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今回紹介いたしますのはこちら。

「男塾外伝 赤石剛次」第2巻 竹添裕史先生 

日本文芸社さんのニチブンコミックスより刊行です。


さて、男塾二・二六事件 によって無期停学となっていた期間、赤石がどうしていたかと言う様子を描いていく本作。
前巻では斬岩剣を入手し、その切れ味を試すために天限羅漢武刀会に参加したのですが、そこで赤石は思いもよらぬ人物に出会うのです。
それは……赤石の実の兄、赤石剛壱!!



様々な試練や激闘をへて、とうとう剛壱の前にたどり着いた赤石。
最初に対峙した時は戦う気のなかった赤石でしたが、赤石にやる気を出させるため、江戸川に手をかけて人質に取るという剛壱の外道な振る舞いにとうとう我慢ができなくなってしまいました。
もはや兄ではない、この手で切る!
そう言って構える赤石ですが、それでもなお剛壱は不満なようです。
口先だけの戯言、丸で殺す気がない、不合格。
そう言って、剛壱は何かを取り出しました。
何かのリモコンのようなその装置は、なんと赤石と剛壱の戦いの場となっている塔に仕掛けた3つの爆弾の起爆装置なのだとか。
作動させれば一つずつ爆発し、20分でこの塔は全壊する。
そしてひとたび起動してしまえば、ある場所に隠された別の装置を破壊しなければ止まることはないと言うのです。
その装置の隠し場所は、なんと剛壱の心臓の裏側だ、と言うではないですか!!
剛壱自身には爆弾を止める術があると言うことなのですが……赤石が生き残るには、剛壱を倒して新蔵裏の装置を破壊する以外ないと言います。
つまりこの勝負、どちらかの死を持ってしか決着はない、と言うこと……!!
そして剛壱は、全く躊躇なく
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その爆弾の起動スイッチを押すのでした!!

早速一つ目の爆弾が爆発してしまいます。
あと二つの爆弾が起動すれば、塔は全壊。
赤石や剛壱はもちろんのこと、今まで赤石と戦いを繰り広げてきていた者達や、その関係者も爆発に巻き込まれてしまうでしょう。
赤石は自分の命を懸けることなどいとわない男ですが、何も知らないものまで巻き込まれてしまうとなれば流石に黙ってはいられません!!
いよいよ本物の闘志を漲らせ、戦いに挑むのです!!

先手を取ったのは剛壱でした。
目にもとまらぬ速度で振り下ろされる刀、それを赤石は紙一重でかわします。
すかさず赤石が反撃を仕掛けますと、剛壱はパッと刀から手を話し、平手で赤石の体を突き、体勢を崩すことで攻撃を防ぎます。
赤石はすぐさま体勢を立て直し、再び間合いを詰めて切りかかるのですが、その時には剛壱も刀を手にしなおしておりまして、鍔迫り合いの状況となるのです。
その攻防を見た王は、焦りを感じていました。
今までの戦いで赤石が追ったダメージが深く、施した応急処置ではどうにもなっていない。
今の状態では、本来の7割の力すら出せていないだろう、と分析していたのです。
ですが赤石はそんなダメージなどみじんも感じさせない動きを見せます。
気合と共にはなった、一文字流奥義「烈風剣」。
竜巻のようなすさまじい剣圧を放つその技、普通の戦士ならば避けるかガードに徹するのでしょうが、剛壱は違います。
一文字流奥義「真空斬」と言う縦一文字に切り裂く技で、
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烈風剣をかき消して見せたのです!!
それでも赤石は攻め手を緩めません。
今度はすさまじい速さで剣を振るう「微塵剣」で切りかかるのですが、剛壱は話にならんと吐き捨て、「獄微塵剣」なる奥義で迎え撃ちました!!
その名前からもうかがえるように、その技は微塵剣の上位の技のようで、徐々に赤石の体には傷がつき始め……!!
今までの戦いの影響はやはり大きいようです。
このままでは遅かれ早かれ赤石が力負けしてしまうことでしょう。
それに加えて実力の差もあるのかもしれませんが、何より兄弟と言うことで手のうちもわかってしまっていることもさらに戦いを厳しいものにしてしまっています。
赤石は何とかその状況を打破しようと、さらに奥義を放つのですが……
不合格!と叫んだ剛壱によってその出ばなをくじかれ、
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赤石の刀をはじき落としてしまうのです!!
ガキの頃と変わらんな。
そう言って、丸腰の赤石の首筋に刀を突きつける剛壱……
まさかあの赤石が、文字通り手も足も出ないまま敗北を喫してしまうのでしょうか!?
二人の戦い、その行方は……!!



と言うわけで、とうとう因縁の対決が幕を開ける今巻。
赤石VS剛壱の兄弟対決、その決着は死を持ってしかあり得ません。
剛壱は容赦なく実の弟である赤石をその手にかけるのか。
赤石はこのままなすすべなく殺されてしまうのか。
あるいは、剛壱を逆に殺めるしかないのか……?
奥義の応酬で幕を開けるこの兄弟対決、その決着は……!!

そんな兄弟対決以外にも見どころが用意されております。
今巻の前半では赤石が剛壱にたどり着くまでに立ちはだかる敵との戦いが収録。
二戦繰り広げられるその戦いですが、両方とも男塾らしいギミック満載の戦いに。
特に二戦目のほうはその相手もちょっと驚くべき相手になっていますし、何よりそのギミックが最大限に活用された戦いになっている注目すべき内容なのです!!
そしてその両方の戦いで、本家男塾を彷彿させるシーンが描かれるなど、ファンサービス的な要素も満載!!
たっぷり楽しめる内容になっていますよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!