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今回紹介いたしますのはこちら。

「男塾外伝 伊達臣人」第4巻 原案・宮下あきら先生 作画・尾松知和先生 

日本文芸社さんのニチブン・コミックスより刊行です。



さて、毒蝮4兄弟、その長兄に勝利した伊達。
ですがその戦いはまだまだ終わりません。
学ランに肩当、そして大ぶりのだんびらを持った謎の男、ゴクウとともに世界最高峰の武闘大会、「教天・死婁駆道(シルクロード)」に参加することになったのでした。


死婁躯道は、8人1チームによる格闘大会です。
伊達、ゴクウ、今は伊達の愛槍となった如意棍槍を守っていた沙悟錠、そして伊達を襲うという「八凶の戒」を防ぐために同行した竹倫あらため守八戒……
今、伊達達は4人しかいません。
世界最高峰の大会を勝ち抜くためには、数合わせで4人呼んでも足手まといになり、逆に勝ち抜くことが困難になってしまうでしょう。
ですが、あと4人と言う大人数を、それも伊達達とそん色のない実力者を、と言うのは難しいでしょう……
それはゴクウもわかっているようで、押し黙ってしまうのですが……そこに、安心せいと言う大きな声が響き渡りました!!
その者たちならここにおるぞ!と声を張り上げたのは、大林丸と書かれた縁に乗っていた……見慣れた老人、大林時の老師!
そしてその声とともに降り立ってきたのは、
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雷電、飛燕、月光の三面拳でした!!
さらに老師は、秘蔵の弟子だという覆面の男を連れてきています。
剏戒と言う名らしい謎の男、その身のこなしからしてもなかなかの手練れの様子。
これでようやく死婁躯道に向かえる……と思ったのですが、そこで突然ゴクウがその必要はないと言いだすのです!!
全身に怒りをみなぎらせ、だんびらを抜くゴクウ。
その刃が向いているのは……雷電でした!!
ゴクウの背中には、「大往生」と言う文字型の傷が刻まれています。
それは、12年前にゴクウの家族と故郷を奪った男につけられたものなのだとか。
そしてゴクウによれば、その男こそ目の前にいる雷電だというのです!!
会話の余地などはさませず、だんびらを振り下ろすゴクウ……なのですが、雷電は秘術によって髭を操り、その刃を受け止めたのです!
とはいえゴクウの力が劣っているということではなく、怒りのあまり刃が鈍っていたのだとのこと。
ゴクウほどの男をこれほどまでに鈍らせる、「大往生の男」……
その男に、雷電は心当たりがあるというのです。
正体は、この雷電の先代、百五十一代目の雷電!!
三面拳の歴史は古く、2000年前から技術だけでなく、顔・才能・運命まで受け継いできたのだと言います。
その長い歴史の中、唯一破門された者……それがその百五十一代雷電なのです。
もしあの百五十一代雷電がゴクウの言うような悪逆非道を働いたとすれば、現役の三面拳としては黙ってはいられません。
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ゴクウも信じ切っているわけではないようですが……戦いの場に行けばわかることか、と思い直し……いよいよ今度こそ死婁躯道へと向かうのです!!

そのころの日本では、とんでもない男が動きだしていました。
伊達が死婁躯道に向かったと聞くや、部下たちに甲冑を用意させ、身に着けるその男。
漆黒の甲冑、そして神輿に乗って部下たちに担がせるその姿は……まるで……!!
男は声を張り上げます。
神輿をあげぃ!!これより、
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我!関東豪学連!!出陣する!!

死婁躯道の会場にたどり着いた一同。
待っていたのは、王中人と名乗る死婁躯道の先導者でした。
中人によりますと、一同はこれから「巌娜亜羅(ガンダーラ)」に向かうのだとのこと。
各地より集う者たちと、道の途上に点在する闘技場で対戦し、商社の実がたどり着く場所……それが巌娜亜羅……と、中人は仰々しく言うのですが、ゴクウや伊達にそんな言葉は脅し文句にもなりません。
さっさと案内しろと告げると、中人はそのまま一同を始まりの道、「踏骸道」に連れていかれます。
その道は、一面に骸骨が敷き詰められている不気味な道。
中人曰く、その躯は死婁躯道の途上で命を落とした、敗者の骸。
この死婁躯道が、一筋縄ではいかないものであることを示しているのです。
そんな一同の前に、早くも第1回戦の相手が現れました。
髭面、手には巨大なヨーヨーを手にした……双子らしき大男、金角と銀角!
彼らが先鋒を務めるのは、中国でも名の知れた荒くれ集団、平頂山蓮!!
いきなり曲者臭がプンプンする相手との激闘が始まるのです!!



というわけで、男塾を踏襲した、人数が倍々になっていく大会が始まった今巻。
本作の特徴の一つとして、男塾本編のキャラにそっくりな別人が出てくるというのがあるのですが、今巻でもその特徴が発揮されております。
赤石そっくりなゴクウ、センクウそっくりな沙悟錠、翔霍っぽい剏戒、独眼鉄そっくりな金角銀角……
さらにこの後にも、あのキャラにそっくりな敵が登場するなど、今回も続々登場してくれるのです!
ですが今巻の最大の目玉は、やはり「関東豪学連」の登場でしょう!!
そっくりさんがたくさん出てくる本作ではありますが、三面拳のような名称が一致する人物は本編の人物と同一人物と考えていいはず。
と言うことは、関東豪学連も、のちに伊達がトップとして君臨する集団のはずです。
本作でとうとう、ものすごく謎めいていた関東豪学連と言う集団、そのトップに伊達はどうやって収まったのか?
初登場時存在感を発揮していた森田さんは登場するのか!?
そもそも伊達はあの集団で何をしていたのか!?
そんな数々の謎が、このシリーズで明かされることになりそうです!!!

そしてもう一つの今巻の見どころは、本編になぞっていないオリジナルキャラ同士のバトル。
驚き役だと思われていた八戒が、ちょっとだけ宋江将軍っぽいものの、その必殺技が特徴的な敵、牛魔王としっかりバトル!
その雄姿や、秘められて真実などなど、短いながらも見ごたえある内容になっております!!
こういうギャグ担当っぽいキャラがたまに見せてくれるカッコいいシーン……燃えるものがありますよね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!