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今回紹介いたしますのはこちら。

「死.tv デスドットティービー」第2巻 カネダカズヤ先生 

小学館さんのコロコロアニキコミックスより刊行です。


さて、女性100人が命を懸けたゲームに挑む死.tv。
そのゲームに望まずして巻き込まれる形になってしまった阿修羅野まりあは、ゲーム内で知り合ったピココと協力し、見事優勝、生還を遂げたのですが……!?



逆さづりにされ、ゆっさゆっさと揺さぶられているピココ。
すると体のあちこち螺火いろいろな携帯ゲーム機が転がり落ちてきます。
いじめっ子たちはそれを見て面白がっていまして、ピココはやめてっス、危ないから、と声を上げるのが精いっぱいです。
が、それはピココやゲーム機が危ないから、と言う意味ではありませんでした。
ピココはにやりと笑い、キミたちがっス!と言いますと……途端に体格のいい黒服の男が二人なだれ込んできたではありませんか!!
瞬く間にピココを救いだした彼らは、ピココの雇っているSPの様子。
まりあとともにゲームに勝ち抜いたピココは、死.tvに勝ち抜いた報酬「何でも一つだけ願いがかなえられる」権利によって、10億円をゲット。
それによってSPを雇ったり運転手付きのリムジンを手に入れたりと、大富豪的な生活を謳歌しているのです。
この生活もすべて、マリアと二人でゲットしたもの。
ピココは半分まりあに渡そうとしたのですが、まりあは断固拒否。
彼女の欲しいものはお金などではなく、大好きな野球を思いっきりプレイすること、だったのですから!!
とはいえ、じゃあ遠慮なく全部もらうねと言うタイプではないピココ。
その日も今日こそ半分受け取ってもらおうと、まりあの元へ向かうのでした。

まりあはその時、バッターボックスに立っていました。
中学野球史上初の女子選手となったまりあは、その抜群のセンスで天才スラッガーとして活躍しています。
対戦相手は有名高校からスカウトも来ている本物の実力派投手。
そんな投手の渾身の一球も、まりあは……止まって見えるぜ!と難なくスタンドへ打ち返して見せるのです!!
仲間たちとともに野球を楽しめる幸せをかみしめているまりあの元に、ピココがやってきます。
この一か月の間に繰り広げられるいつものように、お金を上げる、いや要らないよ、というやり取りを繰り返すことになる二人ですが……ここまで断られると、ピココもなぜまりあがそもそもゲームに参加したのかが気になってまいりました。
ズバリ聞いてみますと……なんとまりあ、ゲームの誘いに訪れた使者、デスバニーをどこかのスカウトだと思い込んでついていってしまったとのこと。
なんだか細かいことは気にしない彼女らしい理由と言えばそうなのですが……ともかくあの恐ろしい場所から脱出できたのは幸運でした。
思い起こせば、死の恐怖が迫る恐ろしいゲームや、その中で喜々として殺しを楽しむ殺人お嬢様・天馬院きりりや、司会者としてゲームを操っていたデスバニーと言ったいけすかない人物の思い出がよぎります。
次会ったら直接ぶっ飛ばしてやりたい、ともらすまりあですが、そこにまさかの人物が現れたのです。
ぶっとばすのはこの私ですわ。
そんな台詞とともにどこからとも現れた……天馬院きりり!!
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彼女は有無を言わさず愛用の鎖付き鉄球を投擲してきます!!
すかさず金属バットで打ち返すまりあですが……まさかあのきりりが生きていたとは。
死.tvで三連覇をおさめていたきりりでしたが、前回の大会でマリアの攻撃によって巨大ステージの下敷きとなったはず。
どうやら幸運にも潰されることはなかったようで、ゲーム終了後にスタッフに救出されていたのです!命は助かったものの、今まで覇道を歩んできた自分に赤っ恥を描かせてくれたまりあに憤懣やるかたないと言った状態のきりり……!
そこで彼女は堂々とまりあの前に姿を現し、そして
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一通の手紙をたたきつけたのです!!
手紙のには、「死.tv」のロゴがプリントされています。
それは……死.tv、そのリニューアルゲームの招待状だったのです!!

大会は一週間後、詳しくはそこに書いてありますわ。
私が出場するのだからあなたも必ずいらして。
あのゲームのチャンピオンは私でなくてはいけませんの、次は見事この手であなたを。消して差し上げますわ。
そう言い残して、きりりは立ち去っていきました
勿論そのゲームに参加する義務はありません。
ピココは絶対ダメだ、前回ゲームをめちゃくちゃにされた報復で絶対にまりあを潰しにかかるはずだ、と必死に止めるのですが……まりあは何も答えません。
きりりもまた立ち去る前に、なぜかあなたは必ず来る、と自信を漲らせていました。
……そして一週間後。
やはりまりあは、指定された待ち合わせ場所に来ていたのです!!
そこまでは付いてきていたピココ、なんでまたやるんだ、危険すぎる、まだ何とか止められないかと食い下がります。
それでもやはりまりあの気持ちは揺らぎません。
あのゲームの中で、自分が生き残れた以外にいいことはあったか、と問いかけてくるまりあ。
お金……と言いかけるピココですが、まりあは続けます。
闇のゲームだと言ってもあれは度を越している、大金出してあれを見ている奴らもムカつくが、催してるやつらはもっと許せない!!
あんな地獄があると言うことを知ってしまって、それがまだ続くと言うのなら……
王者として、必ず「死.tv」をぶっ潰す!!
まりあは、そう硬い決意を決めていたのです!!
こうなればさすがのピココももう止めることはできないと確信せざるを得ません。
ピココは、大枚をはたいて作った特注のバットをまりあに託します。
外から応援しているから、必ず勝って帰ってきてください!!
そんなピココの想いとバットを受け取り……まりあは新たな戦場に立つのです!!

新たな司会者兼ゲームマスターのデスニャンの号令で幕を開ける新ゲーム。
今回もまた、様々な場所からえりすぐられた100人の実力派女性を集めて行われることになるこの新ゲーム、今回の一回戦は何とクイズだと言います。
一人ひとり○×クイズに答えることになるこの一回戦、最初に挑むのは以前の大会で決勝まで残り、優勝はできなかったものの、生きて帰ることのできた数少ないものの一人、ゆりねでした。
ネコと兎、平均寿命が長いのはネコである。
その答えは普通に考えればネコなのですが、ここは死.tvなんだから、と裏をかいて×のほうを選んだゆりね。
正解は、普通に○でした。
すると、ゆりねの立っていた×のゾーンの床が開き、そこから何かが飛び出してきてゆりねをサンドイッチ!!
ゆりねの体は、
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その何かに生えていた棘によって串刺しの穴だらけとなり、早くもその命を失ってしまったのでした……!!
絶叫が響き渡る中、まりあの番が回ってきます。
出されたクイズはこんなもの。
虎と兎、兎のほうが強い。
……ざわつく会場、先ほどの例を取れば、×を選べば正解のように思えます。
ですが実はこの問題、いや、先ほどのゆりねへ出された問題から、まりあを陥れるための巧妙な罠となっていたのです!!
当たり前に答えれば正解になる、と思わせておいて、この問題では「どちらが強いか」とだけ聞いて、何をしたらどちらが強いかを聞いていないから「正解は○でも×でもない」と言う答えになっている、と言う……どうあがいても不正解になると言う恐ろしい罠に!!
まりあは……迷うことなく○を選び……
そして!!



と言うわけで、新たなゲームが幕を開けてしまった本作。
今度は自ら望んで死地へと向かって言ったまりあに、何かの秘策はあるのでしょうか。
最初のゲームから、いきなり敵の術中にはまってしまっているかのように見えるのですが……!?
勿論この最初のゲームからまりあが脱落するはずもありません。
一体まりあはどのようにしてこのピンチを脱するのでしょうか。
そしてこのピンチを脱出したところで、この後のゲームに勝ち残れる保証はありません。
このクイズからもわかるように、主催者側は、卑怯な手でも何でも仕掛けてくるわけで、このクイズどころではない理不尽な試練を繰り返し強いてくることは間違いないでしょう。
その多くの魔の手を打ち破り続けることはできるのか?
そしてまりあを憎々しく思っているのは主催側だけではありません。
目障りな存在だと目をつけている他の参加者もいるでしょうし、何より……あのきりりがいるのです。
次から次へと降りかかる殺意の牙。
理不尽な死のゲーム。
数々の困難を前に、まりあは!?
この新ゲームからも目が離せませんね!!

今巻でも本作ならではの、コミカルで、いかにも子供むけな内容のゲームが行われる児童向け漫画っぽさと、容赦なく参加者が殺されまくるハードな世界観のミスマッチな楽しさは健在!!
登場キャラもキュートながらもひと癖もふた癖もあるものばかりで、様々な要素で楽しませてくれますよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!