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今回紹介いたしますのはこちら。

「ムシヌユン」第5巻 都留泰作先生 

小学館さんのビッグスペリオールコミックススペシャルより刊行です。


さて、封鎖された島の中で、どうしようもない自分自身、そして謎の存在によって改造されてしまったアレに翻弄される上原。
翻弄されているのは彼だけではなく、突然巨大化した昆虫たちによって、島中が大変なことになっていました。
しかも異変は島だけの問題ではなく、宇宙にも広がっているようで。
世界中に混乱が広がっていくのですが……



完全に外界から遮断されてしまっている島。
外では大変なこと、などと言う言葉では現れないほどに大変なことが次々に起きているのですが、目下の心配は明日を生き延びること、です。
巨大化した昆虫たちは、巨大化した状態での生体を着々と築き上げておりまして。
当初は、最大で10メートルにまで巨大化したカマキリの対処に頭を悩ませ、アレを使って昆虫を破壊できる上原に運命が託されたかに思われたのですが……
事態はそこから着々と変わっていってしまうのです。
新しく問題になってきたのは、「アリ」です。
カマキリほど巨大化はせず、人間の赤ちゃんくらいの大きさではあるのですが……
なにせアリですから、数が膨大。
さらに土中を移動することも可能で、島の人々はどこからどうやって襲い掛かってくるかわからないアリの脅威におびえることになるのです。
このアリに対しては、上原のアレで対処するのは難しい……と思うのは、素人考えのようです。
確かに一匹一匹潰していっても仕方のない数のいるアリ、おまけに兵隊アリには「性」が存在しないため、上原のアレをアレして破壊する、と言う行為そのものが成立しないのです。
ですが、兵隊アリに対して上原のアレは、給餌行動を誘発させることができました。
要するに仲間であると思われることはできるようで、その能力を使ってアリの巣に入り込むことはできそう。
アリの巣に入ることができると言うことは……アリの全てである、女王アリの元に行けると言うことです!!
昆虫の研究家であり、上原の心の師である西川の研究グループによって導かれ、上原はアリの巣に突入することになってしまうのですが……
そもそも上原のアレは、ものすごく興奮しないと臨戦状態にはなりません。
そこで、以前上原に接触した際にものすごく興奮させられてしまったプライドの高い美人、田宮をどうこうさせることにしました。
田宮は当然嫌がるのですが、身体は上原を求めているような……?
そこに、彼氏と喧嘩して自暴自棄になった女の子がやってきまして。
そのむしゃくしゃを上原へちょっかいを出すことでごまかしているのですが、そんな彼女が手伝ってくれると言いだしたのです。
田宮はその女の子に対抗心がわいてきてしまいまして、なんだかんだ一緒に行くことになったでした。

女の子は結構遊んでいる子のようでして、男の興奮させ方をよく心得ていました。
あっさり上原を戦闘態勢……「超ビンビン」状態にしまして、アリの巣へ突入する……
かと思われたのですが、そこに女の子のケンカしていた彼が現れます。
そして……なんだか勝手に盛り上がってよりを戻し、アリの巣なんてどうでもいい、とどこかへ立ち去ってしまったのです!!
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難かしく考えちゃダメ、男なんて単純なんだから、あなた可愛いから大丈夫、と田宮に軽くアドバイスを残して去っていく女の子……
やむなく田宮は、上原の手を縛るという条件を追加して、二人でアリの巣へ向かうのです。

アリの巣に入ると、アリが衣服を異物だとみなして脱がせようとしてきます。
アリが満足するまで衣服を脱ぎますと、田宮はパンツ一丁、そしてウエストポーチと女王アリ撲殺用のバットのみ携えた状態になっておりました。
田宮はアリを刺激しないよう恐る恐る歩き、上原の超ビンビンがなえ始めると体を寄せてあげて……と、いろいろ苦労しながら進んでいきます。
だんだんと上原の世話をしてやっていることに苛立ちを募らせ、そして体が興奮を覚えていることに気が付く田宮。
アリの巣の中にあった綺麗な泉に体をつけて休憩しようとしていたのですが、そんな姿をじっと見ていた上原に我慢がならなくなってしまいます。
よってこないで、気持ち悪いのよ。
そう言って、バットで上原を殴りつける田宮。
さすがにやり過ぎたと謝るのですが、上原もこんな扱いをされて我慢できるはずもなく。
みんなそんなに僕とするのが嫌なの?
と不満をもらし……アレを完全にしぼませてしまうのです。
そうなるとアリは二人を敵だとみなして攻撃しようとしてきます。
田宮は慌てて体を寄せて上原を興奮させようとするのですが、上原は完全に、素です。
どーでもいいよ、なんかもう。
自暴自棄になった上原ですが……
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田宮からすればこんなところで死ぬなんてとんでもない!!
上原は虚ろな目で、だったら僕としたいっていいなよ、と告げ……それを強い言葉で断る田宮にかじりつきました!!
死ね、こんな女、死んでしまえ!!
そんな怒りと悲しみを込め、歯を立てる上原!!
田宮は強い痛みと、なぜかやって来る強い快感に戸惑い、やらせてあげる、やらせてあげる、と叫ぶのですが、その言い草がまた上原を苛立たせます。
そんな言い方はないだろう、と。
襲い掛かって来る痛みと恐怖と快感。
田宮は徐々にその心に秘めた悩みをさらけ出し……そして、それが全部どうでもいい、だって気持ちいいんだもん、と叫び始めました!!
そして、私の中をあなたでぐちゃぐちゃにかき回して、と叫ぶと……上原は超ビンビン状態に!!
その超ビンビンなアレは……
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田宮を文字通り、貫いて……!!?
ここに来てとんでもないことになってきた上原と田宮!!
これ……一体どうなってしまうのでしょうか!?



と言うわけで、とうとうとんでもないことになっちゃった本作。
このアリの巣突入編で、上原の見に決定的な出来事が起きることになってしまいます。
どんどんと人間離れしていく上原ですが、それはあくまで体だけ。
その精神は今まで通り、自虐的でありながら女性への欲望をたぎらせる小物なのです……!!

そんな上原のあれこれを描いていく今巻ですが、それ以外の要素もまたとんでもないものぞろいです。
隔離されてしまった島を廻り、世界中がいろいろと動き回るのですが……そのあれこれもまたとんでもない出来事ぞろい。
島が隔離され、その中で昆虫パニックが起こる……と言うお話かと思われていた本作でしたが、もうそれどころじゃございません!!
世界中でとんでもない出来事が連続し、そして……とうとうこの騒動をもたらしたものの正体の一片が明かされます!!
そして昆虫を巨大化させた謎も徐々に暴かれ……!!
どんどんと世界中の状態が悪化していき、物語は待ったなし!
上原周りのどうしようもなさもなさも待ったなし……
都留先生の描く、ユーモラスでありながら壮大な物語はますますとどまることを知りませんよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!