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今回紹介いたしますのはこちら。

「僕のヒーローアカデミア」第15巻 堀越耕平先生 

集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。


さて、プロヒーローのサイドキックの研修、インターンに挑むことになった出久。
出久がインターンに向かったのは、かつてオールマイトのサイドキックだった男、ナイトアイの事務所でした。
その事務所で出久は、かつてのオールマイトとナイトアイの関係に興味を抱きながらも、ミリオとともにサイドキック研修に挑むのですが……!



全て(オール)までとはいかないが、100万人(ミリオン)を救えるように。
そう考えて、「ルミリオン」というヒーロー名にしたというミリオ。
インターンとはいえ、コスチュームをまとって外に出れば自分たちはヒーローだ。
油断はするな、というミリオの言葉を聞きながら街のパトロールをしていた出久。
ですが油断とは関係なく、それはおこってしまうときにはおこってしまうものです。
街角で飛び出してきた小さな少女。
ぶつかってしまった出久が優しく声をかけていると、彼女が飛び出してきた路地裏から……
死穢八斎会の若頭、治崎が姿を現したのです!!
ヴィラン連合とつながりを持って何かをしようと企み、ナイトアイがいまそのたくらみのしっぽをつかもうとしている要注意人物……
その人物と、まさかの接触を果たしてしまったわけです!!

予想外の遭遇に、顔をこわばらせてしまう出久。
治崎は悠然と二人の前に姿を現し、うちの娘がすみませんね、遊び盛りで怪我が多いんですよ、と会釈をしてきました。
その言葉に何かを返すこともできず、固まったままの出久。
ミリオはそんな出久の、外れていたフードをかぶせ、またフードとマスク外れちゃってるぜ、サイズ調整ミスってんじゃないの?とこの場にそぐわない軽口を言いだしました。
何を言っているんだときょとんとする出久ですが、すぐにその言葉の意味を察します。
表情です。
予想外の接触で感じてしまった「嘘だろ」と言う感情。
その感情が、顔に出てしまっていた……!!
ナイトアイに写真を見せられていた出久は治崎に気がついたわけですが、本来ならば小さな、目立った活動もしていないヴィラン組織の長のことなど知らなくてもおかしくありません。
ここでの反応のせいで警戒されでもしたら、ナイトアイの調査に支障が出てしまうかもしれません。
そう、ここは無難に、自然にやり過ごさなければいけない場面。
ミリオはいち早くそれに気が付き、出久をサポートしつつ、治崎と雑談を始めます。
その素敵なマスクは八斎会の方ですね、まだ新人何で緊張しちゃって。
そう言ってごまかそうとするミリオですが、やはり治崎も不審なものを感じてはいたようです。
どこの事務所所属なんです?と尋ねてきました。
ナイトアイの名前を出すわけにはいきません。
ミリオは、まだひよっこで職場体験でいろいろ回らせてもらっている、昼までにこの区画を回らなければいけないので、と話を切り上げてその場を去ろうとするのです。
……が、その時のことです。
治崎の娘、エリがきゅっと出久の服をつかみ……小さい声ながらも必死の思いとともに、「いかないで」と漏らしたのは……!
その悲壮な表情を見て、出久は……
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娘さん、怯えてますけど、と治崎に声をかけたのです!!
治崎は明らかに不満そうな表情になり、叱りつけた後なので、と言い放ちます。
ミリオは小声で余計な勘繰りはするなと出久を諫め、行こうと声をかけるのですが……出久は引き下がりません!!
きゅっと出久の服をつかんだままのエリ。
その襟を抱き寄せながら、言葉を続けます。
でも遊び盛りって感じの包帯じゃないですよね。
こんな小さい子が声も出さず震えておびえるって、普通じゃないと思うんですけど。
……食い下がる出久に、明らかな苛立ちを見せる治崎。
人の家庭に自分の普通のを押し付けないでくださいよ。
その冷たい瞳に危機感を感じるミリオは、才覚は様々だよね、と笑いながらも、出久がこの治崎に苛立ちを察して勘繰りをやめ、やり過ごすことを祈るのですが……!!
その気持ちを、出久は十分察していました。
その上で、質問を続けるのです!!
このまま襟をそのままにしていた方が怪しまれる、不自然だ。
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ヒーローが、怯えた子供をやり過ごすわけがない!!
この子に何してるんですか、と治崎を見据えて質問を投げかける出久……!!
治崎はその出久の瞳を見て……やれやれとばかりに肩をすくめ、ひーりーは人の機微に敏感ですね、恥ずかしい話ですから、人目に尽くしこちらに来てもらえますか、と路地裏に招いていきます。
ミリオも何かあれば自分が対処する、と出久に目で合図を送り……路地裏に入っていきました。
治崎は、背中を向けたまま語り始めます。
最近エリについて悩んでいまして。
何を言っても反抗ばかりで。
難解ですよ、子供は。
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自分が何者かになる・なれると本気で思ってる。
そう言いながら治崎は……左手の手袋を外そうとしました。
放たれる、殺気!!
直後、動いたのは……!!




と言うわけで、早くもこのシリーズの格となる男と出会ってしまった今巻。
一撃で人を壊すことのできる恐ろしい個性を持つ治崎。
その治崎と相対してしまったわけですが、一瞬の油断が即、死につながってしまう恐ろしい相手であることは魔で知りません。
この路地裏での殺意を、出久達は無事にやり過ごすことができるのでしょうか?
仮にやり過ごせたとしても、ナイトアイの調査に大きな支障をきたすことは間違いないでしょうし……
突然襲い掛かってきた窮地に、出久とミリオはどうするのか!?
ヒーローとして見逃すことはできない、おびえきった絵理を助けることはできるのか!?
インターン編、早くも一つの山場を迎えることとなるのです!!

そしてその他のインターン生にもスポットライトは当たっていくこととなります。
お茶子、梅雨、切島、そして雄英ビッグ3の面々……
彼らの活躍と、そして徐々に一つにつながっていく大きな流れに要注目です!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!