cs0
今回紹介いたしますのはこちら。

「血まみれスケバンチェーンソー」第12巻 三家本礼先生 

エンターブレインさんのビームコミックスより刊行です。

さて、三幹部の一人・ゲルダと対峙していたギーコたち。
ゲルダの持つ「重力」を自在に操るステッキに追い込まれてしまったのですが、そこに三幹部の一人・グスタフをたたきのめしたグスタフと部長が現れたのでした!!


ギーコの代わりにゲルダと戦うと前に出たのは、なんと部長でした。
新しく開発したという戦闘スーツ「はやぶさ」なるものに身を包んだ部長、何やら自信満々です。
が、どんなに高性能なスーツであろうとも、中身はあくまで部長。
かっこよく登場したにもかかわらず、足元の意思に躓いてすっころび、崖を転がり落ちてしまうのでした。
大丈夫大丈夫と手を振る部長ですが、そんな姿を見せられてはさすがに不安……
一同の不安の視線が注がれる中、ゲルダはすぐに動きを見せました。
ステッキのスイッチを入れて、振りかぶるゲルダ。
ギーコは部長にそいつから離れろとアドバイスを飛ばすのですが、部長は全く慌てる様子がありません。
知ってる、「重力使いのゲルダ」だろう?
部長はゲルダの能力のことを知っている!?
ゲルダだけでなく、思わずギーコまで一瞬かたまってしまいました。
そんな中で部長は、淡々とゲルダに語りかけます。
良い武器を手にしていい気分なのはわかる、だが私が君だったら初めの言っては慎重に決定する、相手は正体不明なのだから。
部長の不可解な自信と冷静さは、ゲルダには何も響かないようです。
正体不明なんかじゃなくゴキブリだろう、と重力ステッキを振りかざすと、部長を中心にすさまじい衝撃が巻き起こり、地面はえぐれ、砂ぼこりが巻き起こったのです!!
中心にいた部長が無事だとは到底思えません。
何しに来たんだ、と言う囚人たちの声も漏れ聞こえるなか、ギーコたちは絶句!
ゲルダは勝ち誇り、体の中身をまき散らした無様な姿を早く見せてちょうだい、まさに台所に現れたゴキブリの末路のような……と、言いかけたところで砂埃が晴れました。
そこに現れたのは、
cs1

傷一つなく仁王立ちしている部長の姿!!
部長は言いました。
私は言ったぞ、自分だったら慎重になると。
これで君は私に何をされても文句を言えない立場になった。
……まさかの出来事に、ゲルダは驚き恐怖し、叫びました。
バカな、地面は破壊できるのに、どうして貴様だけ!?
ゲルダは怒りの罵声とともに、何度も何度もステッキを振るいます。
が、いくらやっても結果は同じ。
一体何が起こっているのか、仲間ですらも理解できなかったのですが……宙に舞った破片が、部長の方に当たる「直前」で見えない何かに当たって跳ね返っているのを爆谷は見逃しませんでした。
バリアーです。
まるで漫画か何かのような謎の超科学ですが、部長の技術力ならば何ら不思議はないってもの……なのですが、ちゃんとこれには理由がありました。
部長はネロを倒した後、アジト跡をくまなく探り、様々なデータを押収したようで。
そこにはネロが開発したらしいゲルダのロッドのデータと、そのロッドに対抗するバリアーのデータもあったのです!
どんな人物だろうとも、決して信用しないネロらしい行動です。
ネロの研究成果をもらい受けてご満悦だったのでしょうが、あれにかかわった部長たちはよく知っています。
ネロにかかわって、幸せになったものなんて一人もいない、と言うことを!!
それでもゲルダは止まりません。
フルパワーなら貴様ごとき、と最大威力の一撃を放とうとするゲルダ!
ですがその一撃が放たれることはありませんでした。
スイッチの効力が現れるその直前に、ゲルダのステッキは折れ……
cs2

そしてそれを手にしていた右手は、胴体から離れていたのですから。
部長の右腕からは、伝記の無知のようなものが伸びています。
そしてそれはすさまじい切れ味とスピードを有しており、ゲルダの一撃を目にもとまらぬスピードで阻止したのです!
部長は、今度であったときは首だ、覚えておけ、と脅しの言葉を投げかけました。
ですが、囚人たちは不満をあらわにします。
どうしてあれだけ仲間たちを殺してくれたゲルダを生かしておくんだ、と。
確かに仲間たちを容赦なくさんざん殺された側としては、せめてその命を奪わなければ腹の虫がおさまらないというのもうなずけます。
ですが、部長がゲルダを見逃すのは決して慈悲の心からではありません。
部長のそばにずっとたたずんでいる、水島の霊魂。
それがこう言うのです。
とどめを刺すのはまずい。
なぜなら……今の我々ではあの男に勝てない。
皆殺しから逃れるには、
cs3

交渉を試みるしかありません。
その場に姿を現したのは……三幹部の最後の一人、ダミアン!!
ギーコ、爆谷、ナグルシファー、そして部長と戦える人物が4人もそろっているというのに、水島が「勝てない」と言い切るダミアンとはいったい何者なのでしょう!?


というわけで、プリズン編がクライマックスへ向かう今巻。
その命こそ奪ってはいないものの、三幹部のうちの二人はもはや戦闘不能状態。
憎きネロの関係者も、間もなく全滅……と言いたいところで現れたダミアンは、水島の感じていた予感を裏付けるような強力な能力を持っていました。
仲間の戦力をよく知っているはずの水島が戦うなと言うそのダミアンの能力は、戦局を一気に変えてしまいかねないもので……
プリズン編の最後に立ちはだかるダミアン、その恐怖の能力にギーコたちはいかにして立ち向かうのでしょうか!!
激戦、必見です!!

そしてそんな戦いの先には、さらに驚くべき展開が待っていようとは誰が予想したでしょうか。
巻き起こる波乱、意外なドラマ、激しい戦い、意外な決着。
その先に待っていたのは、まさかまさかのあの人物の存在の示唆……!!
プリズン編の興奮冷めやらぬまま到来する運命の予感!
今巻も三家本先生らしい味わいが満載の本作ですが、次巻はさらに見逃せないものになりそうです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!