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今回紹介いたしますのはこちら。

「ワールドトリガー」第17巻 葦原大介先生 

集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。


さて、ガロプラとの戦いを終え、ランク戦が再開された前巻。
ここで修は、ついに皆のアドバイスをもとにした戦術を披露することになります。
修のワイヤー、千佳のレッドバレットと新戦術を使い始めた玉狛第2の真価やいかに!?


遊真は、柿崎と相打ちになってしまいました。
柿崎は即座にベイルアウト。
遊真を道連れにすれば、残されたメンバーで玉狛第2を倒すのはたやすい、と考えたのでしょう。
まんまと柿崎の道連れ上等の攻撃を喰らってしまった遊真、致命傷だけは逃れたものの、そのわき腹に巨大なダメージを負ってしまいました。
即座にベイルアウトとはなりませんでしたが、この大きな傷ではトリオンの流出は止まらず、このままではすぐに脱落してしまうことでしょう。
ですがそこで、遊真は驚くべき工夫を見せるのです。
自由自在な軌道で刃を振るうことのできるスコーピオン。
そのスコーピオンを湾曲させ、傷口にフタをしたではありませんか!
応急処置にしかすぎませんが、それでもトリオン切れはシャットアウト。
このランク戦の間は十分戦えそうです!
と言ってもそれは、あくまでトリオン流出に関しての話。
戦闘行為、柿崎からのダメージ、そしてスコーピオンでの応急処置。
残されたトリオンは決して多くなく、これ以上ダメージを喰らえばもう限界を迎えてしまうことでしょう……
それでも遊真の単体での戦闘力は今だ脅威です。
修と千佳、どちらの援護に向かうのか?
残された香取隊と柿崎隊は警戒を強めます。
柿崎隊の残されたただ一人のメンバー、照屋はこの状況で自分が何をできるかを考えます。
千佳が一番浮いたコマであるのは変わっていない。
遊真が来る前に取る!
一方の香取隊は、修一人を相手にしている現状にいら立っています。
ハッキリ言ってこの戦いの中で一枚も二枚も落ちる実力しか持ち合わせていない修を相手にいまだ手こずらされている……昔から「なんでもできた」香取にとってはぞの事実に苛立ちを隠せないのです!
それを差し置いても、遊真がこちらに来るかもしれない現状を考えれば、いい加減遊真を落とさなければいけません。
そこで、香取が正面から向かって注意をひきつけ、背後から三浦と若村が回り込む、と言う作戦で勝負をかけることにしました。
その作戦を察知し、警戒しながら迎え撃つ修。
そんな修に、香取が突然話しかけてきます。
いきなり遠征部隊目指してるんだって?
お兄さんだか友達だかがさらわれてるって話じゃん、そんなにサクッとA級になれるとか本気で思ってんの?
大事な人を助けるためだからとか、頑張ればきっと願いはかなう、とか思ってるわけ?
……これは作戦ではない、香取の苛立ちをぶつけるだけの質問なのでしょう。
無視しても構わないだろうその質問に、修はこう返答するのです。
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僕が遠征を目指してるのは、ただ単に自分がそうするべきだと思ってるからです。
その答えは……香取を一層いらだたせます。
ムカつく……!!
拳を握りしめ、歯を食いしばる香取。
そのころちょうど、背後から若村が修のもとへとたどり着いたところでした。
修は、自分と若村の間にワイヤーを張っていきます。
その中には、今までのように赤いワイヤーが混ぜられていまして。
また赤いワイヤーか、と念のため警戒する若村那のですが……なぜか、気を付けているのにワイヤーに引っかかって転倒してしまうのです!
すかさずつっこみ、ブレードで切りかかる修!
若村はそれを何とか受け止めますが、修はアステロイドを発動し、あおむけに倒れている若村の両サイドから弾丸を放ったのです!!
そこにたどり着いた三浦はすかさず援護に入ろうとするのですが、若村は叫びます!
こっちじゃねえ、葉子を援護しろ!!
遊真はその時、
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まさに香取に切りつけようとしていました!!
若村はもう手遅れ、ベイルアウトです。
さらにその後も素早く攻撃し、一瞬戦局の変化と、何をどうするかと言う判断の迷いの隙をついて香取の右腕を切断!
ヤバいと援護に入った三浦の背後に一瞬で移動し、攻撃を仕掛け……その意識の死角を突いた修のアステロイドが三浦に直撃したのでした!!
瞬く間に2対1となってしまった玉狛第2VS香取隊。
絶体絶命となってしまい……香取隊のオペレーターにして香取の親友である染井も、自分の身盾が甘かった、と謝るしかない状態に……
ですが、香取はまだあきらめていないようです。
ものすごい目で二人をにらみつけ……
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ほんと、ムカつくわあんたたち、と吐き捨てるのでした!!



というわけで、ランク戦第5選も佳境となる今巻。
新戦術のお披露目となったこの戦い、とうとう修がポイントをゲットして見せました。
この戦術の強みは、なんといっても自分が強くなるということではなく、エースである遊真をより強くできると言うところ。
ワイヤーは修がベイルアウトした後も残るため、もしあっさりとやられてしまっても遊真有利のフィールドを作りだせるという部分、そしてワイヤーをはらせないために修に注意をひきつけて遊真を動きやすくするという部分と、多くのメリットを生み出すのです!
さらにここで千佳のレッドバレットも火を噴きます。
今のところまだ人を撃つことができない……というより、人を撃っていない千佳ですが、このレッドバレットならば遠慮なくどんどん撃てる様子。
しかも盾でガードしても盾ごと重りをつけて戦力ダウンさせることもでき、まさに至れり尽くせりなのです!
遊真の抜群の戦闘力、自分の有利なフィールドを作れる修、そしてガード不能の弾丸を放ってくる千佳。
一気にパワーアップを果たした玉狛第2、しかもさらに隠し玉もあるようで……!?
このあとも、玉狛第2の真価が次々に披露されていくのです!!

さらにこの後、物語を一歩進める展開が待っています。
依然修が頼んだ、第4の玉狛第2メンバーの加入について、が!
4人目のメンバーが、二人目のポイントゲッターとなれば戦力は一気にアップ、ランキングを駆け上がるのも難しくはないでしょう。
ですがそれにはやはり大きなハードルがありまして……?
この新展開で、その大きなハードルに関しての、意外な道が提示されることとなるのです!!
果たしてその道とは!?
そして気になるランク戦の行方は!?
これからの展開も目が離せませんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!