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今回紹介いたしますのはこちら。

「真!!男塾」第2巻 宮下あきら先生 

日本文芸社さんのニチブンコミックスより刊行です。


さて、終戦後に男塾を立ち上げ、皆の良く知る男塾を作り上げていくまでを描く……と思われる本作。
第1巻ではのちの教官となる鬼ヒゲをはじめとして、カクエイ、トランプ、団十郎とそうそうたるメンバーが早速集まってまいりました!!
いきなりものすごいことになっている男塾、今巻ではどんな事件が巻き起こるのでしょうか!?



いろいろありまして、今度は校舎を手に入れることができた平八。
財政状況が恒常的にアレな男塾が、どうして現在まで残るような、講堂付きの立派な校舎を手に入れたのか、が本作にて遂に明かされたわけですが……
それは皆様の目でご確認板が来ますとしまして、です。
超豪勢な校舎が手に入り、喜ぶ一同。
ではありますが、なにせ塾生はたった4人、とにもかくにももっと塾生を増やさなければならない……そんな話をしておりました。
するとそこに、公安のスパイとして潜り込み、平八の暗殺を企てたかつての敵・盛田が現れたではありませんか。
ですがリベンジに来たというわけではなさそうです。
すでに公安には辞表を出したという盛田、平八に頼みごとに来たようでして。
盛田は、かつて自分も入っていたという極等少年院の危機を救ってほしい、と言うのです。
日本中の悪ガキどもがぶち込まれるという極等、ただいまその悪ガキどもが暴動を起こしているんだそうで。
政府は院の悪童たちのことなど人間とも思っていないとのことで、このままならば圧倒的武力で皆殺しにされてしまう……
かつての敵に頭を下げてでも、同胞ともいえる者達を何とか救いたい。
その思いに胸を打たれたのでしょう、平八はさっそく極等に向かうのです!

重傷を負ってしまっている鬼ヒゲ以外の塾生を伴い、やって来た極等。
海に囲まれた孤島にあるそこには、船で行くほかありません。
平八、院の者たちの命を救うことには全く問題ないものの、どうやって助ければいいのかは気にしているようです。
悪ガキどもを投降させるのか、それとも脱走の手伝いをするのか……
盛田もまた、彼らの皆殺しを防ぎたいという意思がすべてで、その方法は問わないとのこと。
彼らをどう救うか、それも平八に委ねました。
極等は少年院とはいえ、収容されているのはとんでもない悪ばかり。
必然的に警備もものすごいのですが……平八は構わず、待っ正面から突撃!!
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機銃掃射と共に迫って来る監視船の中に突っ込み、船が限界を迎えるとともに海にダイブ!
監視員たちが戸惑っているうちに島に泳ぎ着き、無事潜入に成功したのでした。

以前この島にいたという盛田のおかげで、その後の潜入は実にスムーズでした。
中に入ることのできる扉の存在も知ることができ、あっさりと潜入……と行きたいところですが、その前にまずこの院の悪ガキどもをまとめている大将について話さなければなりません。
個々の収容者となっている者達は、とても少年とは思えない強面ばかり。
暴動を起こして自由を手に入れんとしたものの、看守たちを人質に取るなどと言うみみっちいことはせず、どんどん海に突き落として勢力を拡大しておりました。
そんな戦いの真っただ中。
収容者の一人が、その大将に現状の戦況の報告をしていました。
看守全員を院からたたきだした、しかし院長だけはこの建物のどこかに隠れているようで、見つけることができない……
そんな結構重要な報告に対し、帰ってきたのは……大いびき!!
決選のただ中においてなお、余裕の居眠りを楽しんでいるのです!!
そんな余裕の大将が、平八たちの潜入の騒動でとうとう目を覚ましてしまいました。
騒がし異能、目が覚めてしもうたわ。
そう言って、出てきたその大将の名は……
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枢斬暗屯子(すうざんあんとんこ)!!
艶やかな黒髪のロングヘアにセーラー服、そしてひげを蓄えた口にはキセルが咥えられているその人物は……こう口走るのです!!
犯したる!!

あの伝説の存在、暗屯子が出てきてしまいました。
当然その大将と対峙するのは平八となります。
見た目から言動から、ムチャクチャすぎる暗屯子ですが……暴動を起こしたのは、院長が自らの格闘技の実験台として収容者をリンチして殺していたことが許せなかったから、とのこと!!
漢気溢れる女傑、暗屯子……!!
そんな彼女ですから、どこの馬の骨とも知れない平八が力を貸すと言っても信じられるはずもありません。
そこで暗屯子は、平八とお互いの男を比べて見極めるため、こんな勝負を持ち掛けてきたのです。
極等少年院名物、
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油風呂!!
……こりゃあもう、とんでもないことになってまいりました!!



と言うわけで、満を持して暗屯子登場となった本作。
そんな伝説のキャラの再登場も注目せざるを得ないのですが、男塾のあれこれが次々に判明していくのも非常に面白いところです!
男塾の立派な校舎の入手手段をはじめとして、前巻から続いているエピソードで入ることになったサファリパーク、そしてこの油風呂……
さらにこの後、男塾の中でもなかなかの謎の存在だったある団体も登場し、いよいよその由来が明かされることになりそう!!
男塾の秘密や謎を紐解いていく感じの本作、今までのシリーズにはない楽しさがあふれております!!

くわえて気になるのは、宮下先生大好きな時事ネタです。
今巻でもそれはもう積極的に時事ネタを組みこんでいかれるのですが、そんな17年現在の時事ネタに加え、60年代当時の時事ネタまで組み込んでくるのですからもう困ったもんです!!
まさか平八が、1968年に起きたあの事件にかかわっていた……!?
後半でさらにとんでもない展開を迎える本作、宮下先生ならではのワイルドすぎる展開からますます目が離せなくなっていきますよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!