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今回紹介いたしますのはこちら。

「約束のネバーランド」第7巻 原作・白井カイウ先生 作画・出水ぽすか先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、GFハウスを脱出したものの、鬼や未知の怪物が跋扈する外の世界で苦難の旅をすることとなった一同。
ですがそこで思いもよらない救いの手が伸び、その助けもあって何とか目指すB06-32地点へと到達しました。
そこにあったのは、地下シェルターのような施設。
そしてそこに探し求めていたミネルヴァの姿はなく、奇妙な大人の男性がいたのでした。



シェルターに居を構えていた男性は、机の上に足を投げ出し、ようこそB06-32シェルターへ、と横柄な態度で一同を迎え入れました。
クッキーをむさぼり、そして穴の開いたからのティーカップで何かを飲むようなふりをするその男……
エマたちにショッキングなことを明かしてきました。
おあいにく様、俺はミネルヴァじゃない。
お気の毒さま、ここにミネルヴァはいない。
ようやくたどり着いたこの場所にミネルヴァがいない。
驚き、年少組はショックを隠し切れないようですが、まだ絶望するには早すぎます。
レイが口火を切り、アンタもミネルヴァを知っているようだが、詳しく聞きたい、ミネルヴァは今どこにいる?
あんたは何者だ?ここで何をしている?
男性は、ミネルヴァのことは知らないと一言。
そして、自分のことに関しては……こう答えたのです。
「先輩」だよ。
グレイス=フィールドじゃあないけどな。
13年前グローリー=ベルって農園から逃げてきた、仲間と一緒に、ペンを頼りに。
そう言って男性は、お腹にアルファベットで記された認識番号を見せてきました。
……男性は、13年前にエマたちと同じように農園を脱出し、ミネルバを探してここに来たのだと言います。
ですがたどり着いたのはいいものの、ミネルヴァの姿はありません。
待てど暮らせどミネルバは現れず……嘘つきめ、と憎々しく思ったこともありました。
ですが、このシェルターには感謝せざるを得ませんでした。
水、食料、電気、居住スペース、そしてこの世界についての情報や資料もそろっていたのですから。
13年間、ミネルヴァは姿を現さなかった……?
その事実にショックを受ける間もなく、男性はさらなるショッキングな出来事を打ち明けてきました。
13年前に一緒に農園を出てきた仲間。
仲間たちは……
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全員死に、今は子の男性しか残っていない、と……!!
全部昔の話だ、と男性は暗くなりそうなムードを振り払い、そして話を変えてきます。
今はとうにミネルヴァ探しもやめてこうして楽しくやっている、それよりお前らは何者なんだ?
すぐに年少組やドンが自己紹介をしようとするのですが、男性はそれを制してこう言ってくるのです。
グレイス=フィールド出身で、7日前に逃げて出た15人、とかいうのは結構。
見りゃわかるし、すでに知ってる。
どうやら認識番号の記号や、位置でどこの農園にいたのかがわかるようになっているようです。
ですが、7日前に、15人で、と言うところまでなぜわかるのでしょうか?
またも疑問が浮かんでくるレイですが、男性はそんな疑問を考える隙を与えてくれません。
男性の投げかけた何者なんだ、と言う質問。
その質問の中身は、
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「なぜお前らみたいなド素人のザコが15人全員、一人も死なずに生き残っちまっているのか」と言うものだったのですから!!
男性は続けます。
ここはシェルターだ、食用児全員の。
何でもそろっている、だが、限りがある。
俺は自分の取り分が減るのは嫌だ、絶対に。
俺は先輩だ、先着順だよ、ここは俺だけの家だ。
それから、お前らは死ぬ、どうせ死ぬ、いずれ死ぬ、確実に死ぬ。
弱いからだ。
……どんどんと、エマたちが弱く、死ぬだけの存在だという言葉を並び立てていく男性。
レイも、かつてのあんたの仲間のようにか?とわずかな反撃を試みるのですが、男性は怯みません。
そうだ、どいつもこいつも弱いから死んだ、そして俺だけが生き残った、俺だけが生き残れた。
俺は学んだ、生き残る術を。
ムダを省くことだ。
仲間=ムダ、希望=ムダ、情け=ムダ、全部ムダ。
はっきりとそう言いきる男性。
自分たちが大切にしていたもの、縋ってきたもの、助けられてきたもの。
それらが全てムダだと言い切られてしまったエマは激昂します!
そんなことない!
そう叫んで、男性が胡坐を掻いている机に両掌をたたきつけるエマ!!
その怒気を真っ向から受けても、男性は全く怯む様子なし!!
いやムダだ、とその冷静な態度を崩さないのです。
それだけではありません。
男性は羽織っていたコートをはだけたかと思うと……背中から、何かを取り出します。
それは、背中に隠し持っていた……拳銃!!
レイがそれに気がついた時にはもう手遅れでした。
男性は
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素早くエマを捕え、そのこめかみに拳銃を押し当ててしまいました!!
仲良しこよしのザコの群れなんて何よりムダだ。
エマの生殺与奪の権利をその手にした男性は……一同にこう言うのです。
よこせ、ペンだよお前らの。
お前らが二度とここに入ってこられないように。
俺は無駄が嫌いだ、だからやっとの到着悪いが消えてくれ。
さぁ、ペンを置いて出ていけ。
さもなくばここで死ね。



と言うわけで、助けを求めて駆け込んだ地でまさかの仕打ちを受けてしまうエマ達。
ミネルヴァが子供たちを助けようとしていたと言うことだけはわかりましたが、それ以外はほとんど何もわからない状態です。
13年間姿を現さなかったというミネルヴァ。
名すら明かさず、その正体は謎のままの男性。
ミネルヴァはどこで何をしている何者なのか、今も生きて存在しているのか?
そして男性は13年間どんな生活をしていて、何故全てをムダと吐き捨てるようになってしまったのか……?
様々な気になる要素が新たにわいてくる中、まず突き付けられたのはエマの命とシェルターへの鍵の交換と言うとんでもない案件。
一同は、このとんでもない選択をどう切り抜けるのでしょうか……!!

一息つけるかと思われたところでもやはり安息は待っていなかった本作。
この後、物語はまたも新たな展開に突入していきます!
男性の謎、彼の経験していた背景に迫りつつ、一同はこれからどうするべきかを探っていきます。
何せ一同にはそれほど多くの時間が残されているわけではありません。
少しでも前に進まなければいけないその中で、エマとレイはどう立ち回っていくのか!?
向こう見ずでありながら決して愚かではないエマ、そして冷静さと熱さを持ち合わせたレイ。
二人と、男性の退治が導き出すものは!?
今後の展開からも目が離せませんよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!