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今回紹介いたしますのはこちら。

「刃牙道」第20巻 板垣恵介先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。



さて、花山薫VS宮本武蔵と言う超弩級の気戦が行われた前巻。
相も変わらぬ防御を知らない戦いを繰り広げた花山は、何度か武蔵に打撃を与えるものの、まさかと言うべきかやはりと言うべきか、武蔵の斬撃を浴びることとなってしまいました。
 とどめを刺さんとしていた武蔵ですが、そこにバキが割り込んできて……?



激しいダメージによってもはや立つこともできず、背を向けて座り込んでしまっている花山。
武蔵はそこに容赦ないとどめを刺そうとしたわけですが、その間にバキは割り込みました。
そして、刀に手をかけている武蔵に対して、こう言ってのけたのです。
それ抜いたらよ、ぶち殺すぞてめぇ。
およそバキらしからぬその発言を聞いた武蔵、すこし考えた後、抜いてはダメか、斬らねば決着がつかん、と尋ねてきました。
バキはもう決着だ、と即座に返答。
刀を持った侍同士が戦っていた、殺すか殺されるかと言う時代とは違う現在、もうすでに決着はついている。
釈然としないような表情をしている武蔵に、もう決着なんだよと改めて叫ぶバキ!
花山は背を向けたまま、バキに感謝の言葉を投げかけました。
バキはそんな花山が、すでに限界を超えていることに気がついています。
立派でした、花山さん、倒れちゃってください。
花山を意識をつなぎとめていたのは、その最後の意地だったのでしょうか。
もうすぐにでも倒れてしまってもおかしくはない花山は……それでもこうバキに尋ねました。
なぁ、バキ。
「侠客立ち」まだ立ってるか……?
花山の背中の入れ墨は、以前にもましてずたずたに引き裂かれています。
バキはその背中を、小首をかしげていろいろな角度で見て……こう答えるのでした。
誰がどー見たって立ってるさ。
前よりずっと立派な「侠客立ち」だ。
バキの声を聞いた後、花山はにやりと笑い、そして……
今夜はよぉ、嘘つきばかりだ。
そうつぶやき、意識を失ったのでした。

その後、ひそかに戦いを見ていた警察たちによって素早く花山は病院に搬送されました。
おそらくドクター紅葉によって高度な治療を施してもらうことでしょう。
命はきっと……いや、絶対に警察たちと紅葉たちの力で繋ぎとめるはず!!
残されたバキと警視総監は、花山の座り込んでいた血だまりに目をやりました。
拡がった血だまりは、数リットルはあろうかと言う量。
常人ならばとっくに絶命しているところでしょう。
その血液を流させたのは……他ならない、武蔵です。
バキは武蔵を、あんたが流させた、と睨み付けます。
その迸る殺気を受けて、武蔵はにやりと笑い、くるか!とそれを歓迎するかのようなそぶりを見せるのですが……
バキはこんなことを言うのです!!
ぶちのめして勝つんじゃない。
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この世から葬り去るんだ。

この現代では自分に対していわれることはなかった「殺す」と言う言葉。
流石の武蔵も少しばかり驚いたようで、バキに尋ね返してしまいました。
バキはそのまま続けます。
武蔵さん、あんた現世にいるべきじゃない、と。
武蔵はその言葉を聞き……何と、流石に俺でもわかる、とあっさりと認めるではありませんか!
この世界が、人を切って地位を築く、「斬り登る」世の中ではないと言うことはすでに武蔵自身、たっぷりと実感していたのです。
それならば、なおのこと許されるわけがありません。
斬って登りつめることができない、それなのに、斬り過ぎている。
驚かせる場面はあったものの、完敗を喫した独歩や渋川、ピクル。
絶対的優位に付け込んで辛勝を収めたものの、そのダメージ自体は武蔵の数倍は負ってしまった本部。
瀕死の重傷を負わされた花山。
そして……その命を絶たれてしまった、烈。
要するにバキは、その仇を討とうと言うわけです……!!
武蔵は全身に殺気を立ち上らせ、にやりと口角を上げ……いいぞ、この場でとりに来い、と臨戦態勢に。
登れなくても斬る、他のやり方を知らない。
武蔵は、それでもなお斬り続けると堂々言ってのけたのです。
ですがバキは、やらねぇよと完全否定。
花山との戦いで疲れ果てている武蔵に勝ったところで……
と言い終わる前に
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武蔵の斬撃がひらめきました!!
……が、バキはわずかに動いてそれを避け、ギリギリ腹の薄皮一枚を切る程度のダメージに抑えるのです!!
このざまだ、本来なら真っ二つ、もう宮本武蔵じゃない。
その言い草にさすがの武蔵も童(わっぱ)ともらして切れるのですが……
バキの、その童すら切れないのが今のあんただ、と言う言葉を聞いて、怒気を治めるのです。
時には少年にも言われ放題、それもまた一興か。
そう言って刀を収めた武蔵、
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直後、バキに切りつけました!!
今度は裂けてすらいない、いや、避けることの出来なかったバキの薄皮すら傷つけず、シャツを裂くだけにとどまったその斬撃……
武蔵が手加減をしてくれたようです。
これで、わかったはず。
武蔵は再び臨戦態勢に入ります。
繰り返す、この場でとりに来い。
今、この場だ。
……バキと武蔵、その決戦が今、幕を開けようとしています……!!



と言うわけで、刃牙道最終章となるであろう、バキVS武蔵が幕を開ける今巻。
このシリーズ、バキと武蔵の戦いすでに行われています。
バキはその時敗北しているわけですが、それも今回のような、全てを決定づける決戦、と言う状況ではありませんでした。
以前の本部も言っていたように、命がかかるとなればまたその戦いの行方も、結末も違うはず。
バキも、武蔵も……!!
バキはその言葉通り、武蔵を本当に殺してしまうのでしょうか。
殺すと言われれば、武蔵もまた容赦なくバキを仕留めるための動きを取るはず。
その時一体どんな戦いとなるのか……?
本部のような備えはせず、バキは間違いなく徒手空拳で挑むはず。
二人の最終決戦はどのような戦いになるのか。
刃牙道最後の戦いとなるかもしれないこの決戦……見逃す手はありません!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!