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今回紹介いたしますのはこちら。

「モネさんのマジメすぎるつき合い方」第1巻 梧桐征木先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


梧桐先生は09年にサンデーの漫画賞を受賞してデビューした漫画家さんです。
デビュー後サンデー本誌にて「AKB48殺人事件」、クラブサンデー及び裏サンデーにて「市場クロガネは稼ぎたい」を連載、「市場~」は連載3年、13巻まで続いた人気作となりました。

そんな梧桐先生が活躍の場を集英社さんのジャンプ+に移して連載した本作。
本作はそのタイトルからもうかがえますように、ラブコメディとなっております。
ですがあの子がいいかこの子がいいかと言う一般的なラブコメディとは一味違うお話になっているようで……?



夜桜萌々音、通称モネさん。
眼鏡もまぶしい整った顔立ちに、丁寧な言葉使い、おっとりとした物腰、そして成績優秀で生徒会長も務めている。
そんな彼女ですが、皆に内緒の秘密が二つ存在しています。
ひとつは、クラスメイトにして生徒会仲間の春田信康と付き合っていること。
もう一つは……恋愛の仕方が決定的にずれている、と言うことです。
今日もモネさんは、信康にこんなお願いをしてきました。
今日一日、これをして過ごしましょう。
そう言って……手錠、をかけてくる、と言う……!

しっかりつけられてしまった手錠。
こんなものをつけていたら、二人が付き合っていることがばれてしまう……と言うよりも、変態扱いされてしまうでしょう。
そのリスクはモネさんもある程度わかっているようなのですが……それでも彼女は手錠を外してはくれません。
と言うのも、クラスの名物となっている、ロミ夫とジュリ江というラブラブカップルに影響を受けたから。
このカップルは幼稚園時代からの幼馴染で、そのことから高校2年生になった今に至るまでずーっとラブラブを維持しております。
クラスメイト達は、TPOをわきまえずにラブラブしている二人に飽きれながらも、10年以上の付き合いにもかかわらず変わらずラブラブしているのはある意味理想のカップルと言えるのかもしれない、とも囁いておりました。
そんな噂話を聞いて、モネさんは思い立ったのです。
恋人同士は、常に一緒がいい、と!!

だからと言って手錠と言うのはさすがに……
こんなモネさんのぶっ飛んだ恋愛観は、二人が付き合うことになった時から発揮されておりまして。
そもそも二人のお付き合いが秘密なのも、モネさんがそうしようと言いだしたから。
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ではどうして秘密にしようと言うことになったのかと言いますと、「秘密の関係が恋愛のスパイス」だと言う話を聞いたから、なのだそうです。
それは何と言いますか、もっとインモラルな関係の場合のことを指すような気がします。
そんな自分の勘違いなど気が付きもしないモネさん、キラキラした瞳で信康を見つめてきて……
明らかにずれている彼女の恋愛観ですが、彼女なりに真剣に考えた結果の提案であることは間違いありませんし……そんな瞳を向けられて無碍にできる信康ではございません。
……結局断り切れず、手錠をしたまま授業を受けることになってしまうのです。

隣同士の席である二人、できる限り手錠を見つからないようにするため、机をくっつけて授業に挑みます。
先生は何でそんなに机を食付けているんだと尋ねてくるのですが、そこはモネさんが昨日休んでいたからノートを見せてもらっている、と答えることで無事切り抜けました。
助かったよとモネさんに感謝する信康ですが、そこでモネさんは一層体を密着させてきたではございませんか!!
押し付けられる豊かなお胸にドキドキしてしまう信康!
モネさんは、手錠が見えないように体を寄せているだけのつもりのようですが……信康にとっては気が気じゃございません!!
そうして冷静さを欠いていたせいか、先生に指されて無警戒に立ち上がってしまいました!!
ジャラ、と音が鳴ってしまう鎖!!
一気に顔面から血の気が失せていく信康ですが……意外にも授業は普通に続行され、信康も当てられた問題に答えて普通にやり過ごせてしまいました。
モネによれば、教室と言うのは意外に音が多いもので、堂々としていれば気が付かれないものだ、とのこと。
今日の授業のラインナップならば板書させる先生にもあたらないと言う点も考慮されていまして、モネさんは十分な勝算(?)があってこの手錠を提案してきたことがわかるのでした。

その後も、クラスのみんなにあの二人いつも一緒にいるけどと勘繰られもしましたが、生徒会仲間だからいろいろあるんだろうと無事やり過ごすことができました。
できました、が……モネさん、大事な大事なことを忘れてしまっていたようです。
職員室に行くと嘘をついて教室を出てしばらくした時の事。
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急に頬を上気させ、脚をもじもじさせ始めたモネさんは……恥ずかしそうにこう言ったのです。
トイレに行きたくなって、と……!!
勿論モネさんを男子トイレに入れるわけにはいきませんし、ましてや一緒に個室に入るなんてことはできません。
手錠をつけたまま、モネさんは個室に入り、信康は個室の前の扉に貼りつく形で待つことに……!!
もし今このトイレに誰かが来たら、もういろいろ終わりです。
ただならぬ緊張感と焦燥感を味わいながら待つしかない、のですが……その個室の中から聞こえてくるのです。
モネさんの、下着を下ろす音、そしてその後の……!!
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聞いちゃだめだ、聞いちゃだめだと自由な片手て片耳を抑える信康!!
必死にその音を耳に入れないようにするのですが……フリーな残りの片耳には容赦なく聞こえてくるのです。
……トイレに近づいてくる、女子たちの声が!!!
絶体絶命待ったなし!!
絶望する信康ですが、その時個室の中から手が伸びてきて……!?



と言うわけで、ちょっとずれた恋愛観を持つモネさんと、そんなモネさんに振り回されてしまう信康の日常を描く本作。
この後も、良くも悪くもお互いの関係をより良くしようと奮闘するモネさんの様子が克明に描かれていくこととなります。
その恋愛観のズレゆえなのか、モネさんの秘めたるもののなせる業なのか、ラブコメだからなのか、二人のあれこれは不思議とちょっぴりエロスな方面のトラブルを誘発してしまいます。
様々なフェチ要素を盛り込んだサービスシーンを披露しながら、コミカルな二人のやり取りが繰り広げられる。
とってもいい感じの二人の日常を楽しみつつ、サービスシーンを堪能するお話となっているわけです!!

恋愛観のずれが生むおかしさに加え、人となりはもちろん、スタイルもとてもよろしいモネさんのあんな姿やこんな姿を梧桐先生のこだわり溢れる綺麗な作画で堪能できる……それが本作のウリであることは間違いっございません。
が、忘れてはいけないのが魅力的なサブキャラクターたちです!!
モネさんの友達である長身褐色ポニーテールのカッコいい系女子、菫や、生徒会仲間であるクール系の陽炎と言ったモネさんとは違う魅力を持ったキャラクターたちもそれぞれの持ち味を生かしたあれこれを見せてくれます。
ラブコメ的な活躍を見せる彼女たちの他にも、物語を動かす役目を担うヤミちゃんやデイジーと言った個性的なキャラクターもおりまして、そちらの活躍も要注目!!
彼女たちの今後の活躍も期待せずにはおれませんよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!