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今回紹介いたしますのはこちら。

「ダーウィンズゲーム」第13巻 FLIPFLOPs先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、日本邑でのハンティングゲームに挑んでいたカナメたち。
リクとオージの協力を得て、カナメはこのゲームでの大きな障壁となるカネヒラを追い詰めるのですが……



安全圏から自分の分身を作りだし、攻撃を仕掛けていたカネヒラ。
その本体をようやく補足することのできたカナメは、ライフルでカネヒラを狙撃します。
が、このダーウィンズゲームでトップクラスの成績を収めていただけあり、とっさの判断も優れています。
即座に分身を生み出す能力を使用し、分身を盾に!!
生身の人間ほどの質量はないようで、カナメの狙撃を完全に防ぐことはできないのですが、それでも弾丸をそらすことには成功したのです!!
……とはいえ、それはあくまで直撃を免れたというだけ。
肩口に大きな傷を負い、もはやまともに戦うことは難しいでしょう。
追撃を受けないように身を隠すことはできましたが……どうやらそれが精いっぱい。
相当な量の出血が確認できたため、カナメはカネヒラが戦線離脱したと確信。
勝負がついたことを知らせる信号弾を撃つのでした。

カネヒラは、森の中隠れ進んで逃走を図ります。
この出血量、やはりもうまともに歩くことすら難しいようです。
フラフラになったところに、一人のおじさんが駆け寄ってきます。
カネヒラの契約相手の一人であった、ヤマウチです。
ヤマウチのシギルは、「帰巣本能」。
ある程度以上親しい人間がどこにいるかわかるという能力だそうなのですが、このダーウィンズゲームにおいては相当な弱いシギルであることは疑いようもありません。
しかも彼の能力が反応するのは、現状ではカネヒラだけとのこと。
そんなヤマウチは、カネヒラに感謝の言葉を投げかけました。
あなたは冷酷な人間かもしれないですが、あなたがいなければ私はとっくに命を落としていた、と。
カネヒラは一瞬何かを感じたかのような顔を浮かべ、いつもの営業スマイルへ逆戻り。
そして、感謝の必要はない、そう言う契約で契約を守るのは人として当然のことだ、と笑うのです。
……が、そんなところに、カネヒラの血の匂いを嗅ぎつけたのでしょう、野犬の群れが現れました。
カネヒラは力を振り絞り、分身を操って野犬の群れを撃退。
いくら大ダメージを負っていたとしても、野犬後時に後れを取るカネヒラでないのです。
慌てて逃げ出す野犬ですが……逃げ出した理由は、カネヒラに恐れをなして、と言うわけではないようです。
野犬が逃げ出した方向とは逆の方向を見てみると、そこには……
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ドウメが姿を現していて……!!
カネヒラは、ヤマウチに逃げてくださいと言い放ちます。
突然何かとうろたえていますと、カネヒラは手負いの自分では倒せる保証はない、とありのままを告げ……それでも戸惑うヤマウチに、足手まといはさっさと消えろと言っている、、契約はここまでだ!と語気を荒らげ、ヤマウチを逃がしたのです。
ヤマウチが逃げ出したのを確認すると……カネヒラは一気に分身を三体生成!
ドウメに一斉に切りかかるのです!!

戦いをほとんど無傷で納めて見せたカナメは、村長に頭を下げられ、感謝の言葉を受けていました。
お詫びやお礼として、リクの持っている宝刀、童子切を渡すか、あるいはモクレンを嫁に出すか、などといろいろと提案されるのですが、そんなことを言われても困ってしまいます。
うろたえるばかりのカナメですが、そこに突然トワが入ってきて、こんなことを言い始めたのです。
アラバキ様がお目覚めになり、いますぐカナメ様とお話になりたいと!

……一体アラバキ様とは何者なのでしょうか?
アラバキのいるという場所に向かう道すがら、モクレンとトワにそのことを尋ねてみるカナメ。
モクレンが言うには、この邑を200年以上も守っている守り神だ、とか……
眉唾な内容ですが、実際こうして会わせてくれるというのですから、あってみたほうが早いでしょう。
何でも近頃は体調が悪いとのことで、長く目覚めていなかったとのことなのですが……?

アラバキがいるという部屋に、一人で入ることになったカナメ。
薄暗い、広大な部屋の中をゆっくりと歩いていくと……その先で、椅子に腰かけている人影を発見します。
近くによってその人物の姿を見てみると……何と言うことなのでしょうか。
その人物……
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スーツを着て、キャスターのついた椅子に腰かけているではありませんか!!
どう見てもこの日本邑の人間ではありません。
そしてその老人……アラバキは、こう言うのです。
様はつけなくていいよ、スドウカナメ君。
ボクがアラバキ、ここで現人神なんてものをやっているものだ。
いや、やっていたと言うべきかな。
もはや力は失せ、死を待つばかりだからね。
そして、アラバキは胸元をまさぐります。
懐から出したのは……携帯電話……?
そんな日本邑にあるはずのないものを見せつけながら、決定的な一言を言うのです!!
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君たちの世界流にいうならば、ダーウィンズゲームのゲームマスターだった人間だよ。



と言うわけで、まさかの展開を迎える今巻。
日本邑での生死をかけたサバイバルゲームは、カネヒラを倒すことによって、あとはドウメの親玉を倒すだけ、になるかと思われました。
ところがここで突然の急展開!!
命懸けのゲームを強いて、楽しんでいるとしか思えなかったゲームマスター。
そのゲームマスターが、カナメ達の前に姿を現した……!!
ですがこのゲームマスター、今まで裏でダーウィンズゲームを動かしてほくそ笑んでいた人物と同一人物だとは思えないのですが……?
とにかく、このゲームマスターを名乗る男、アラバキの登場は物語に大きな動きをもたらすことは間違いありません。
彼の存在は、カナメ達にどのような作用をもたらすのでしょうか。
アラバキという謎の人物の登場、あのキャラクターの正体、ゲームの舞台となった日本邑の真実。
それらが明かされ……そして、ハンティングゲーム編は幕を閉じ、新たなる物語が始まるのです!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!