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今回紹介いたしますのはこちら。

「巨蟲列島」第4巻 原作・藤見泰高先生 漫画・RED ICE先生 

秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスより刊行です。


さて、睦美の言う「安全地帯」を目指して進んでいた一行。
恐ろしい巨蟲たちの襲撃から逃れながら、安全地帯の目前まで近づくことはできたのですが、そこでジグモの襲撃を受けてしまいます。
犠牲者も出るなか、安全地帯を前にして正常な判断ができなくなった中城が暴走。
中城、そして睦美はジグモにとらえられてしまうのでした!!


二人がジグモにとらえられた隙に、千歳達をはじめとしたほかのメンバーは、神社の社殿の中に逃げ込みました。
すぐに睦美を助けに行こうという千歳ですが、アツシはそれを断固拒否。
リーダーシップをとっていた中城、そしてその知識で自然と一同の行動の指針を作っていた睦美がいなくなった今、アツシは再びこのチームの中で自分がリーダーになれると踏んだのでしょう。
俺たちは勝ち組なんだ、この安全地帯で救助を待っていればいい、と笑うのでした。
千歳はそんなアツシを頼らないことに決め、、中城を助けに行きたい青山に声をかけ、二人を助けに行こうとほかのメンバーにも声をかけました。
が、自分が安全地帯に入れたという安堵から、ほとんどの人物が腰を上げようとしないのです。
もうあの二人が生きているとは思えないという心ない言葉をかけるばかりか、勝手なことは許さないと千歳を柱に縛り付けてしまうのでした。
そんな中、甲斐がひそかに社殿を出ていきます。
ここまで生き延びられたのは睦美のおかげである、としっかりわかっている甲斐は、一人でも睦美を助けに行くつもりのようです!
ひそかに社殿は出たものの、これからどうするかと頭をひねっていたところ……そこに、ひそかに外に出ていた青山が声をかけてきます。
助けたいのは自分も同じ、力を貸してという青山ですが、甲斐はいつもの調子で俺がそんな人間に見えるのかととぼけ……さらに青山の過去の行動をとがめて、その誘いを断ろうとするのです。
が、青山は……中城を助けるため、何もかも捨てて甲斐に頼み込み始めました!!
甲斐に縋りつき、衣服を脱がしたかと思うと、
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自らの衣服を脱ぎ捨て、甲斐を押し倒して……!!!


睦美と中城は、生きていました。
ですが状態は最悪に近いもの。
二人はジグモの糸に縛られ、巣穴に連れ込まれていたのです。
どうやら保存食にされたらしい、と睦美は中城に説明するものの、中城はそれを聞いて取り乱し、糸から逃れようと暴れました。
が、野生の本能と言うのは恐ろしいもので、もがけばもがくほどきつく締まるように糸は巻き付けられていました。
ここは無駄に動かず、チャンスをうかがうしかない。
睦美はこんな状況でも冷静に脱出の手段を探していたのです!

青山の体を使った説得にほだされた甲斐は、ジグモの巣の入り口近くまで来ていました。
巣穴に潜り込むのは自殺行為ですが、甲斐は一応の作戦を用意しています。
それは……ふすまです。
ふすまを使って何をしようとしているのでしょうか……?
二人がそうやって睦美たちを救いだそうとしていた直後、ジグモの巣穴の中にいた睦美たちは戦慄を覚えることとなってしまいます。
巣穴に響く……ジガバチの羽音!
こんな時にジガバチが!?と驚く睦美ですが、もっと驚いていたのは中城、と……ジグモでした!!
点滴であるジガバチが来たと察知したジグモは、非常食を持って逃走を開始したのです!!
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猛烈な勢いで巣穴の外に出るジグモと、睦美達。
ですがどうしたことか、そとにはジガバチがいないのです。
ジガバチは空から獲物を狙うはずなのに、どこにもいないのはおかしい……
睦美はその奇妙な状況に戸惑うのです。
が、実はそれこそが甲斐の作戦だったのです!!
携帯電話に録音しておいたジガバチの羽音を、ふすまを増幅器代わりに使用して大きく響かせたのでした!!

旨くジグモを誘導することができた甲斐と青山。
ジグモの注意がそれている間に、睦美と中城のもとに駆け寄りました。
すぐにライターで糸を焼き切ろうとする二人ですが、体の巨大化とともに巨大となっていた糸を焼いて斬るのは困難です。
そこでカッターナイフを火であぶってヒートナイフのようにすることで睦美を拘束する意図を切り取ることができたのですが……
その焼けこげる匂いにジグモが気が付いてしまったのです!!
ギリギリのところで、睦美の拘束をほどくことはできましたが……中城を結んでいた糸はまだついたまま!!
ものすごい勢いで引き摺られてしまう中城を見て、青山は慌てて、もっともしてはいけない選択をしてしまったのです!!
それは、異変を察知して逃げようとしていたジグモに向かって、再びジガバチの羽音を聞かせる、と言うこと……!!
ジガバチがすぐ近くに来ていると思い込んだジグモは、今まで以上に必死に逃走を始めてしまいます。
今まで以上の勢いで引っ張られ、引き摺られたせいが大きかったのでしょう。
中途半端に糸を焼き切っていたことも影響したのかもしれません。
中城が暴れたのも悪かったのでしょうか……
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糸は強く、激しく中城の体に食い込み、肉を裂き……そして……!!!



というわけで、ジグモととの戦いが繰り広げられる今巻。
睦美はギリギリのところで助かったものの、依然ジグモにとらえられたままの中城は……どうなってしまうのでしょうか。
睦美と言う虫に対してのスペシャリストが復活した今、ジグモを相手にどうにかすることもできそうですが、果たして!?

そして物語は新展開を迎えることに。
3日あれば救助はやってくるという予想が立てられていたわけですが、こう言ったパニックホラーもののお約束になぞれば、救助が来てもたどり着く直前に希望を打ち砕かれる、というところでしょう。
そんなホラー漫画の鉄板をこの漫画ではどうするのか?
そのあたりに注目しつつ、安全地帯で生き男ひそめて生き延びたいところですが……
なんといっても今だ巨蟲の脅威が去ったわけではありません。
安全地帯と言っても、ただ神社の社殿にこもっているだけで虫が襲ってこないというわけもないでしょう。
このあと睦美たちにどんな試練が待っているのか?
巨蟲の恐怖はまだまだ一同を脅かすことになりそうです!!

ちなみに本作で突然(?)挿入されることのあるサービスシーンですが、今巻でも健在であります!
本作の読者でこっち方面に興味がある方は少ないような気もしないではありませんが……楽しみにしておられる方はご安心ください!?


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!