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今回紹介いたしますのはこちら。

「僕のヒーローアカデミア」第17巻 堀越耕平先生 

集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。


さて、エリを救うため、死穢八斎會に突入することになった出久達。
ヒーローたちと治崎たち八斎會、そしてそこにトガとトゥワイスも加わって激しい戦いが繰り広げられる中、 それでも何とか先に進んでいく出久達なのですが……?



真っ先に治崎の元にたどり着いたのは、ミリオでした。
エリをその手の中にすることができたものの、治崎はそんなエリごと猛烈な攻撃を仕掛けてきます。
仮にエリが深刻なダメージを受けることとなっても、治崎の能力ならばすぐに「修復」することで元通り治すことができます。
エリがどうなっても、ミリオさえどうにかすればいい。
確かにそれはその通りでしょう。
ですがいくら元通り治せるとはいえ、小さな女の子を、ましてや自分の娘を傷つけることなどできるものでしょうか。
そんなことを簡単に行う治崎に対し、ミリオは怒りを隠せません!!
ですが、エリを抱えている状態ではミリオの「透過」で逃げることはできませんし、治崎の激しい攻撃をかいくぐるのも難しいところ。
さらにまともに逃げる道も治崎の能力で封じられてしまい、さらに治崎の仲間であるクロノが銃でミリオを狙っているという、絶望的な状況に陥っています。
状況を冷静に分析したミリオは、すかさずマントで自分とエリの体を隠し、狙いをつけづらくしました。
そしてそのマントの中から透過で抜け出したミリオ、完全にクロノの虚をついて、地面から飛び出してそのままアッパーを叩き込もうとしたのです!!
が、ギリギリのところで治崎の能力で地面を隆起させることで攻撃を回避することのできたクロノ。
そしてそのまま治崎は、ミリオのマントのもとへ走ります!!
マントを透過できるのはミリオだけ、と言うことはその中にエリがいるはず!
エリを破壊してしまえば、その修復を盾にミリオを無効化できるはず。
治崎のその邪悪な考えを……ミリオは完全に読み切っています!!
思い切り治崎を殴りつけるミリオ!!
相手をよく見て、次の行動を予測する、一介のやくざとは思えない身のこなしだ、お前は強いよ治崎!
でもね、俺のほうが強い!!
もう指一本触れさせない、ふたりまとめて倒してやる!!
お前の負けだ、治崎!!

流石は現状オールマイトに継ぐ力を持っているとまで言われているミリオ。
そのままこの勝負は決するかと思われたものの……そこで、治崎に心酔する男、音本が這いずって部屋の中に入ってきたではありませんか!!
その存在に気がついた治崎は、すかさず「弾丸」を根元に投げ渡しました。
それは……個性を破壊する弾丸!!
すかさずそれを銃に込めていく音本。
治崎が撃て、と叫ぶ前に、すでに音本は銃を構えていました。
狙うのはミリオ……ではありません。
透過の能力で、ミリオを狙ったところで弾丸はすり抜けてしまうことでしょう。
貴重であるこの銃弾を、一発でミリオに当てる。
その為に狙うのは……そう、エリです!!
エリは自身が、その銃で狙われてしまっていることに気が付きました。
が、エリはぐっと目を閉じ、耐えるような素振りを取るばかり。
それがミリオの決意を、さらに固めることとなるのです!
殺意が向くたび、歯を食いしばる姿。
それは、受け入れるほかない痛みに備えて耐えようとする彼女の習慣。
伊丹と恐怖によって、刻み込まれてしまった絶望の証……
もうエリを悲しませない、痛い思いはさせない!
ミリオは、自分にどんな運命が待っているか、わかっているようです。
ですが、それでも満面の笑みを浮かべ、エリに微笑みかけます。
ミリオの中で廻、今までの思い出。
コントロールが難しい個性を、必死に練習してコントロールするよう励んできた日々。
ナイトアイにスカウトされたとき。
仲間もでき、周囲も認めてくれ始めた思い出。
……そんな努力の日々の全てが、
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打ち壊される運命を……

銃弾はミリオに命中しました。
それを見て、治崎は語ります。
個性なんてものが備わってるから夢を見る、自分が何者かになれると。
精神に疾患を抱えるんだ、笑えるな!
救おうとしたその子の力で、お前の培ってきたすべてが今!
無に帰した!!
そう言って、ミリオにとどめを刺さんと攻撃してくる治崎……なのですが!!
ミリオはそれでも、反撃を仕掛けてくるではありませんか!!
治崎はミリオの反撃を受け、戸惑わずにはいられません。
ミリオは叫びます。
相手をよく見て動きを予測するんだ。
これまでの全て、何も無駄にはなってない!
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俺は依然、ルミリオンだ!!
……ミリオの体は、治崎の部下の能力によって泥酔するような状態になっているはず。
さらに、無敵ともいえる透過の能力はすでにありません。
極めつけに、エリを守りながら戦わなければならないという枷まで負っています。
だと言うのに……ミリオは、今まで以上の気迫を発揮したのです!!
ミリオが追いついて15分。
個性が破壊されて5分。
1対2。
それでも……ミリオは、エリを守り抜いたのです!!
ヒーローになりたかったか、エリを助けたかったかルミリオン。
全て汚らわしい現代病だ。
お前のようなやつを直してやるのさ、エリの力で。
そう言って、治崎はいよいよミリオとの戦いを決着しようと攻撃を放ちます。
ミリオは……皆に全てを託し、決死の思いで最後の攻撃を敢行するのです!!
運命の時はやってきました。
ミリオと、治崎。
その攻撃が交錯するその瞬間……
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出久が、たどり着いたのです!!



というわけで、VS八斎會編がクライマックスを迎える今巻。
前巻までの切島や天喰をはじめとした、突入メンバーによる激しい戦いは今巻でも一層ヒートアップ!!
決着に向けて一直線に進んでいきます!!

ミリオの凄まじい力と熱い気持ちがしっかりと描かれたのちに訪れる、運命の時。
努力の末に手に入れた力が、一瞬で水泡に帰してしまう。
そんな時でも、まったく気持ちの折れないミリオの勇姿は、読者の気持ちを高ぶらせてくれること必至!!
自らの身がどうなっても、エリを守り抜くと言うその決意を見せつけてくれますよ!!

さらにこのほかにも、様々なキャラクターが見せ場を作ってくれます。
八斎會に出向しているトガとトゥワイス、ナイトアイ、そして出久とエリ。
それぞれのキャラクターがそれぞれの心に刻み込んでいる矜持の元に動き、その役目を果たしていく。
そんな様が今巻いっぱいに詰め込まれているのです!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!