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今回紹介いたしますのはこちら。

「ジョジョリオン」第17巻 荒木飛呂彦先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、植物鑑定人・礼と合流することができた定助。
ですがそこに得体のしれない敵が襲い掛かってきまして、行動を共にしていた康穂と三人、礼の暮らすスキーなんかのリフトを改造した家へ逃げ込むことになりました。
それでも敵の追撃は止まず……追い詰められつつある礼は、康穂を地面へと落としてしまったのです!!



慌てて自分も下に降り、康穂を助けようとする定助。
ですが礼は、それは敵の正体を見届けてからだ、といいだすのです。
まるで自分たちが生き残るために康穂を見殺しにしよう、と言うかのような発言に激昂し、定助は礼をお前も落としてやるとすごむのです。
が、礼はあくまで冷静。
彼女のおカフェで我々の生存率は23%に増えてるぞ。
この敵は謎だ、だが必ずチャンスは訪れる。
生き残るため、勝つために多少の犠牲はいとわない礼。
定助はそんな礼に驚愕せざるを得ないのですが……そんな時、康穂が起き上がります。
康穂に落下による重大なダメージはないようですが、今の状況を把握するにつれて焦りも湧いてきます。
これからあの敵が襲ってくると言うのか?
さっきは5番の柱に気を梯子にして登ってきた、そこからこっちへ向かってくると言うのか……?
定助は、康穂に情報にある6番のリフトの柱まで走れと指示。
これから定助たちの乗っているリフトを6番まで移動させ、そこで彼女を引っ張り上げようという算段のようです。
敵はおそらく、地面の下を移動して襲って来る……
定助のその判断に従い、康穂は6番の柱に走り始めるのです。
礼はそのやり取りを聞き、そして地面からにょろにょろと這い出るミミズを見て……何だか含みのある言葉を漏らしました。
君はどうしても彼女を6番に行かせるつもりか?
いや、何でもないよ、行かせるなら構わない、リフトも上への一方向にしか動かないしな。
そう言って、礼はリフトを6番へと向かわせるのです。
……ところが、礼はまたすぐ口を開きだします。
たった今考えたことを言うが、この敵は樹木を梯子にして5番を襲ってきた。
その為に敵は樹木を動かしてきた。
それで6番の柱についてだが、あれは樹木とは違って土台がコンクリートだが、もしあれを地面から崩されたら終わりだ。
仮に先回りされて、柱のワイヤーがたるんだら……このリフトは落ちる。
礼のその言葉を待っていたかのように……
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6番の柱の真下の地面が陥没!!
敵が襲い掛かってきたのです!!
柱はグラグラと揺れ……ワイヤーはたわみ始めます。
緊張感の走る中、地面から顔をのぞかせた敵は、康穂のほうに迫ってきて……!!
たまらず踵を返して駆けだす康穂!!
土中から石を弾丸のように射出して攻撃してくる敵ですが、すかさず定助がソフト&ウェットのしゃぼん玉を放ち、それつかまって上に登ってくるよう康穂に助け舟を出しました!!
が、敵はさらに石を飛ばし、しゃぼんを破壊!
そして康穂の真下に潜り込み、康穂の首をつかんだのです!!
瞬間、ウイルスのようなスタンド攻撃を開始!!
康穂にとうとうあの恐ろしいスタンド攻撃が降りかかってしまう、かと思われたその時の事!!
こんな時でも冷静な礼が、定助に頭が邪魔だからどけと指示。
そして……
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腕をカツラ向きのようにひも状に伸ばし、その先に持ったナイフを敵につきたてたのでした!!

これが礼のスタンド能力、「ドギー・スタイル」。
ストーンフリーにも似たその力で、見事にナイフを操って敵の胸をえぐっていく礼!!
敵は叫び声を上げてくるしみ、康穂から手を話しはしたのですが……
すでに康穂はウイルスに感染してしまいました!!
このまま康穂はウイルスによって致命的なダメージを受けてしまうのでしょうか……!?
そしてそんな時でも礼は敵の観察を欠かしません。
定助くん、見ろよ。
敵は岩人間……
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だが、「2体」いる!!



と言うわけで、二人(?)組だった戦いがさらに続いていく今巻。
この敵の名は、アーバン・ゲリラと、ドレミファソラティ・ド。
地面の中を移動するソラティ・ドと、ウイルスによって攻撃するゲリラによる合体攻撃を得意とするチームのようです!
二人の攻撃はどこから来るかわからないうえ、威力は一撃必殺にも等しいもの。
姿が見えず、ソラティ・ドによる防御も堅牢、攻撃力も高いと、まさに難攻不落の要塞のようにも見えるのですが……
それを、定助、康穂、そして礼はこの難敵をどうやって倒すのでしょうか。
定助は礼の「私を守れ」と言う指示を聞くしかないのか、それとも……?
壮絶な戦いとなる定助チームVSゲリラチーム、その決着は間近!!
全く予想のつかない混戦、その結末は見逃せませんよ!!

そしてこの戦いが決着したのち、またも新しい敵の影が。
岩人間も一枚岩ではないらしい、と言うことはわかってきていましたが、そんな環と対立……と言うわけではないものの、別に動いていたらしい岩人間の男が登場。
このゲリラもそうらしいのですが、なにせバトルメインのために断片的にしか情報が得られません。
それだけにこの新キャラの動向にも注目したいところ!
さらにその新キャラに絡み、あのキャラも動き始めて……!!
新ロカカカも含め、どんどんと佳境に向かって言っている感覚のある本作。、
これからもますます目が離せませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!