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今回紹介いたしますのはこちら。

「鬼滅の刃」第2巻 吾峠呼世晴先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。

さて、突然現れた鬼によって、家族を殺されてしまった炭治郎。
唯一生き残っていた妹の禰豆子は、鬼へと体を変えられてしまっていました。
ですが禰豆子は普通の鬼とは違い、わずかながら人としての気持ちも残っている様子。
炭治郎は何とか禰豆子をもとの人間に戻し、家族を殺めた鬼に復讐をするために、鬼殺隊と呼ばれる鬼に対抗する部隊へ入隊しようと試みるのですが……?


厳しい入隊の選別を潜り抜けることができた炭治郎。
鬼を斬るための「日輪刀」、濡れにくく燃えにくく丈夫な特製の鬼殺隊隊服、そして日の光を浴びると命を失ってしまう禰豆子を運ぶための特性の木箱をもらい、いよいよ鬼殺隊としての活動を始めることとなりました。
向かうのは、北西の町です。
そこでは、毎夜少女が忽然と姿を消してしまうという怪事件が起こっていました。
鎹鴉という、鬼殺隊からの連絡を行うために与えられたカラスによって伝えられたその事件。
事件を巻き起こしているであろう鬼を対峙するため、炭治郎は街へと向かうのでした。

北西の町にたどり着くと、そこで顔面を蒼白にして歩いている男性が目に留まりました。
炭治郎が心配して彼を見つめていると、彼を見て同じように心を痛めていた町の人々の話が聞こえてきます。
和巳さんよ、かわいそうにやつれて。
一緒にいたときに里子ちゃんがさらわれたから。
……やはり町は毎夜若い娘がさらわれる事件の話でもちきりのようです。
そしてこの男性、和巳がそのさらわれた娘の関係者であることは間違いなさそう。
炭治郎は、和巳に大きな声で話しかけました。
話を聞きたいのですが、いいですか?と。

和巳は、ここで里子は消えたんだ、となんと言うことはない小道のただ中に案内してくれました。
こんな何もない道の真ん中で人が消えた……その信ぴょう性のなさは自分でもわかっていたのでしょう。
信じてもらえないとは思うけど、うつむく和巳でしたが、炭治郎はまっすぐ彼を見据え、信じますよ!!と力強く返事をします。
そして、信じる、と叫びながらいきなりその里子が消えたという地面に四つん這いになり……匂いを嗅ぎ始めたのです。
常人とは一線を画す、抜群の嗅覚を持つ炭治郎。
炭治郎は、里子が消えたという地面から、かすかな匂いを感じ取っていました。
鬼の匂いが残っているけど、まだらというか、変な感じだ。
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くんくんとその匂いを嗅ぎ続けている炭治郎。
和巳には彼が何をしているのか全く理解できないのですが……彼が必死であることはひしひしと伝わってきます。
ありのままを離しても、里子の父親は頭から世迷言だと決めつけて殴りつけ、罵倒してきました。
そのことを思い出し……和巳はうつむくのです。

その夜のこと。
トキエと言う少女が、消えた娘たちが無事ならいいがと考えを巡らせながら、とこについていました。
眠りに落ちようかと言うその時、トキエの眠っていた布団の下から……何やら黒いしみのようなものが湧き上がってきます。
そしてそのしみから……鋭い爪を持つ、二本の腕が伸びてきました!!
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ゆっくりとその腕はトキエに覆いかぶさっていき……そして、トキエをがっしりとつかみ、そのしみの中に引きずり込んででしまったのです!!
と同時に、夜になっても鬼の気配を探っていた炭治郎が走りだしました!!
わずかに腕だけしか姿を現さなかった鬼ですが、その一瞬の出来事を炭治郎の鼻がしっかりととらえていたのです!!
匂いが強くなった!!鬼が現れてる!!
そう言って全力でかけだす炭治郎は、大きく跳躍して長屋の屋根の上へ!!
そしてそのまま屋根の上をつたってショートカットし、匂いのもとへとたどり着いたのです!!
……が、そこは何の変哲もない路地。
鬼どころか、人影すらありません。
それでも、炭治郎のは何はこの場所に二種類の匂い……鬼と、人間の女の人の匂いが感じられるのです!!
姿が見えなくとも、炭治郎のは何はしっかりと届いています。
一番匂いの濃い場所……ここだ!!
気合とともに日輪刀を地面につきたてますと、そこから短い悲鳴が聞こえてきました!
すると地面から、トキエをさらった時に現れた黒いしみ……いや、黒い液体があふれだし、その中からトキエが姿を現したのです!!
すかさずトキエを抱え上げ、大きく後ろに跳躍して距離を離す炭治郎。
すると、その液体の中から……三本の角を持った鬼が姿を現したのです!!
今までの鬼とは違い、黒い液体をまとって地面に潜る、という能力を持っている様子のその鬼。
初めて見る鬼ではありますが、未知ではありませんでした。
「血鬼術」と呼ばれる、特殊な術を持った異能の鬼……!
師、鱗滝にその存在と……やがて戦うこともあるだろうという心構えをすでに教えられていたのです!
炭治郎はひるむことなく、さらった女の人たちはどこにいる!!と尋ね……同時に、二つ質問があると叫びました。
……が、鬼のほうは会話をする機などさらさらないようです。
ギリギリと強くは歯ぎしりをしたのち、黒い液体とともに地中に沈み……
地中に沈んでも、その匂いは隠せません。
炭治郎は、地中、壁、ひょっとしたら何もない空中からも出てくるかもしれない、と心構えをしながら、その匂いの接近に備えます。
ほどなく、炭治郎に襲い掛かってくる匂いの接近を感じ取り……炭治郎は鱗滝との特訓で得た技、水の呼吸・伍の型出迎え討とうとするものの……
襲い掛かってきた鬼は
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なんと三人に増えていたのです!!
襲い掛かる三人の鬼に、完全に虚を突かれた形になった炭治郎!!
果たしてこの異能の鬼に、トキエを守りながら勝利することができるのでしょうか!?


というわけで、鬼殺隊としての戦いが始まる今巻。
早くも鬼と遭遇した炭治郎でしたが、相手は異能の鬼。
特殊な能力を持っている鬼が相手となれば、苦戦は必至と言えようものなのですが、そのうえ三体に分裂するという能力を持っているとなれば……!!
たった一人で、しかも人を守りながら戦わなければならないのですから、いきなり窮地に追い込まれてしまったといっても過言ではないでしょう!!

そんなピンチから始まる戦いの旅、炭治郎の目的はやみくもに命令に従うまま戦うだけではないのです。
この鬼に尋ねようとした、二つの質問。
ひとつはもちろん、禰豆子を人間に戻す方法です。
そしてもう一つが、このお話の全体像を明らかにするものなのです!!
この戦いを経て、炭治郎は二つの出会いを果たすこととなります。
ひとつは、この先の見えない途方のない旅の道のりを、わずかながら明るく照らしてくれる出会い。
そしてもう一つは、決して忘れることのできない、運命の出会い……!!
物語はさらにうねり始め、炭治郎の大目標の前にまず目指すべき目標も定まります。
どんどんと目の離せない展開となっていく本作、これから先の展開も目が離せないものになりそうです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!