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今回紹介いたしますのはこちら。

「囚人リク」第35巻 瀬口忍先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、地獄島脱出に挑むリク達は、次々に難関を打ち砕き、自由までに立ちはだかるゲートのうちの二つを潜り抜けていました。
ですがそこまで動き回ればさすがにリク達の動きも鬼道院側にばれてしまいます。
ここからが正念場と言えるリク達の戦い、果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか……?



田中は、この脱出を脱出だけで終わらせるつもりはありません。
鬼道院の野望をくじくため、まずは奴の乗る大型飛行機を出発させないようにする。
その為に、開閉する天井を動かす動力を破壊しようと考えていたのです!
ですがその動力源にはどうやっていけばいいのでしょうか。
当然警備は厳重なのですが……田中にはきちんと考えがありました。
歪な地形に無理やり様々な再説を押し込むように作ったため、この地獄島には隙間なく建物が林立しています。
屋上に登って、その建物と建物を飛び移るようにわたっていくことも十分可能なほどに!!
……確かに屋上に上ることができれば、その作戦は完璧かもしれません。
ですが、そこまでどうやっていけと言うのでしょうか?
建物の中は警備をする兵隊たちでいっぱい。
外がわからのぼる階段などあるはずもなく、その屋上に登る手段がないのです。
よくよく見れば、田中はロープを持っているようですが……
まさか壁に這っている配線やパイプなどを伝って、田中が上まで登り、皆をロープで引きあげようとでもいうのでしょうか?
ですが田中は調子もよくないようですし、レノマがそれを察して鉄だろうとするのですが……田中も今の状況をわかっているのでしょう。
なんと、
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松尾に屋上への登頂を頼んできたのです!!
松尾はかつて鳶職に就いていました。
高いところはお手の物……と見込んでのお願いだったというわけですが……実は松尾、高所恐怖症。
経歴は知っていてもその内心までは知らなかった田中のミス、ではあるのですが、松尾は嫌な顔一つせず承諾するのです!!
当然松尾を良く知る天野に止められるものの、松尾はもう止まりません。
天野が少し前に男を見せたように、自分もかっこつけたいんだ。
そう言いきって、天野は上に登ろうとするのですが、そこに江田が立ちはだかります!
ロープを上から垂らして一人ひとりよじ登る、なんて時間のかかることはできない。
俺も一緒に登ってばんばん引き上げてやる!
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そう言って、松尾とともに登頂する名乗りを上げたのです!!

江田もまた、松尾の勇気に力づけられていました。
オレにも格好つけさせろと、景気づけとばかりに松尾の脚を両手で持ち、放り投げるようにしてジャンプ台の役割を買って出ます!
もはやそれはジャンプ台などと言うレベルではなく、強力なスプリングか何かのように松尾の体は軽々と宙に舞い……つきだしたベランダのようなところにぶつかってしまうほどでした!!
松尾は慌てて気を取り直して敗戦につかまるのですが……そこに居た江田は、目を瞑って、何とかと言った具合でゆっくりと上に登っている状態……
実は江田、松尾以上の高所恐怖症だったというわけです!
松尾は枝に手を伸ばします。
高所恐怖症のはずの松尾が目をしっかり開けて、下にいる江田を見て手を伸ばす、それは相当な恐怖のはず。
江田は謝罪しきりなのですが、松尾は枝にこんな声をかけるのです。
先に二人で登って皆をロープで引き揚げるのが一番早いんだ。
やせ我慢なんてお互いさまでなんぼのもんじゃないか。

二人は協力し、無事屋上まで登り切りました!!
お互いの健闘をたたえ合い、早速先端を輪にした状態のロープを垂らします。
レノマ、沢田、内海、周龍、天野……
一同の中でもパワーには自身がある二人が引き上げるだけに、どんどん仲間を惹きあげていきます!!
あと残っているのは田中とリクだけ。
軽い方の二人ですからすんなりいく、と思いたいところでしたが、そこでまさかの銃声が鳴り響いてしまうのです!!
慌てて下をのぞき込む松尾達!!
なんということでしょうか、そこには
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兵隊たち二人にとうとう発見され、田中が腿を撃ち抜かれてしまうという絶望的な状況が拡がっていたのです!!



というわけで、またもピンチを迎えてしまう一同。
ですが今回は虚を突いたり、飛び降りる場所があったりと、とっさに逃げる道のない、正真正銘のピンチです。
相手の兵隊は二人と比較的少数ではありますが、銃器を持っています。
対するのは手負いの田中と、戦力としてはあまりにも無力なリクのみ……
ここでできることと言えば何なのでしょうか。
上に居る面々が下に助けに行くのは、どうしても時間がかかってしまいます。
この高いところを一気に飛び降りることでもできれば別ですが……
では田中とリクでどうにかできるかと言えばそれも難しいところ。
真っ向から挑んで兵隊をのすことなどできるはずもありません。
ですがそこに残っているのは、あの革命の闘士・田中です。
彼がこのまま何もせずおめおめ捕まるわけもなく……?
そこで田中のとった行動とは……!!

そんなリク達の危機がクローズアップされる脱出劇ですが、鬼道院側にも動きが。
司令官である剣崎が、何やら奇妙な動きを見せ始めているようで……?
リク達のみならず、鬼道院側の動きにも注目です!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!