまに転落してしまいました!!
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天狗であるハネツグはわかりませんが、巫子がこの高さから落下すれば確実に命はありません。
小さくなっていく巫子……ですが、すんでのところで、鎖子たちが召喚した烏親爺が巫子を抱き留めることに成功したのです!!
巫子が救出できたことに胸をなでおろす一同ですが、当然そうなれば巫子がハネツグの額に触れていた手が離れてしまいます。
ほどなくハネツグは意識を取り戻し、自分が今まさに落下中であることに気が付きました。
すぐに羽を広げ……崖が狭すぎるせいで思うように飛ぶことはできませんが……勢いを殺し、地面に到達します。
地面に倒れたまま、空を仰ぎ……ハネツグは、理解しきれないままではありものの、一つだけわかった事実を言葉にするのです。
ま……負けた?

とりあえず戦闘を終え、一息ついていた巫子たち。
ですがそんな一同の目の前に、いきなり地面から、トンネルの入り口の部分に顔が付いたような妖怪がせr地出してきたではありませんか!!
突如現れたその妖怪は、ハネツグを退けたってことは味方だろ、入れ、と急に一同を自分の体内に入るよう促してきたのです。
意味は分かりませんが、木場の独断により中に入ることに決まりました。
ですがその中は……罠だらけの地下道につながっていたのです!!
その罠だらけの道の先に待っていたのは、謎の妖怪らしき女性。
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容赦なく降り注いでくる罠、待ち構える女性……
もしかして彼女がここにいるらしい味方の妖怪の一人なのでしょうか?
それではこの罠は一体……?
一同を待っていたのは、明かされる衝撃的な事実だったのです!!


というわけで、天狗編が進行していく今巻。
辛くもハネツグを倒した巫子たちでしたが、今までの戦いとは違って今回の戦いでは「完全勝利」には至っていません。
ハネツグはまた復活し、再び巫子たちに襲い掛かってくるでしょうが……
その時はハネツグもこちらの手の内を知った状態、今回以上の苦戦を強いられてしまうかもしれません!!

そして登場した謎の女性。
ハネツグと敵対している勢力で、木場によればここは正義の妖怪の総本山がある、とのことですから、まぁ彼女が正義の妖怪であるという考えは間違いではないでしょう。
ですが正義の妖怪たちと合流できれば、戦力アップ、そして現在の戦況などがしっかりわかって、今のよくわからない状況も好転する……と言う考えの通りにはいかないのです。
彼女から明かされる、衝撃的な事実。
その事実が本作の(と言うか柴田先生作品独特の)のどかな雰囲気にそぐわない、切羽詰まった危機的状況に陥っていることを示すのです!!

おそらくそう遠くないうちに物語の本筋は一気に進むはず!
物語がこれからどう進んでいくのか、当然のように繰り広げられる迫力バトルとともに、そちらのほうにも注目ですよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!