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今回紹介いたしますのはこちら。

「僕のヒーローアカデミア」第14巻 堀越耕平先生 

集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。


さて、仮免試験を終えた出久達は、新たなステップへ向かうこととなりました。
爆豪と出久の関係性も徐々に変わり始めるなか、巻き起こる出来事とは……?



雄英生徒がプロヒーローのもとで仕事をする、インターン制度。
依然行った職場体験とどこが違うのか?
インターンでプロヒーローのもとに行けるなら、雄英祭での頑張りは何だったのか?
そんな生徒たちの疑問に答えるためにも、相澤はある三人の人物を教室に招いていました。
それは、「ビッグ3」と呼ばれる、現雄英生の中でトップに位置する三人!!
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その中の一人の顔に、出久は見覚えがありました。
去年テレビで見た雄英祭で大活躍……はしなかったものの、素っ裸になるなどなぜか印象に残る人物だったように記憶しています。
残りの二人も、上位陣にはいなかったような……?
そんなことを考えておりますと、相澤から自己紹介をするよう頼まれるビッグ3.
まずは天喰から、と言われ……右端に立っていた、黒髪の生徒が、鋭い眼光を放ちました!
一瞥だけでこの迫力!と、その眼力に驚愕する飯田ですが、直後天喰はほかの二人にこう言うのです!
ダメだ、じゃがいもだと思っても頭部以外が人間のままで人間にしか見えない、言葉が出てこない。
……帰りたい……!
鋭い眼光は、必死で後輩たちをじゃがいもだと思い込もうとして生まれたものだったというわけで。
そんな天喰のことを、ノミの心臓だと言って自己紹介を始めたのが、ビッグ3の紅一点、波動ねじれ。
彼女がしっかりインターンに関して説明をしてくれる……と思いきや、彼女もなかなか曲者のご様子。
障子のマスクやら、轟の火傷やら、芦戸の角やら、様々なことに次々と興味を示しては失って行き、全く話が進まないのです!!
そこで出てきたのは、ビッグ3のトップである通形ミリオです。
なんだかあっさりした顔の彼、彼もまたなんだかノリがちょっぴり変なのですが……ほかの二人に比べれば大分話せる方のようで。
出久達A組の面々がいまだに状況がよく呑み込めていない事もわかっているようですし、そしてA組のほとんどが一年生にして仮免を取得していることもわかっています。
そこで、ミリオはこんなことを言いだすのです。
君たちまとめて、俺と戦ってみようよ!

体育館にやってきました。
やる気満々二十何をするミリオに、天喰は口で説明した方がいい、とアドバイスをします。
それはミリオの身を心配してのことではなく、この戦いによって立ち直れなくなってしまう一年生が出てしまいかもしれない、と言う……一年生側の心配ゆえでした!
ねじれも、挫折して問題を越してしまった子がいたって言うし、ちゃんと考えないとつらいよ、などと同じような意見を持っているようです。
……ここまで言われては、A組の面々も我慢はできません。
A組の面々は一年生と言えど、ハンデありとはいえプロとも戦っていますし、ヴィランとの戦いも経験しています。
彼らにそこまで心配されるような、雑魚ではない……
そんな自負があっても一向におかしくはないでしょう。
それでもミリオは、いつでもいい、誰からくる?と顔色一つ変えずに迎え討とうとするのです!
そんなミリオに立ち向かう一番手は……まさかの出久!!
雄英のトップ、そこと自分の間の距離はどのくらいあるのかを試す、願ってもないチャンスだ!
出久はさっそく構え……そして他のA組の面々も一斉に臨戦態勢に!!
よろしくお願いします!の声とともに、その戦いは始まるのです!!

その直後、驚くべき光景が目の前に広がりました!
ミリオの服が、なんか体をすり抜けて下に落ちたではありませんか!!
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ビビるウブ系女子、耳郎さん!
ミリオは調整が難しくてね、と服を手繰り寄せるのですが、そこに出久は好きを見出しました!!
放つは全力の顔面キック!!
確かにそのキックはミリオの顔面を捕えたのですが……出久のキックは手ごたえなく、ミリオの顔面をすり抜けてしまったのです!!
すり抜ける「個性」……!!
その後、矢継ぎ早に襲い掛かるA組の攻撃もすべてミリオを通り抜けてしまいます!!
それどころか、攻撃したはずのその場所からミリオの姿が忽然と消えているではありませんか!!
ミリオの姿を見つけ出すよりも早く、彼は素っ裸の状態で耳郎の背後へ!!
すり抜けるだけでなく、ワープまでする!?
驚愕しているうちに、遠距離攻撃タイプの個性もちから倒していき……
気が付けば、近接戦闘型の8名を残し、他はやられてしまったのです!!
そんなミリオのことを、相澤はこう評すのです。
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俺の知る限り、最もNo1に近い男だぞ。
プロも含めてな。



というわけで、通形ミリオの恐るべき強さが見せつけられる今巻。
彼の強力すぎる力は、彼の個性ゆえなのでしょうか?
ですが他の面々の口ぶりからすると、ミリオの個性はそれほど強力なものではないという感じなのですが……?
とにかく出久達としても、このままあっさりやられるわけにはいきません!
せめて一矢報いなければ、と言うところですが……

そしてこの後、物語は二つの勢力の動きを中心に進んでいきます。
まずはインターンに向かうことになった出久達。
出久がインターンさせてもらうのは、やはりグラントリノの元……ではありません!!
そのインターン先、なんと……!!

そしてもう一方は、死柄木たちヴィラン連合のほうです。
仮免試験でもよくない動きを見せていたヴィラン連合ですが、そこに謎の来訪者が現れて……?
彼らのほうに巻き起こる事件もまた、今後の展開を占う大事なものとなりそうです!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!