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今回紹介いたしますのはこちら。

「宇宙警察☆ミーティアわんわん」第2巻 古賀亮一先生 

KADOKAWAさんの電撃コミックスEXより刊行です。


さて、宇宙指名手配犯108号を追いかけて、地球にやってきた宇宙警察のミーティアとかぐや、そして警察権のプロキオン。
ですが最近は108号のことなどすっかり忘れ、キャッキャウフフと遊んでいるついでに小悪党宇宙人をなぜか捕まえちゃうというだらだら生活をエンジョイしていました。
ですがそんな彼女たちのだらけた生活にとうとうメスが入ることに……!?


ミーティアがいつにもましてはしゃいでおりました。
彼女の頭の中にあるのは、週末に行くことになっている温泉旅行のことばかり。
その温泉に思いをはせるミーティアを冷静に見つめているプロキオン……と思いきや、プロキオンももう行く気満々マンになっているようで。
オレはいつでも準備OKだぜ!と、お風呂用パワードスーツを着込んで張り切っています。
シャンプーなんかが入っているボトルを模したかのようなそのスーツ、彼のハリキリ具合を現しているようではありませんか。
その時、早く週末にならないかなとウキウキのミーティアの背後で、家具屋が何やら通信を受け取ったようで……?

地元のお巡りさんが、交番に戻ってきます。
温泉ですか、楽しそうな声が外まで聞こえてきましたよ、いやはやうらやましい、と言いながら中に入ってみますと、そこに広がっていたのはまさかの
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ズタボロになって暗く沈みまくっているミーティアたちの姿!!
おまわりさんの姿に気が付くや、何が温泉だ、不真面目なこと言ってないで仕事しろ、とびしょ濡れのブリーフをおまわりさんに履かせて来るプロキオン。
とまどうおまわりさん、自分がやってくるわずか1コマの間に何があったんですか、と驚くばかりなのですが……
ミーティアから聞くも涙、語るも涙(?)の事情が明かされるのです……

先ほどの連絡は、宇宙警察本部からのものだったとか。
指名手配犯108号に何か動きがあるという情報が入ったので、しばらく警戒し待機せよ。
そんな連絡があったと聞き、おまわりさんもそもそも彼女たちがなんで地球に来たのかを思い出しました。
あれから捜査は進んでたんですか?とおまわりさんが尋ねてみますと……返ってきたのは……無言の微笑み……
要するに操作は全く進んでいないということのようです。
捜査が進んでいない状況で、その捜査対象に動きがありそうだから待機していろ、と言われてしまえばその命令に従う以外ないではありませんか。
おのれ108号、温泉を妨害することで揺さぶりをかけてくるとは!とお門違いの怒りをあらわにしたミーティアたち、ならばこちらから動いてパパッと逮捕して温泉に行こう!といまだかつてない本気度で捜査に向かいます!!
ミーティアさんたちが燃えている!これはいつになくハードでシリアスな話になりそうだぞ!?
おまわりさんは息をのみながら彼女たちの後ろ姿を見送ったのでした……
が。
次のコマで、雨が降りそうだったからコンビニでお菓子だけ買って帰ってきてしまったのでした……

その後もミーティアたちの操作は遅々として進みません。
情報提供してくれた人に報奨金を出そう、と押収品の偽札を使おうとしてみたり、それがだめなら予備がたくさんある光線銃を渡そうとしてみたり……
なんだかドタバタしているだけで一向に話が進まないので、おまわりさんがそもそもその108号と言うのはどんな奴なんですか?とお話を進めるための質問を投げかけてくれました。
ですが108号と言うのは謎に包まれた犯罪者だそうで、外見どころか素性の一切が不明。
あらゆる宇宙犯罪の裏には108号ありと言う噂ばかりが聞こえてくる、恐ろしいやつなのだと言います。
聞くところによれば、あらゆるリモコンのみを奪っていくとか、偽UFOフィルムを作って世間を騒がせただとか、大量のパンチラ写真をばらまいただとか……
正直大物とは思えないような犯罪者に感じてしまいますが、ミーティアによれば他にも数々の悪事を働いている凶悪犯なんだそうです。
絶対に許すことはできない、いつの日か宇宙警察がお前を捕まえてやるから覚悟しろ!!
誰に言うでもなく、キメ顔でそう宣言してみるミーティア!!
するとどうでしょう。
ひょこっと怪しい男が顔を出し、はい、あきらめて自首します、と言いだしたではないですか!!
その男、全身に「108」と書いてある見るからにアレな存在。
まさか宇宙警察が地球にまで来ているとは、もう逃げられません。
私は自分の愚かさに気付かず調子に乗っていたのです、そういつの間にかすごい伸びてる乳首の毛みたいな!?
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しょんぼりしながら君の悪い顔を近づけ、君の悪い例えを持ち出してくるその男……
あまりの怪しさ、あまりのアレっぷりから、本当に本物なのかな、とひそひそ話していますと、男は言うのです。
盗んだリモコンの合計は888個、UFOフィルムは洗面器を飛ばして撮影したもの。
犯人しか知りえない情報を次々明かし、さらにあのパンチラ写真は自撮りなんですよ、と衝撃のカミングアウトをしたことにより、パンチラ写真に興奮してしまっていたプロキオンが怒りの光線を放ってお縄!!
108号に動きがあるというのはこの自首のことだったのか、と一同は安堵し、これで気兼ねなく温泉に行ける!!と再びはしゃぎ始めるのです!!

週末。
今日からミーティアさんたちがいないのか、静かすぎて寂しいなぁなどと言いながらおまわりさんが交番に入っていきますと……そこにはなぜか
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デジャブのように、ボロボロになった三人の姿が!?
これはいったいどういうことなのでしょうか。
驚愕……でもない事実が明かされるのです!!


というわけで、みんなすっかり忘れていた指名手配犯108号に関するエピソードが収録された今巻。
このお話をきっかけに、物語が一気に動いていく……と言うことはもちろんなく、このお話も含めていつもの古賀先生らしいドタバタギャグが繰り広げられていきます。
今巻でも三人はこれでもかと言うくらいマイペースに暴れまわり、犯罪宇宙人や善良な宇宙人なんかとともにあーだーこーだと行動していきます。
プロキオンのだめっぷりは一層激しく、ミーティアの天然ぶりもより深く、孤が先生作品では比較的珍しいクール系キャラのかぐやもよりクールに、ボケていってくれるのです!
誰がボケでだれが突っ込みか、そんな構成など関係なしとばかりにひたすらハイテンションに疾走しておりますよ!!

今回は月8Pくらいの漫画を描く古賀先生としては非常に珍しい、「新ゲノム」第7巻と同時発売とおめでたい巻となりました。
一冊読むのにたっぷり時間のかかる古賀先生作品、二冊一緒に買ってお腹いっぱい堪能しましょう!!
同時購入キャンペーンも16年いっぱいくらいの締め切りでやっていますので、ファンの方はお忘れなく!!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!