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今回紹介いたしますのはこちら。

「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~」第3巻 赤坂アカ先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。


さて、白銀とかぐやの高度な(?)恋愛頭脳戦が繰り広げられていく本作。
そんな二人の駆け引きが日々行われるわけですが、そんな二人の関係をさらに引っ掻き回してしまう千花の存在なんかもありまして、お互いの思惑通りには一向に進みません。
今巻でも様々な出来事が2人の間にまき起こるのですが!?


生徒たちはとうに学校から姿を消した夕方。
そんな薄暗い体育館で、白銀は一人バレーボールを持っていました。
2度ほど床に突いたかと思うと、構え、上に放り投げ……逆の手で思い切りサーブを放った!!……はずでした。
ボールにたたきつけられるはずの白銀の右手は、なぜか
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白銀自身の後頭部を強かに打ち付けたのでした!!

すさまじい勢いでスライドダウンしてしまう白銀。
倒れ伏したままの白銀は、こんなことを考えていました。
あとちょっとだったのに……!
白銀は……運動音痴でした。
それも致命的なまでの!!
白銀と言えば、この秀才の集まる学園で全校1位の成績をキープし続ける大天才です。
さらに、庶民の身でありながらこの学園に通いつつ、新聞配達や引っ越しのバイトに精を出し、往復15キロの自転車通学までこなしているという、身体能力的なポテンシャルも常人の息を超えている高さを持っています。
ですが彼にはそれでは到底補いきれないほど……運動センスが欠けていたのです!!
リフティングは2回以上続いたことがなく、3段の跳び箱すら飛ぶことができない……
こんな無様な姿を生徒たちにさらしてしまえば、彼が今までものすごく頑張って築き上げてきた何でもそつなくこなす頼れる切れ者のイケメンと言うイメージがもろくも崩れ去ってしまうことでしょう。
それだけは避けなければならない、と今度行われるバレーの授業に先駆けて練習を積んでいたのです。
が、何度やってもその右手は空振りをするか、自分の頭に激突するばかり。
まったく上手くならないことに悔しさを隠し切れない白銀なのですが……何とそこに、千花が現れてしまうではありませんか!!
忘れ物を取りに来たという彼女に、自分の無様極まりない姿を見られてしまった。
ショックを隠しきれない白銀ですが、すぐに気を取り直します。
この天然ボケの書記相手になら、どう思われても大してダメージはない、と!
彼女一人ならばれてもいいだろうと考え、ありのままにどうにもサーブが苦手で練習している、と事情を打ち明けました。
すると千花は、自分でよければ教えましょうか、と言いだしてくるではありませんか!!
千花なんかが人に教えられるのかといぶかしむ白銀ですが、千花は白銀に対し、自慢のサーブを見せつけたのです!!
そのサーブは決して上手と言えるものではありませんでしたが、「サーブ」というものになっているだけで白銀から見ればそれはもう素晴らしい技術にしか見えません!!
早速彼女にご教授を願うことにしたのでした!!

が、やはりその道は困難を極めます。
ボールからはるか遠くをスイングするか、自分の頭を打ち付けるか。
そんな光景を見た千花は、なんでそうなるのかと絶句するばかり……
そんな彼女がまず白銀に与えたのは、「ボールを打つときは目を開ける」というものでした!!
プールの中では目を開けよう、と言うのに等しいような、 基本以前のレベルのご教授を受けた白銀は、そんなの当たり前にやっている、と言うのですが……改めてそう聞いても、やっぱり彼の瞳はしっかり閉じられたまま!!
開いてない!
開いてないのにどうしてそんな「いう通りやったのに」感を出せてるんですか!?
千花も思わずなれないつっこみをしてしまう始末です!!
やむなく千花は、まず「ジャンプしたまま目を開く」というとんでもない簡単なことから、一歩一歩白銀におしえていくことにしたのでした。

地獄のような特訓は続き、3日経つころには……「ふつうに下手な人」レベルにはなってくれました。
もういいじゃないですかという千花に、ボロボロになった白銀はそれでもこう言うのです。
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かっこ悪いところは見せたくないからな。
見せるなら、やっぱカッコいい所だろう!
その台詞に、大好物である「ラブ臭」を感じ取った千花もやる気復活!
もしかして会長の好きな人にですか?隠すことないじゃないですか!などと言いながら、特訓を続けるのでした!!
そんな千花のかいがいしい協力もあり、ついに白銀は「そつなくこなす」レベルのサーブを習得!!
その成果に、千花は思わず涙をこぼし大変でしたけど、よくぞやり遂げました!と称賛!
そして、へとへとでもうしばらくは何もしたくない、と言いかけたのですが……そこで白銀はこう言ったのです。
じゃあ藤原書記、
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次はトスとレシーブを教えてくれ。


というわけで、めずらしくかぐやの出番がほとんどないエピソードを収録した今巻。
この他にも、白銀が庶民の身で現在の地位を守るために涙ぐましい努力をしているエピソードも収録されています。
完璧超人とあがめられている彼の、裏で行われている涙ぐましい努力……
そんな姿をみれば、思わず笑ってしまうとともにより一層応援したくなること間違いなしですよ!!

そしてその他の大きな見どころもばっちり用意されております。
まずいよいよ姿を現す生徒会第4のメンバー、会計の石上君!
以外にも男性キャラクターである彼、なぜめったに姿を現さないのか、そしてどんな人物なのかと言った数々の疑問が一気に明かされることに!
その性格上率先して事件を巻き起こすタイプではないのですが、彼がいることでかぐやと白銀のあれこれにまた少し変化をもたらしてくれることは間違いなさそうです!!
そしてかぐやの家の使用人であり、彼女の補佐的な人物である早坂愛も本格登場!
家具屋のためにあれこれかいがいしく、かつ事務的に仕事をこなす彼女が見せるもう一つの顔とは!?
そんな彼女の苦労の日々も注目でなのです!!

とはいえやはり本作の目玉は、白銀とかぐやのからみなのは間違いないところ。
今巻も二人の思惑は空回りしまくり、そのやり取りのあれこれを見ればおかしな笑いが止まらなくなってしまいましょう!
かといって空回りしっぱなしと言うこともなく、意外な形でお互いの願望がかなってしまったりもして……!?
ほほえましくも滑稽な二人のやり取りも、相変わらず必見ですよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!