yn0
今回紹介いたしますのはこちら。

「約束のネバーランド」第2巻 原作・白井カイウ先生 作画・出水ぽすか先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。

さて、大好きだった孤児院が、実は得体のしれない「鬼」に食肉として子供を出荷するための施設だということを知ったエマたち。
その衝撃的な事実を知った彼女たちは、今までは最愛の存在だった最悪の敵、ママに気取られないよう、子供たち全員で脱出するための計画を進め始めます。
順調に準備は進んでいた、と思っていた一同ですが、そこになんとママの補佐役であるシスターがやってきて、一緒に孤児院で暮らすことに!
一層困難になってしまった脱出計画、果たして……?



孤児院から、全員そろった状態で逃げ出す。
あまりにも困難なそれ、準備ができることはできる限りしておくのが得策と言えます。
ですがだからと言って、子供たちに真実を明かせば、ママにそれが伝わって一気に計画が瓦解するのが目に見えているわけで……
そこで、エマたちは子供たちに真実を明かさないまま、脱出の可能性をひろげるための「訓練」をすることにしました。
それは、より実践的な「鬼ごっこ」。
騙しのテクニックや罠を張ったりと言う技、音を立てないように移動する手段などなど、考え得るありとあらゆる要素を詰め込んだ鬼ごっこを!!
これを毎日のようにすることで、体力面も戦略面も自然に鍛え上げられていく……!!
手ごたえを感じるエマたちでしたが、そこで予想外の出来事が起こってしまいました。
子供たちの行動に違和感を感じている、シスター、クローネが、鬼ごっこに参加してきたのです!!

クローネが気に入らないのは、森で妙な動きを見せている子供たち、ではなく、自分に見張り以外の仕事をさせないママでした。
全く自分のことを信用していないママは、決まった場所で子供たちを見張る、意外のことをさせない。
ようやく見せた隙をついてここにやってきて、子供たちに接触できたからには、ママが育て上げた子供たちの実力を測ってやろう……そう考えたのです。
子供たちの実力を測り、標的を見つけ、そしてそれを上につきつけて自分がママの座についてやる!!
野心が張り付いた笑顔で、イザベラは鬼ごっこの鬼をするのです!!
が。
鬼ごっこを始めてほどなく、クローネは子供たちの能力の高さを早速思い知らされることとなります。
どこにも逃げていった痕跡が残っておらず、化と思えば明らかに惑わせるために残された足跡がある……
なるほどママの自信作である子供たちだ。
クローネはにやりと笑い、時計の発信機の受信機を閉じて封印。
本気出しちゃお、と、さらにその口角を上げるのです!!

本気を出したクローネは、次々と子供たちを捕まえていきました。
年少者たちを、星やハートマークなんかを刻んだ葉っぱを並べておびき寄せ、そこで待ち伏せて一気に確保するなど、小技を駆使し始めます。
いかにもフィジカルモンスターと言った感じの見た目であるクローネですが、その身体能力だけでなく、こう言った絡めても使いこなす様子。
さらに、クローネが入ってこられない小さな木々の枝でできたトンネルを通り抜けようとしても、その力で枝をぶち破って突進、確保されてしまうのです!
みるみる捕まえられていき、そのペースはノーマンが鬼の時よりもはやいくらい!!
あっという間に生き残ったのはエマたち三人だけ……と思いきや、年少のフィルとビビアンも捕まっていないようです。
その理由は……エマが彼らを抱えて逃げていたから!!
とりわけ身体能力の高いエマならではの行動ともいえますが、流石にその状態でクローネから逃げ切ることは難しく。
岩陰に隠れてやり過ごそうとしたものの、クローネはその場にいることを察知して目を光らせているという、追い詰められた状況になってしまったのです。
クローネは、エマに語りかけます。
知ってる?ノーマンの弱点は体力、昔体が弱かったんですってね。
例の弱点はあきらめが少し早い所。
判断が早い分切り捨ててしまうのも早いわね。
そしてエマ、あなたの弱点は甘さ。
負われているのに他の子を抱えて逃げちゃうような甘さ……
そんな弱点を語られていれば、いやでもエマはその声に耳を貸さずにはいられません。
それを狙ったのでしょう、クローネはさらに言いだしたのです。
出てきなさい、悪いようにはしないわ。
もしあなたがあの日「収穫」を見たのなら、私はあなたの味方よ。
……「収穫」。
いま、そう言ったのか!?
エマはその言葉に気を取られていたあまり、警戒が弱まっていたのでしょう。
yn1
クローネに、見つかってしまったのです……

ですが結局勝負は、子供たちに軍配が上がります。
子供たちと言うハンデがなくなったノーマンとレイの逃走をクローネがとらえきることはできず、制限時間の経過を、レイに背後からからを叩かれて知らされる、と言う決着を迎えたのです。
そしてその勝利は、レイとノーマンに最大の奥の手が有効であることを教えてくれました。
シスターの背後はとれる。
yn2
殺すことは、不可能じゃない……!!

さらにその勝利を含め、鬼ごっこなどでノーマン達はもう一つの重大な現実を確信することになります。
ママは脱走を試みるものがいることに気づいているのに、特定しようという動きを見せない。
それは、脱走の計画者が特定できているからだ、と。
そして、その特定した方法に思い当たるものもあります。
……子供たちの中に、
yn3
内通者がいる……!!
状況的にそれはほぼ間違いないでしょう。
子供たちの中に、自分たちを裏切っている人がいる!
その現実に、一番衝撃を受けているのはやはりエマでしょう。
一人残らず助けようとしていた子供たちの中に、あの恐ろしい鬼の手先が……
エマの胸中に駆け巡る思いは……!?



というわけで、新たな局面を迎えた今巻。
厄介な障害になるかと思われていたクローネですが、ママとは信頼し合っている仲間、というわけではなさそうです。
野心に満ち、ママを蹴落として自分がその座についてやろうと考えている様子のクローネは、脱出を計画しているものを見つけて自分の計画のために使ったやろうと考えているようです。
そんな彼女の動きが、一体エマたちに対してどのような作用をもたらすのか!?
単純なママVSエマたち三人と言う構図に一石を投じた彼女、その波紋の影響が気がかりです!!

さらにそんな状況でもたらされる、内通者が子供たちの中にいるという事実!!
その事実は、脱出計画にほころびをもたらすのか、それともそれすら利用できると踏み台にするのか?
そして、内通者がいるという事実に直面したエマの心境は!?
一気に事態が進展する今巻、まだまだ明かされていく様々な事実や衝撃の展開が用意されています!
今巻も、これからも、目が離せませんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!