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今回紹介いたしますのはこちら。

「悪魔のメムメムちゃん」第2巻 四谷啓太郎先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、悪魔のメムメムちゃんに目をつけられてしまったひょう太の悩ましい毎日を描いていく本作。
悪魔としても無能、人として(?)の性格的にもクズと救いようのないメムメムちゃんでしたが、なんだかんだと相手をしているうちに、ひゅう太が何にもできない彼女を救う道を考えなければならなくなってしまうのでした!


ある日のことです。
すっかり大家さんに気にいられてしまったメムメムちゃんは、思いっきり写真を撮られまくっていました。
よりにもよって、天使の格好をさせられて……!
可愛い、本物の天使みたい、とものすごい勢いで褒めまくり、写真を撮っていく大家さん。
とある理由から大家さんに絶対服従状態になってしまっているメムメムちゃんは、私悪魔なんですけど、という言葉を蚊の鳴くような声で絞り出すのが精いっぱい。
その瞳にはいつものように涙がたっぷり湛えられていたのですが……撮影のお礼とばかりにお菓子を差し出され、コロッと笑顔に変化!
まだ撮ってもいいかしら、と言う大家さんの質問に、はい!!とものすごくいい返事で返すのでした!!

学校帰りのひょう太はと言いますと、わかりやすく肩を落として歩いていました。
ただでさえつかれるメムメムちゃんの相手、夜だけでも大変だというのに、最近は時間帯などお構いなしにやってきていまして、それはもう……面倒。
先日など偶然とはいえひょう太の友人の家にまでやってきまして、心休まる暇もありません。
そんな時のことでした。
街中だというのに、「悪魔よ!」と言う声が聞こえたのは。
まさかこんな街中にもメムメムちゃんが!?と驚いてそちらの方に振り返りますと……
そこには、なんだか白いローブを来た変な二人組がいまして、どうもその二人が悪魔を探しているようなのです。
悪魔を探している、と言う言葉に、妙な不安を感じるひょう太、そっと様子をうかがうのですが、やはりその二人、妙な動きを見せます。
魔力の残り香のようなものを感じる、とあたりの様子をうかがい、ひょう太を!!
……スルーし、その先の道を歩いていきます。
すると電柱の陰で何やら蠢いているものを発見。
やはり私にかかればこんなものに、さあ観念しなさい!!
そういってその蠢く何かの前に立ちはだかると、そこにいたのは
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電柱の陰でお菓子をむさぼるメムメムちゃんだったのです!!
しかも天使ルックのままの……!!
それを見た白服の人物は、その姿を見てそれが悪魔であるとの確信が持てなくなってしまいました。
確かに魔力の残り香のようなものを感じるけど、と、メムメムちゃんの魔力が残り香同然と自然な流れで侮辱。
それでも年のためとばかりに悪魔なのかと尋ねてみる白服の人物……
悪魔を探しているいかにもといった感じの人物が、悪魔なのかと尋ねてくる。
それを肯定したら、なんだか大変なことになってしまう予感!!
ところがメムメムちゃんは、むしろ嬉しそうに、あたしが悪魔だってわかってくれるんですか!?とにっこにこ!
本当に悪魔なのね、とちょっとうろたえ気味に念押ししてくる白衣の人物に、なぜか自慢げに、まぁそうなりますねと答えるメムメム。
本人がそう言っているのですから間違いないでしょう。
やっぱり私の感覚は正しかった、のね、見た目で判断してはいけないということよ。
そう言うと、白服の人物は背中に背負っていたでっかい十字架のようなものを下ろし、構え初めて……!!
なんだかやばいものを感じたひょう太、すかさずメムメムちゃんをサルベージしてダッシュ!!
あっけにとられる白服の二人から遠く離れるひょう太ですが……なんということでしょう!
数十メートルもあろうかと言う距離を、白服の人物はひとっ跳びで詰めてしまうではありませんか!!
しかもその財布り終え推した十字架のようなものの一が気は、アスファルトをやすやす砕き割って……!!
びっくり仰天、泣き叫ぶメムメムちゃん!!
ローブを脱ぎ捨てた白服の人物は、こう名乗りを上げました。
逃がさないわよ、悪魔とその手先め。
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悪魔狩りの正統な血を受け継ぐこのオルル・ルーヴィンスが直々に成敗してくれるわ。
……そう言えば、人間界に来るときに、メムメムちゃんは先輩にアドバイスを受けていました。
悪魔狩りに気を付けるのよ、と言うその言葉を、その時はいい返事で返したものの、今の今まで忘れていたのですが……
覚悟はいいか、と迫ってくるオルル。
メムメムちゃんも殺されてなるものか、と……魂を撮ったことのない悪魔なんて悪魔じゃないと思う、他にもいっぱい魂を取ってる悪魔もいるのに、と自分を下げまくって自己防衛しようとするのですが、超ガチな彼女は一切聞く耳持たず。
いよいよもって逃げられないと感じたメムメムちゃんは、どんよりと顔を曇らせて……
向いてない仕事を無理やりやらされて、できないと怒られて、人間にはこんな服を着せられて、しまいには何もしてないのに悪魔だから斬るとか言われて……
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糞みたいな一生だぁ!!
そう言って泣き叫ぶのでした!!
流石に哀れになったひょう太は、何も殺すことはないでしょう、と何とか助けてやろうとオルルにかけあうのですが、その時背後でメムメムちゃんは……残ったお菓子を貪り食っていました!!
後で食べようと思っていたとっておきを、いましか食べれないと思って……
もう完全にあきらめているメムメムちゃんに、ひょう太は生き残ることを考えろよ!と突っ込むしかないのでした!!
……油断させる作戦か、と様子をうかがうオルル……
この悪魔狩りの強襲、絶体絶命のメムメムちゃんの明日はどっちだ!?



というわけで、まさかの悪魔狩り登場となった今巻。
人畜無害(除くひゅう太)と言っていいメムメムちゃんではありますが、魂を狙う悪魔であるのはとりあえず間違いないわけで。
本気の本気で悪魔を狩ることに全てをかけ、生まれてからずっと修行に打ち込んできたオルル。
その力はアスファルトをやすやす叩き割ることからもわかるように、人間の常識を超えたものとなっています!!
話は通じず、力はひょう太なんかがどうにかできるレベルではない。
どう考えてもどうにもならない、この大ピンチ……!!
ギャグマンガらしからぬこのピンチ、果たしてどうやって切り抜けるのでしょうか!!

そしてこのほかにも多くのエピソードが収録されている今巻。
いつも通りのどうしようもないメムメムちゃんとひょう太とのやり取りをメインに、メムメムちゃんがアレな方向に頑張るお話、大家さん母娘との絡みなどなど、バラエティ豊か!
とりわけ目を引くのが、ひょう太の友達の家に迷い込んでしまったメムメムちゃんを襲う悲劇のエピソード!!
相変わらずクズなメムメムちゃんの奮闘を、たっぷりお楽しみください!!

そして今回も描き下ろしの漫画がおまけに収録!!
なんと15ページ、ひょう太の友達がらみのエピソードが描き下ろされておりまして、ネット配信で欠かさず見ていた人も十二分に楽しめる内容になっているのです!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!