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今回紹介いたしますのはこちら。

「ムシヌユン」第4巻 都留泰作先生 

小学館さんのビッグスペリオールコミックススペシャルより刊行です。



さて、自分の体の中に巣食う謎の物体の生み出す欲望につきあげられ、悶絶を続ける上原。
そんな彼の悶絶のことなど露知らず、思い人であったかなこの家でいったん暮らすことになりました。
それでも収まらない欲望を何とかしようと山に入ってあれこれ試みる上はらなのですが、結局欲望から解放されることはなく……
と言う感じで上原が大変なことになっていますが、この島も同時に大変なことになっていました。
島に住む虫たちが、巨大化していたのです。
この異変はいったいどういうことなのか?
島の人々はパニックになるでもなく、それなりにいつもの日常を過ごしていたのですが……


かなこのススメにより、上原は鰹節工場で働くことになりました。
彼女の笑顔のためにも、彼女の言う「いい顔」に何十年かかってもなって見せる、と意気込む上原は、股間に住まうアレの生み出す欲望に絶対打ち勝って見せる!!と意気込んでおりました。
実際その欲望自体は何とかこらえることができていたのですが……なにせ昆虫ばかり追いかけてきた上原、もともとの引っ込み思案の性格も災いし、まあまともに働くことができません。
周りの従業員のつれない態度もありまして、早くも工場で行き場をなくす上原なのですが、そこで工場のおっさんから一つの仕事を命ぜられました。
中指くらいもあるでっかい蟻が、弁当を取ろうとして困る、退治してくれ、と。
大きくなって知能も増しているのか、どこか高い所に吊させていても、木の枝を梯子代わりにして登ってくるんだというその蟻。
蟻の巣を見つけて退治する……まさに、上原にとって転職ともいえる仕事でしょう!!
早速上原はその蟻を追うのですが……

蟻は、カマキリくらいの大きさにまで巨大化していました。
カマキリに擬態する蟻と言うのもいますが、いくら何でもこの大きさはないです。
少し前に森で見たカマキリはイセエビかというような大きさになっていましたが、蟻はカマキリくらいの大きさになっている。
生態系全体が巨大化しているのか?
そんなことを考えながら、アリの巣を探す上原。
するとその道中、事務所で休んでいるかなこの姿を発見します。
ですがかなこ、ただ休んでいるわけはなさそうです。
しきりにわき腹を気にしている上、顔を……体全体を上気させ、身もだえしているのです!!
それを見た途端、上原のあれが暴れ出しました!!
ヤバイ!!
そう考えた上原、すぐにトイレの個室に駆け込み、必死に耐え続けます。
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上原のあれは、いつもの様に触手を伸ばし、それはもう文字通り暴れまくるのですが……それでも耐えていますと、ブバッ!!と言う凄い音とともに何かが放出され……落ち着きました。
なんだかよくわかりませんが、とにかく我慢はできました。
できました、が……この欲望をこれからも我慢し続けなければならないのか、と考えると上原はげっそりしてしまいます。
そんなげっそりした顔の上原を見て、加奈子は何を勘違いしたのかこんなことを言いだしました。
今の上原君、すごくいい顔になってる。
カッコいいよ、少しだけだけど。
頑張ってね。

その言葉で上原はもう少し頑張れそうです。
かなこの言葉で興奮してもまたトイレでブバッとひと我慢して外に出ていきますと、その加奈子から頼みがあると言われてしまいました。
その頼みとは、かなこが面倒を見ているオバアの家に巣食う、でっかい蜘蛛の駆除、です!
一目見るなり、それがジグモであると見破る上原ですが、なにせ大きさがあり得ません。
かなこもスズメバチ用の殺虫剤で駆除を試みたらしいのですが、すぐに巣穴に逃げ込んでしまって決定打にはならないのだとか。
巣穴に棒でもつっこんでやろうかと言うかなこを、蜘蛛は上顎に毒を持っていることが多いから、と止める上原。
だったらどうすればいいんだと戸惑うかなこでしたが……上原は、もっともっとかなこに「いい顔」を見せてやろう!と意気込み、任せてくれと言い切るのです!!

……が、やはり巣の中に入ってしまうとどうにもなりません。
どうしようと途方に暮れていますと、かなこが弱音を吐き始めました。
オバアは蜘蛛をいなくなった家族と思って、蜘蛛にその家族の名前で呼びかけている。
蜘蛛に食べられてしまったほうがオバアも幸せなのかなあ。
そう言って、手を顔で抑えてうつむくかなこ……
そんなかなこを見ていますと、またも上原のアレが暴れ始めました!!
そんなに無防備だと、もう……!!
上原はもはや声も出せないほど追い詰められていました。
心の中で、お願い、逃げて!と声を上げるものの、口にその声が出ることはなく。
助けを、あるいはその体を求めて伸ばした上原の手がかなこの肩に触れると、かなこは……私、もうめちゃくちゃだ、と言い残して立ち去っていきました。
……実はそのタイミング、ギリギリのところでした。
かなこが走り去った瞬間、上原の股間のあれがいまだかつてないほど大暴れしだしたのです!!
自分の中身が全部引っ張り出されてしまうような、体が裏返しにされるような感覚が襲い掛かり、股間のあれは超巨大化!!
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まるで上原の上半身が股間のあれと入れ替わったように反転し、上原の体をぶら下げたまま勝手に動きだしたのです!!
しかもその行く先は、かなこの立ち去った先……!?
このままでは、加奈子のことをどうにかしてしまうかもしれない!!
上原は何とかそれを抑えようとしましたが、もはや彼の意思ではどうにもなりません。
やはり自分は、怪物として処理される運命なのか。
何もかもあきらめた瞬間のことです。
じぶんのまわりに、あのジグモが寄ってきていることに気づいたのは。
そしてそのジグモに対して……
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「イケる」気がしたのは!!!!!
上原、いくら虫が好きでも欲望の矛先が向いたことはない、はずです。
ですが今まさに、上原は虫に対して興奮を覚えていて……!?
何が何だかわかりませんが、とにかくすごいことになっていることは間違いありません。
……もうこれ、どうなっちゃうんでしょうか!?



いうわけで、凄いことになってきた本作。
今までもさんざんイカレた描写がされてきた本作ですが、今巻でいよいよもって本格的にイカレてまりました(褒め言葉)!!
さながら某ブラックブレインのような、虫に対しての劣情……良くも悪くも、一歩先を行ったと言えましょう!!!
ともかく、上原の股間に居を構えた謎の物体、その目的は今まで謎に包まれまくっておりましたが、今巻で虫に対して何かをしようとしているものである、と言うらしいことがわかったわけです。
ですが、だからと言って虫と素直にアレしようとしているわけでもなさそうで……?
謎が謎を呼びまくる本作ですが、この後の展開でさらにびっくりすることになります。
あの謎の星団に関係するらしい、米国の秘匿するある事実が描写され、驚きまくりの真実が暴かれます。
島がとんでもないことになっているなか、世界情勢もとんでもないことになっていき、物語の規模も巨大化!
世界規模の問題が起きるとともに、かなこの問題も泥沼化していきまして、島の中も島の外も事態は混迷を極めていくことになっちゃいます!!

世界規模以上のとんでもない規模になっていく本作、変態的としか言いようのない上原のアレの描写もあり、さらにいろいろな意味で見どころ満点に!!
1ページたりとも見逃せない本作、今後の展開も楽しみでなりませんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!