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今回紹介いたしますのはこちら。

「約束のネバーランド」第5巻 原作・白井カイウ先生 作画・出水ぽすか先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、とうとう脱出を決行したエマたち。
隙をつかれて逃げ出されてしまったと感づいたイザベラは、すぐに追いかけようとするのですが……
そこに、逃げられたと思っていたフィルが現れ、イザベラに声をかけてきて……!?



脱出作戦決行の段階まで何も知らされていなかったレイは、4歳以下の子供たちが脱出に参加していない、と言う衝撃の事実を知らされていました。
勿論それは考えあっての事。
以前レイは、4歳以下の子供たちも含めて全員で脱出すれば、全滅してしまうだろうと言うシビアな予測をしていました。
エマはその受け入れがたい現実に向き合い、考えたのだそうです。
そして、決めました。
4歳以下は農園に残す、と。
エマの目的はあくまで全員を助けること。
農園に残すと言っても、諦めて見捨てるわけではありません。
ギルダやドンと脱出の計画を進めていく中で、改めて作戦の見直しをしていたエマ。
考えれば考えるほど、問題点が見えてくるのです。
4歳以下の子供たちは、全幅の信頼を寄せているママが敵だと教えても信じてくれるのか?
信じてくれたとして、それを隠し通せるのか?
そして……外に出られたとして、その後どうなっているかわからない世界で過酷な逃避行ができるのか……?
そんな不安が鎌首をもたげていたとき、ギルダの言ったこの言葉が決定打となりました。
他のプラントの子たちはどうするのか?
見たことはないものの、自分たちのいる個々のような農園が他にもあるはず。
それなのに、自分たちだけが逃げ出すようなことをしていいのだろうか……
エマの心には、またも大きな楔が打ち込まれてしまいました。
……エマは、何かをじっくりと考え……そして、フィルを自分の部屋に連れてきてもらうのです。

4歳以下の子供の中で、飛びぬけて賢いフィル。
彼にすべてを話すと、フィルはうすうすイザベラが敵であることを感じ取っていたようで、すんなりとその事実を受け入れてくれました。
が、それでもショックは隠し切れないようで。
耐えきれず、泣きだしてエマに抱き着いてくるのです。
エマは彼をそっと抱きよせ……そして、フィルにこう語りかけたのです。
皆連れていくか、4歳以下を置いて行くか迷っている。
出荷されるのは6歳からだけど、上がごっそり抜けることもあるからおそらく最短でも2年は出荷までの時間があると思う。
……その推測をフィルに教えると言うことは、つまり……!!
賢いフィルは、全てを悟りました。
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待てるよ僕。だから置いてって。
……エマはこう決めたのです。
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今は連れて行かない、でも2年以内に必ず戻って、他の4つのプラントも含めてすべての子供たちを連れて出る!!

エマの葛藤の末に決行された、苦渋の選択。
ですがイザベラもさすがで、現状をすぐに把握しました。
4歳以下の子供たちをあやしながら、現状を分析しつつすぐに追いかけ始めます。
4歳以下を置いて行っても、5歳が6人もいる15人組、動ける速さは限られている。
それにあの兵の外に広がっている崖は越えられない、見れば誰もがあきらめる。
唯一脱出できるのは、外へつながる一本だけの橋!
そこに先回りして、必ず捕える!!

園内に警報が鳴り響きました。
予定よりもずっと早い対応に、レイは焦ります。
まだは島ではだいぶあるのに、この状態で警報が鳴ったら逃げられない……!!
そして、その警報を聞いた「鬼」達もすぐさま動き始めます。
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特上以外は殺しても構わない。
姿を現したら即時捕獲しろ。
追い詰められつつあるかに見えたエマたちですが、そこでエマたちがとった行動は……!!



と言うわけで、ついにグレイスフィールドから脱出を刊行した今巻。
イザベラの虚をついて作戦を開始することはできましたが、問題はここからです。
外に通じる出口は一つだけ。
ですがその一つの出口に行くと言うことは、イザベラや鬼たちも想定しているはず。
そこで待ち伏せされてしまえば、すべては終わり……
レイの当初の作戦では、その待ち伏せが始まる前に逃げ出すという予定だったわけですが、イザベラの素早い対応でそれも不可能になりそう。
一体この状況をどうやって抜け出すのか?
エマ達の立てた作戦は、その状況を打破するものなのか……!?
第1部ともいえるGFハウス編、見逃すことのできないクライマックスです!!

そしてその後は新展開へ。
ハウスから無事に脱出できたとしても、本当の問題はその後。
もしかすれば鬼が跋扈しているかもしれない外の世界で、ミネルヴァと言ういるかどうかすらわからない人物だけを頼りに進まなければならない……
その危険、恐ろしさは筆舌に尽くしがたいもの。
しかも、2年と言う月日の間に他の農園の子供たちも救いださなければならないという過酷極まりないミッションもこなさなければならないわけで……!!
この後も本作から目が離せませんよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!