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今回紹介いたしますのはこちら。

「Do race?(ドレース)」第2巻 okama先生 

白泉社さんのヤングアニマルコミックスより刊行です。


さて、ドレスを使ったレース、ドレースのレーサーとなったキュウ。
なぜかドレースのトップレーサー、ミュラに見込まれたキュウは、彼女のくれたレース用ドレスは、敗北したら爆発してしまうというとんでもないものでした。
それでもミュラはレースを行い、とうとうプロに!
レッドスターと言うチームに所属することとなったのですが……!?



キュウは、チームメイトとともにトレーニングとしてVRレースに挑んでいました。
ですが級の成績は一向にふるわず、チームの足を引っ張ってばかり。
やはりキュウは、ミュラのドレスがあったから勝てていただけだったのか?
本番のレースを目前に控え、キュウの気持ちは落ちていくばかり。
明日もこんな調子ならクビだ、とチームをまとめるゾフにも言われてしまう始末で、ますます追い込まれてしまうのです。

ですが明日はチーム戦。
アンカーを優勝させれば勝利なので、キュウにかかる負担も少ないのでまだ少しは安心できるところです。
くわえて、本番ならミュラのドレスを使うこともできます。
幸い敗北したら爆発するミュラのドレスも、チーム戦の場合はチームが優勝すれば途中でリタイアなどをしても大丈夫とのことで。
ひとまず安心したところで、レースに少しでもいい状況で挑めるようにリラックスタイムを取ることになったレッドスターの面々。
アヴリルの心遣いもあり、がちがちだった球も何とかリラックスをすることができました。
公園で一休みしていますと、そこでキュウは奇妙なものを見つけます。
公園の中に、空に向かって高く高く伸びた螺旋階段。
そしてその螺旋階段の中央にポールが経っていました、その上に何かの像が建てられているのを。
ミュラクロによれば、ここは公園墓地で、ここに立っているものはベンチや木に至るまで誰かのお墓なのだそうです。
そして、そのポールは……ミュラクロの姉、ミュラの9番目のクローン、モルフォーミュラのお墓なのだと言います。
モルフォーミュラは8年前のレース中、ワープしてそのままどこかへ消えてしまう、ワープロストによって、消えてしまったのだそうです。
遺体のないお画家に手を合わせる一同。
と、そこに思いもよらない人物が現れました!
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ミュラです。
何の前触れもなく、ミュラが現れたのです!!
ミュラは急に気が付き、何かを話しかけようとするのですが、そこでまず声を上げたのはアヴリルでした。
ミュラがキュウにドレスを渡したあのレースで、ミュラは裸のままゴールをしました。
その理由が、海を見たかったからだ、と言うことを知ったアヴリルは激怒したのです。
他の選手を馬鹿にしている、ドレースを冒涜している、ルール違反だ!!
そう言ってものすごい剣幕で噛みついていくのですが、ミュラは全く動じず反論しました。
ドレースの勝利条件は、ヘルメットを装着した状態でゴールすること。
ドレスが壊れようが失おうが問題ない、海に行っていた時間も自分で切り開いた自由時間だし……「ボウトク」って言葉の意味がわからない、と!!
さらにミュラは、アヴリルへ反撃を始めました。
あなたは素晴らしいレーサーだけど、加速力最強のプリンセスはすぐ息切れするチーター、赤尾だけの軽い体は10倍の加速Gにも意識を保てるが、耐久力も10分の1。
それはこれからも有利に働くのかしら?
……自分の弱点も的確に分析されてしまったアヴリルは、思わず黙り込んでしまいました。
今度はそこにミュラクロが割り込んできます。
ミュラがおしゃべりなんてがっかりだ。
そう言うミュラクロにも、ミュラは攻撃を始めるのです。
あなたはレーサーとして最高の資質を持っている、遺伝子が同じなのだから当然。
負けるのはドレスのせい。
だけどそれは自分の責任、自分ぴったりのものがもらえるようにメカニックを働かせているのか?
……ミュラクロは、不満があっても耐えて批判はしない、技術者の経験とプライドを信じているから、とかえすミュラクロですが、ミュラはすぐにそれは嘘だと言い切るのです。
あなたは技術者を信じていない、率直な意見を攻撃と受け取られるのを恐れて離せないだけ。
私がおしゃべりでがっかり?
dr2
あなたのドレス、コミュ力不足がにじみ出てるわよ。
痛いところをつかれてしまったミュラクロは、怒りに震えます。
倒す!私は、私になるのだから!!
ミュラを倒し、ミュラの96番目のクローンでしかない自分を「ミュラクロ」と言う一人の人間にする。
そんな思いで戦いに挑んでいたミュラクロですが、ミュラはあっさりと「絶対に無理」と扱き下ろします。
激昂するミュラクロですが、ミュラはワープを使ってあっさりその場から離脱。
そして、キュウにもっとあなたとお話したかったのに、時間だわ、と言い残して帰ろうとするのです。
なんだかんだ言って、アヴリルとミュラクロが素晴らしいレーサーだとは認めているミュラは、あの二人から学べとキュウにアドバイス。
キュウは、明日デビューする、早くミュラとレースしたい!と目を輝かせて夢を語るのですが……
ミュラは、とんでもないことを最後に言うのです!
dr3
奈良急ぎなさい、極秘だけど、私は今季で引退するから。
誰も勝てないから、冠を押し付けられて追い出されるの。

ド新人であるキュウがミュラに挑む方法はただ一つ。
デビュー戦の後はじまる新人戦を勝ち抜き、上位二名に出場権が与えられるチャンピオンを決定するたいかい、クイーンカップに出ること!!
キュウはそれを目指し、一層気合を入れるのです!
アヴリル、ミュラクロ、そしてキュウ。
三人の想いはただ一つ……ミュラに挑み、勝ること!!
三人は、空に向かってミュラの名を叫び、気合を入れなおすのでした!!



というわけで、プロとなったキュウの戦いが本格的に始まる今巻。
今巻で頂点であるミュラに挑むための道筋と、そのタイムリミットが明らかになりました。
時間は限られていて、その道のりは決して平坦なものではない。
わかっていたことではあるのですが、その期限が明確になるとやはりよりそれが克明に感じられるのです!
果たしてキュウは、レッドスターはミュラにたどり着くことができるのか?
まずはキュウのデビュー戦となるチーム戦に勝たなければ始まらないのです!!
……が、そこでキュウのとんでもない欠点が明らかになることに!!
ドレースでは致命的になりかねないその欠点を、キュウは乗り越えられるのか、と言うところが最初の問題になってくるようです。
その欠点が何なのか、レースにどのような影響を与えるのか、比較的安心してみていられるかと思われたチーム戦も、続々と試練が降りかかってくるのです!!

そしてすぐさま新人戦が始まり、そちらもどんどんと進展!
前作の反省を生かしてか、急ぐところはどんどん急いで進んでいく本作、クライマックスは意外と近いのかもしれません!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!