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今回紹介いたしますのはこちら。

「新ゲノム」第7巻 古賀亮一先生 

コアマガジンさんのメガストアコミックスより刊行です。


さて、ミスターハンサム・パクマンさんと、彼を取り巻く美女たちの数奇な探求の道を描いていく本作。
今巻でも相も変わらずテンションバリバリマックスなパクマンたち、どんな生き物と出会って大騒動を起こしていくのでしょうか!?


秋も深まってまいりました。
パクマンも、ハイテンションにやる気なく、スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋、と並べ立てるのですが、なぜか最後にあげたのは「投獄の秋」という謎ワードでした。
どうやら今回のパクマンさん、本格的に檻の中にとらえられてしまっているようです。
いきなりどういうことだよこれは、さっさと出せ!
レモンのようにシュワっとさわやかパクマンをよろしくお願いします!!
錯乱しているのかいつも通りなのか、わけのわからない台詞とともに鉄格子をガンガンたたきまくるパクマン。
ですが看守はそんなパクマンの方を振り向きもせず、騒いでも出すことはできん、と機械的な返答をするのです。
なんでもその看守、特殊警察のものなのだとか。
特殊警察とはパクマンのような、人間ではない特殊犯罪者を捕まえるのが任務なのだ……と、看守が開設している間にパクマンは母乳に見せかけた溶解液で鉄格子を溶かし、脱獄に成功!
したのですが、黙って逃げるような男ではないパクマン、
俺を犯罪者呼ばわりたぁどういうことだ、華麗なる演武が終わるまでにお答えください、と看守をパンツ一丁の姿に向いて、謎の棒でおしりをパシパしたたくという復讐を行うのです!!
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いつもならこうやっているうちにうやむやになるところですが、この看守は始まってまだ2ページ目だというのにこの目に余る悪行の数々、これを犯罪者と言わずして何と言おう、徹底的に取り締まってやる、とシリアスに返してくるではありませんか。
パクマンは謝罪に見せかけたローリングスライディング放屁で看守をひるませ、その隙に脱走を試みるものの、スイッチ一つで床から現れるドリルがおしりを直撃。
今度は母乳溶解液で溶けない鉄格子の牢獄にぶち込まれてしまうのでした。

しかもその牢獄……先客がいるようです。
これは失礼があっちゃいけない、とわさびのパワーを持った大放屁でご挨拶。
苦しむ先客たちに、俺のことはパク山おちゃメックス隊長と呼べ!!と大見得を切るのですが、自身もそのわさび放屁でおしりにダメージを負い、悶絶してしまうのです。
何やってんだこのバカ、とパクマンにつっこんだのは、知った顔でした。
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おなじみパクマン以上のクズであるバッタ16世、そして顔なじみのアウトローゴリラとブタ。
彼らはパクマンを助けに駆け付けてくれた……というわけではなく、彼らもまた特殊警察に因縁をつけられて捕まえられたのです。
ちなみになぜ捕まえられたのかと言いますと、パクマンが「オレがつかまるならもっと凶悪犯の三人を捕まえなければおかしい」と、三人の名前を出したからなのですが……
ひとしきり三人に折檻された後、エルエルに助けを求めようということになりました。
が、エルエルもなんか同じ牢屋に投獄されているじゃありませんか!!
街中で変な虫のコスプレをするのが公序良俗を乱す、と言われたのだそうです。
これも結局パクマンのせいなのかとみんなで肩を落としていますと、小林所長が面会に来たとの知らせが。
とはいえ面会を許されたのはエルエルだけで、その扱いの差にパクマンは吠えるのでした!

パクマンが変装して脱出しようなどとやっていますと、エルエルが戻ってきます。
なんでも所長は、虫スーツを届けに来ただけなんだとか。
頭と両手にドリルが付いたその服は、「フナクイムシ」スーツ。
トンネルを掘るシールド工法のもととなった貝でして、からの先にあるやすり状の器官で木材を削り、体液で壁を補強しながら奥へもぐっていく習性を持っています。
とはいえこのスーツのドリルは飾りでして、一緒に差し入れられた電動ハンマーとセメントで穴をあけて逃げろ、とアドバイスされたのだとか。
早速穴を掘っていく5人ですが、電動ハンマーでガンガンやったら看守に気が付かれるにきまってます。
何をやっているんだ、とさっそく看守が駆けつけてきました!!
もうここまで来たら穴を掘って逃げるしかありません!
バッタ、ゴリラ、ブタの三人が協力し、俺たちがやつを止めてる間にさっさと掘れパクマン!と一斉に看守を食い止めんと襲い掛かっていったのです!!
が、攻撃は看守に届きすらしませんでした。
看守の周りに謎のバリアのようなものが発生し、三人を弾き飛ばしたのです!!
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まさかの超強キャラだった看守……
ゆっくりと近づいてくるヤツに、もはやパクマンは鬼得ることしかできません。
くそう時間がない、エルエル、早くそのドリルで俺の股間を優しくギュルンギュルンしてくれ、といつも通りの調子で取り乱して……!?
パクマンの身に迫る大ピンチ、果たしてどうなるっ!?


というわけで、連載20周年と言う節目を迎えた本作。
20年と言う長い間、代わらぬ台詞の切れと壮絶なテンションを保ち続けた本作&古賀先生にまずは拍手を送りたいところです!!
そしてそんな両者を支えてきた個性豊かなキャラクターたちは、今巻でもしっかりと活躍を見せてくれるのです!
ダクエルは相変わらずパクマンへアグレッシブなつっこみを見せてくれますし、所長もここぞと言うところで眼鏡をキャストオフしたりと存在感を見せてくれます。
うみさんも主役を張るエピソードがあり、エルエルのお母さんもハイスペックぶりを見せてくれますし、なっちゃんも本作中一の隠れ危険キャラの名を裏付けるような印象強い行動を見せつけてくれるのです!!
その上今巻は古賀先生の十八番である「猿」も特盛、ウサンギンジャーやまさかの再びゲスト出演のオニオンなどなど、実に様々なキャラクターが大活躍!!
いつにもまして台詞の密度と切れもばっちり、おまけ漫画や番外編もしっかりと備え、まさしく20周年にふさわしい一冊になっているのです!!

20周年であろうとなかろうと、ファン大安心のクオリティを誇る今巻。
もう購入しない手はない、と言い切っちゃいます!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!