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今回紹介いたしますのはこちら。

「結崎さんはなげる!」第1巻 鏡ユーマ先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。



鏡先生は15年にヤングジャンプの新人賞で佳作を受賞してデビューした新人の漫画家さんです。
16年より本作の連載を開始し、この度めでたく単行本刊行となりました。

そんな本作は、ヒロインである結崎さんが活躍する日常ものです。
物静かでおとなしい印象の結崎さんですが、そんな彼女が「投げる」ものとは……?



高校生活が始まってから、一週間がたちました。
だんだん慣れ始めてくるとは言え、まだまだ新鮮な気分が抜けないはずのその時期に、大宮は早くも遅刻しそうになっていました。
必死で走り続け、何とかホームルームのギリギリ直前には間に合いそう。
ホームルーム開始を告げる鐘が鳴り終わる前に何とか教室に駆け込むことができ、間に合ったと安堵しながら教室に入るのですが……
運悪く、その日は先生が少し早めにホームルームを始めておりまして。
教室に入るなり、遅刻をとがめられて放課後職員室に来るよう言いつけられてしまうのでした。

みんなの前で恥をかいてしまった大宮でしたが、彼にとって一番大きいのは、その中にいる彼の中でのクラスナンバー1美少女、結崎さんにも見られてしまったことでした。
普段から表情がほとんど変わらない彼女が何を考えているのかはわかりませんが、遅刻する姿を見せてしまってはイメージが下がってしまうに違いないでしょう。
うなだれながら席につきますと、ちょうどそこで先生が恐のホームルームを少し早く始めた理由を話すところでした。
彼女が顧問を務めている陸上部に、新入生がほとんど入らなかったから、誰か入ってくれないか?
そんなお願いを聞いたクラスメイトの一人が、パッと手を上げてこんなことを言いました。
大宮君が入ればいいと思います、と!
なんでなんだとつっこめば、陸上部で足を鍛えたら、寝坊しても間に合うようになるんじゃない?とのことで。
先生もなぜかなるほどと頷いていますし、クラス中は笑い声に包まれて……
実際に今遅刻してしまった大宮は言い返すこともできず、ぐっと下唇をかみしめるばかり。
こんなことでは結崎さんにまで笑われてしまう、と視線を彼女のほうへと移しますと……当の結崎さんは、相変わらず無表情のまま。
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……反応されないのもそれはそれで悲しい、と大宮は複雑な心境に苛まれるのでした。

結局、大宮は陸上部に入ることになってしまいました。
まあ一年生がろくに入らないなんて弱小なんだろうし、適当にやっておけばいいか、と考えながらグラウンドに出ていきますと、そこにはなんと結崎さんがいるではありませんか!!
物静かで運動のイメージなどない彼女、一体何の競技をしているというのでしょう。
カッコいい短距離か、華麗に高跳びか?
などと考えながら、そっと様子をうかがっていますと……彼女はおもむろにカバンの中に手をやり、首筋に粉を塗り付け始めました。
首筋に粉を塗る、と言えば……
依然よなかにぼーっとオリンピックを眺めていたときのことが思い出されます。
その記憶どおり、彼女が次に手にしたのは
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やはり砲丸だったのです!!
砲丸投げと言えば、がっちりした方々専用のスポーツなんじゃないの!?
大宮の勝手な思い込みをよそに、結崎さんは練習を始めます。
が、あまりにも大宮がじろじろ見つめすぎたせいで、何となく視線に気づいたようで、きょろきょろとあたりを見回すではありませんか。
もしこのまま彼女を見続けて、気付かれてしまったらその後変な目で見られてしまうかもしれない。
部長に挨拶もしなければいけないし、いったんこの場を離れよう、と大宮は一度は思い立つのですが……
それでも、結局は結崎さんの勇姿を拝みたいという気持ちのほうが結局勝ってしまいました。
初めて見る彼女の砲丸投球姿。
それは、素人目から見ればただ砲丸を投げているだけ、のはずなのに……なぜか、ドキドキしてしまうのです。
そしてそのドキドキは、会心の投球ができた後に見せた、
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彼女の笑顔を見たときに最高潮に達して……
そんな彼女の美しさと、カッコよさに見惚れてしまった大宮。
いつか、自分も結崎さんのように頑張れるかな。
そう思い、自然と気持ちは陸上部にまじめに打ち込んでみようか、と言う方向へ向くのです。
部長のほうに行く前に、もう一度彼女の方を振り向くと……
結崎さんは愛おしそうに砲丸に顔を寄せていまして……
どれだけ砲丸好きなの?!と、さすがの大宮も突っ込まずにはいられないのでした!!



というわけで、ひょんなことから結崎さんとお近づきになっていく本作。
物静かな印象しかなかった彼女が陸上部で、しかも砲丸投げをやっている。
そんな新たな一面を知り、大宮はより一層彼女に惹かれていくのです!
もともと興味などなかった陸上ですから、入部するとなればその引かれた相手と同じ協議を選んでみようという気持ちがわくのもまた必然でして……
結崎さんと大宮は、このままお近づきになっていくのでしょうか!?
ですがラブがコメるには、結崎さんはほんの少しばかり砲丸のことを愛しすぎているようで……
大宮の望むような展開にはならないものの、なんだかんだ楽しく過ごしていくのです!!

この後、部長や、いろいろ教えてくれる三笠先輩と言ったキャラクターも登場。
それぞれがそれぞれの個性を発揮して日常を描いていくわけですが、本作の目玉はなんだかんだ言って結崎さんを中心とした陸上女子のさわやかなエロスでしょう!
青年誌にもかかわらず直接的な描写はなく、だからこそ引き立つ結崎さんのかわいらしさ(with大宮視点のサービスシーン)が楽しむことができますよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!