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今回紹介いたしますのはこちら。

「地獄先生ぬ~べ~NEO」第11巻 原作・真倉翔先生 漫画・岡野剛先生 

集英社さんのJCグランドジャンプより刊行です。


さて、謎の組織「ヴィムク」を通じて現世を地獄へ変えようとしている地獄人の存在や、丑光の目的が明らかになった前巻。
そんな状況の中でも、ぬ~べ~は子供を守るため日々奮闘。
渦巻く野望の中、子供たちを守り続けることができるのでしょうか?



暗闇の中で治療用マシンの音だけが響く集中治療室。
そこでボロボロのカラダになったある男のもとに、一体の妖怪が姿を現しました。
いや、それは妖怪と言うよりも……神に近い存在のようです。
蹄の音とともに現れたそれは、美しい鬣と立派なひげ、そして折れた角を携えた、麒麟。
麒麟は、そのボロボロの人物に語りかけます。
裁きを受けよ。
汝の命を持って、罪を償え!
麒麟がそう告げた途端、包帯にぐるぐる巻きにされていたその男の体がみるみると再生していき……むくりと起き上がったではありませんか!!
その男は……
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カルラ。
以前ぬ~べ~と激戦を繰り広げたヴィムクの幹部、カルラだったのです!!
カルラはそのまま病院を脱走します。
そして、千佳宇のです。
俺をこんな目に合わせたあいつ、鵺野鳴介。
この手で必ず、復讐してやる!!

孤児だったカルラはヴィムクに拾われ、血反吐を吐く異様な猛特訓の末にエリートになりました。
そして与えられた最強の武器、麒麟の角。
積み上げた霊能者としての力、最強の矛を手にしたカルラは、自分が常人を超えた存在であるという絶対の自信を持ち、そしてそれを自身の唯一の存在意義だと思っていました。
ですが、ぬ~べ~との戦いによってその長年かけて積み上げてきたすべてが一瞬によって崩れ去ってしまったのです。
今すぐにでも復讐してやりたいところですが、無策で行っても再びやられるのが落ちでしょう。
なにせぬ~べ~には強力無比な鬼の手NEOがありますし、丑光という裏切者もいます。
凶暴で凶悪なカルラですが、しっかりとしたクレバーさも持ち合わせている男。
必勝を期すため、キッチリと作戦を練るのでした。

そのぬ~べ~ですが、とある事件をきっかけにして、徐々に丑光と信頼関係を築きつつありました。
まだ全幅の信頼を寄せているとまでは言えませんが、それでも差し入れのお菓子などは食べてくれるようにはなりましたし、このままいけば地獄人と戦う際にはどちらにとっても心強い存在になることでしょう。
そんな二人がその日も、仲良し……ではありませんが、今まで程とげとげしていない感じのやり取りをしていたのですが、そこで窓の外に、立ち上る怪しげな黒煙を見つけるのです。
それは、火葬場のほうから立ち上っているようです。
火葬場で呪符を燃やしているために立ち上るその黒煙、童守小に灰を降り注がせています。
そう、それは呪術。
カルラがぬ~べ~を倒すために使うその魔術は、童守小に灰をふりそそがせ、その灰が徐々にあるものをかたどっていきます。
巨大な、巨大な
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骸骨の姿を!!
火葬場の骨灰を使って作りだした巨大骸骨、「がしゃどくろ」!
カルラは、ぬ~べ~にがしゃどくろをけしかけたのでした!!

がしゃどくろは、ぬ~べ~クラスの生徒たちを捕えます。
そのタイミングを見計らって、カルラもまた姿を現しました。
といっても、カルラは悪逆非道ではあるものの、戦いにおいては卑劣な手段を好まない男。
生徒たちを捕えたのもあくまでぬ~べ~をやる気にさせるためで、危害を加えるつもりはない様子。
とはいえ捕えられているのは確かですから、ぬ~べ~も戦いを避けることはできないわけで、その狙いは的中していると言っていいでしょう。
そして、カルラは……麒麟の角を使って、ぬ~べ~に襲い掛かってきたのです!!

作戦を立てていたはずのカルラですが、これを見る限りほとんど無策と言ってもいい状態。
ですがそれでも、カルラには絶対の勝算があるとのこと。
実はカルラ、鬼の手NEOの弱点に気がついていたのです。
鬼の手NEOは、体内に蓄積した気を放出する技。
と言うことは、一戦につき一回しか使えない!!
前回の戦いでは鬼の手NEOに敗れたものの、その後決定的なダメージを負ったのは精神的動揺によって結界に突っ込んでしまった、いわば自爆も同然。
その時から鬼の手NEOの弱点に気がついていれば、立てなおして勝つことができた、と言うのです!
確かに麒麟の角の力、カルラの霊能力は強力。
鬼の手NEOの攻撃をしのがれてしまえば、ぬ~べ~が不利かもしれません……!!
ですが、戦いを決着させるにはその力を使わないわけにもいきません!!
本気を出さなければ子供たちを、とと迫られたぬ~べ~は、ついに鬼の手NEOを発動!!
そして、カルラの麒麟の角と交錯しました!!
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するとその時、まばゆい光があたりを包み、そして……!!



というわけで、カルラとの再戦が行われる今巻。
神獣であるキリンは、何故この危険なカルラの傷をいやしてしまったのでしょうか?
それはもちろん、彼の宿願である復讐を果たさせるため、などではないはず。
その目的は……ほどなく明かされることになります。
蘇ったカルラの存在は、この後の繰り広げられることになるであろう地獄人との戦いにどのような影響をもたらすのか。
物語の分岐点となるかもしれない重要なこのエピソード、見逃すことはできません!!

そしてそれ以外のお話も注目したいところ。
再びゆきべ~が活躍する物語や、郷子と美樹の顔だけが入れ替わるという奇妙な妖怪の術に翻弄されるお話、丑光との関係を改善させる戦い、初代ぬ~べ~クラスのヒール役をやっていたこともあった金田勝が登場するお話などなど、今回もいつもの様な懐かし要素と通常の妖怪騒動が楽しめます。
さらに注目したいのが、たまに本作で行われる時事ネタ的なものとして展開するエピソード、「課金フレンズ」!
有財餓鬼という妖怪が絡むお話なのですが、そのタイトル通り携帯ゲームの「課金」が鍵になるお話になっていまして……!!
こちらもいろいろな意味で必見でございます!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!