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今回紹介いたしますのはこちら。

「上野さんは不器用」第2巻 tugeneko先生 

白泉社さんのヤングアニマルコミックスより刊行です。


さて、田中に思いを寄せる天才少女、上野さん。
ですが上野さん、恋愛に対しては超奥手で、発明品を披露するという体を取ったものすごく回り道をしたアプローチを仕掛けるのが精いっぱいでして。
対する田中はと言いますと、こちらも超が一つでは足りない鈍感さんでして。
今日も今日とて、同じ科学部の山下さんの協力を受けつつ、上野さんは遠回しなアピールを続けるのでした。



ぺたぺたと、裸足で廊下を歩く音。
その音の主は、失礼しますと言いながら科学部の部室の扉を開きました。
彼女は、水泳部の北長さん。
彼女は上野さんにお願いをしていたあるものを受け取りに来たようです。
発明品に関してはさすがとしか言いようのない上野さん、もうそのブツは完成していました。
これを置くだけでいいから、とさっとそれを渡しますと……
北長さんは、ホント助かるよ、とちらりと田中のほうを見た直後、上に羽織っていたジャンパーを脱ぎ捨てるのです!
そこから現れたのは……水着姿でした。
そして北長さんは、じゃあ早速、と言いながら……
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その水着まで脱ぎだし始めたのです!!
慌ててそれを止める上野さん。
そりゃそうです、ごく普通の教室で、それも男子である田中のいる前でいきなりすっぱだかになろうとしているのですから!
男子もいるんだから、とそのことを指摘してみても、北長さんは私は別に平気だよとあっけらかんとしたもの。
上野さんがしどろもどろになっていますと、北長さんは含み笑いをしながらこう言うのです。
それともあれかな、上野さんが困るってことかなぁ?

そんな二人のやり取りを見ていた田中。
全く話の出どころがわからない彼、とうとう我慢できず口をはさみます。
聞くところによりますと、なんでも水泳部の部室に最近覗きが現れるのだとか。
先生には報告済みながら、部長である彼女も何か手を撃とうと思ったのだそうで、上野さんに依頼をしたのです。
そして出来上がったのが、手のひらサイズの円筒状の物体。
「キルトハイド」なるそれは、装置周辺の光の波動性を計測管理し、劣情を刺激する視覚情報に対し、議事立体映像を投影する……要するに、エロスを感じさせる場所を隠す映像が出てくる装置なのです!
上野さんがその説明をしている間にも、北長さんは脱衣をやめておりませんでした。
やめい!と鋭いツッコミをしても、北長さんはやっぱり動じず。
効果があるかここで試しておくべきだ、と彼女はノンストップで水着を脱いでしまい……
セクシーゾーンを田中に見せまいと慌てふためく上野さん!!
もうどうにもならないと悟り、山下さんに助けを求めてしまいました!!
そこで山下さん、田中の顔面を思い切りひっぱたいて視覚を奪うというとんでもないアシストをさく裂!
とりあえずの難は逃れたものの、まだまだ北長さんは絶賛全裸中、油断はできません。
彼女は服を着る気など一切なく、男子に見られたくないどころか、むしろみられないと意味がないとまでいうのですから!!
ちなみに、ちゃんと隠れては、いるようですが……
田中君だったかな?
そう田中に話しかけながら、仁王立ちする彼女の体は……
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エロスな部分に、黒いブロックノイズのようなものが発生している状態になっておりました。
田中は……いつもの調子で、ちゃんと黒い奴で隠れてますよ、と無味乾燥な返事。
北長さんは、そんな返事では満足できないようで、さらにぐいぐい攻めてきます!
質問の仕方が悪かったかな?
場面を想像しながら答えてね。
気味が水泳部の部室をこっそり覗いた時に、中で着替えてる女の子の体がこう見えてたら、

えっちな気分になるかどうかを聞いてるんだよ?
北長さんは、そう挑発的ともとれる言葉を投げかけながら……赤面しながらがくがく震えてすごいことになっている上野さんの様子をうかがっています。
が、ふと視線を移すと、そこには矢印で視線を誘導する山下さんの姿が。
その矢印のほうに視線を移すと……
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田中が、無造作に黒い所に指を突っ込もうとしていたのです!!
流石の北長さんも、ものすごい勢いでとびすさり、おチチさわろうとしたぁ!!と絶叫!!
田中はあくまで冷静に、誤解です、触ろうとしたんではなく、それはどうなってるのかなと思って、と黒いヤツがどこにくっついているのかを確かめようとしたのだとか……!!
田中……上野さんに対してだけでなく、女性全体に対して性的なあれこれを感じることがない、傑物のようです……!!
俄然その黒いものに興味を沸かせた田中は、完全にその黒いヤツを触りまくろうとしてきまして。
北長さんをもってしても、その行為はドン引き!
おびえきった北長さん、もはややめろと口で言うことしかできなくなってしまった上野さん……!
そこで救世主となったのは、山下さんでした!
山下さんが右腕を高く掲げていたのですが、その先端に例の黒いヤツが。
田中は完全にそっちに興味がうつりまして……この隙に、と北長さんを逃がそうとするのです。
北長さんはそんな上野さんの様子を見て、こんなことを考えていました。
悩んでるって聞いたから心配したけど、案外楽しくやってるみたいだね。
彼女なりに上野さんを心配して、ここに様子を見に来たと言うところなのでしょう。
いつもと違う上野さんの顔が見れて良かったよ。
またそのうち遊びに来るよ。
そう言い残して、彼女は立ち去っていくのです。
……全裸で。



というわけで、新キャラクターの登場する本作。
上野さんの発明のバリエーションがあるとはいえ、上野さんと田中with山下さんではあれこれするにも限界があるでしょうから、こうして別方向からコトのきっかけを起こしてくれるキャラクターが現れるのはありがたい所!
上野さんと田中さんの関係にまた新たなきっかけを与えてくれることを期待しましょう!!
ついでに、上野さんや山下さんでは望めない(?)ストレートなサービスシーンも豊富に披露してくれそうですしね……!!

このほかにも、様々な事件が巻き起こります。
水を銀河から取り出せるという不思議ペットボトルで間接キスを指せようともくろんだり、自分のソックスを頭からかぶらせようと水攻めをしたり、肝試しにかこつけてボディタッチをして田中を刺激しようとしてみたり……
そんな様々な事件を、田中は天才的な鈍感力で華麗にスルー!!
そんなスルーぶりに、ドキドキしたりドギマギしたりする上野さんの姿をめでる……そんな日常が今巻も繰り広げられるのです!!
その他にも、いつも冷静な山下さんの意外な弱点が判明したり、人間ではない新キャラクターが登場したりと、本筋以外のお楽しみも充実!!
上野さんの大胆なんだか何何だかわからないアプローチを楽しみながらも、他のキャラクターの活躍も楽しい一冊になっているのです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!