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今回紹介いたしますのはこちら。

「鬼滅の刃」第7巻 吾峠呼世晴先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、柱と鬼殺隊の当主との対面を果たし、禰豆子の存在も認めてもらうことのできた炭治郎。
しのぶの屋敷で体力の回復とともに常に身体能力を上げる呼吸を行う、全集中の常中を体得し、パワーアップも果たすことができたのでした。



炭治郎は、父の行っていたヒノカミ神楽、そして「火の呼吸」について何か知らないかとしのぶに尋ねてみました。
ですがしのぶは実にあっさりと知らないと答えてきまして……
ですが、火の呼吸、と言うからには「炎の呼吸」と何か関係があるのかもしれないと考えたしのぶは、炎柱・煉獄杏寿郎に会えるよう手を回してくれるのでした。

善逸、そして伊之助とともにやって来たのは、一台の列車でした。
田舎者……と言いますか、山の中で暮らしていた炭治郎や伊之助にとっては完全に未知の物体。
いろいろおびえたりはしゃいだりとありましたが、列車に対して知識のある善逸のおかげで無事に乗り込むことができたのでした。
そして肝心の杏寿郎ですが……
うまい、うまいと大声で連呼しながら弁当を食べておりました。
初対面では禰豆子は殺すべきだとはっきり言う厄介な人物だと思われた杏寿郎ですが、一度その人物を認めさえすれば基本的に面倒見のいい親分肌の男のようでして。
炭治郎の質問にもきちんと答えてくれるのでした。
が、火の呼吸やヒノカミ神楽について知らないかと言う質問の答えは、望んでいたものとはまるで違うものでした。
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知らない、ヒノカミ神楽と言う言葉も初耳だ、これでこの話はおしまいだな!!
一瞬で終わってしまった会話でしたが、自分継子(弟子)になるといい、面倒を見てやろう、と聞いてもいないのに呼吸の歴史まで教えてくれ始めます。
炎の呼吸は歴史が深く、水の呼吸とともに常に柱の一員に名を連ねていた。
呼吸は炎、水、風、岩、雷の五つが基本の呼吸で、他の呼吸はそのどれかからの派生である。
刀の色で向いている呼吸がわかるが、炭治郎の持つ黒色の刀の持ち主は何の呼吸が向いているかもわからないし、柱になったのを見たこともない。
……一気呵成にいろいろと教えてくれた杏寿郎。
いろいろな意味で圧倒される炭治郎ですが、俺が鍛えてやるからもう安心だ、と胸を張る杏寿郎の面倒見の良さはよくわかりました。
が、そのタイミングで一同は驚くべき事実を知ることとなるのです。
杏寿郎は鬼退治に来ている。
それも、その退治の現場と言うのが、この列車だ、と言うことを!!
おびえまくる善逸は、すぐ降りるというのですが……当然途中で列車が止まってくれるはずもありません。
そうこうしているうちに、車掌が切符の確認にやってきました。
降りると泣き叫ぶ善逸を尻目に、切符を切っていく車掌。
炭治郎は、その時妙な匂いを感じました。
そしてその不吉を、杏寿郎もまた感じています。
車掌さん、危険だから下がってくれ!
そう声を張り上げた先に居たのは……一匹の、鬼でした!!
よほど強力な鬼なのでしょう、今の今まで気配も感じませんでしたし、姿も見えませんでした。
が、こちらも強力な柱の一人がいるのです。
炎の呼吸、壱ノ型・不知火。
猛然と相手に向かって変えだし、すれ違いざまに一刀を浴びせる不知火。
その一撃は、
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鬼の首をたやすく切り落としてしまうのでした!!
その腕前を見て、炭治郎は感嘆の声を上げます。
すげえや兄家、おいらを弟子にしてくだせぇ!
善逸や伊之助も、おいらも、おいどんも!と声を上げ、杏寿郎はみんなまとめて面倒見てやる!と胸を張り……
大盛り上がりする社内ですが……何かが、妙ではないでしょうか。
いくらなんでも、炭治郎や善逸、伊之助までもが杏寿郎への弟子入りを懇願するでしょうか?
面倒見のいい、頼れる兄貴的な男である杏寿郎の思い描く、夢の光景のようではないでしょうか?
事実……
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杏寿郎だけではなく、炭治郎も、善逸も、伊之助も、たまたま居合わせただけの乗客も……全員、寝こけているのですから!!

先頭車両の屋根の上で、一人の鬼がほくそ笑んでいました。
その瞳に、下弦の一、と書かれた……鬼舞辻の血を受けた鬼が。
彼は、眠りに支配された列車を見下ろしてこう言うのです。
夢を見ながら死ねるなんて幸せだよね。



と言うわけで、十二鬼月との戦いが始まってしまった今巻。
今回の敵は、下弦、下位6人のうち最強の存在である鬼です。
鬼舞辻の力を受けてパワーアップしている下弦の一の鬼の力は絶大で、あの柱までもが術中にはまってしまうことになりました。
自分で起きることはほぼ不可能と言える、幸せな夢の中に叩き込まれてしまった一同。
新たに現れた十二鬼月の軍門に下ってしまうのでしょうか?
それとも、ここで炎柱の底力を見せてくれるのでしょうか?
炭治郎はその持ち前の力を発揮することができるのでしょうか!!
今までにない、搦め手で襲い掛かってくる十二鬼月、その先の読めない戦いは一体どうなるのか、予想できませんね!!

火の呼吸とヒノカミ神楽と言う謎がさらに深まり、より鬼舞辻の血が濃い鬼との戦いが繰り広げられるというこのシリーズは見逃せないわけですが、その他の要素も注目です。
相変わらず善逸や伊之助は独特すぎる存在感を放ってこちらを楽しませてくれますし、禰豆子もキュートな姿を見せてくれます。
さらにおまけ要素も豊富で、お話とお話の間に描かれた補足的な一コマもコミカルで楽しく、恒例となってきたキメツ学園も吾峠先生ノリノリで書かれてらっしゃいます!
そして何より注目なのが、増刊に掲載されたカナヲとしのぶの出会いのエピソードが掲載されていること!!
カナヲの出自だけでなく、在りし日のしのぶの姉のほわほわした魅力あふれる光景も拝めるこちらも必見ですよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!