ko0
今回紹介いたしますのはこちら。


「カイテンワン」第2巻 柴田ヨクサル先生 

講談社さんのイブニングKCより刊行です。



さて、星ノ下学園に入学した巫子、鎖子、呱子の三人。
早速そこで番長になろうと暴れまわる巫子でしたが、そこに人間兵器である木場の弟であり、自身も人間兵器見習いであるシンが現れます。
激突必至と思われた二人、実際激突はするのですが、 なんとシンは巫子に一目ぼれ!!
いきなりもうアプローチをかけてきまして、なんだか二人は変な関係になってしまうのです!!



星ノ下学園を襲ってきた妖怪。
巫鎖呱の三人は成長してさらにパワーアップしたそれぞれの力を見せつけ、ちょっぴり危ないところはあったものの、その妖怪どもを蹴散らしました。
が、本当の嵐はその後にやってきます。
突然シンから手渡された手紙には、明日デートをしようと書いてあって……!

こう言うことに疎いにもほどがある巫子、呱子の助言も仰ぎ、そもそもどうするべきなのか、から教えてもらうことに。
なんだかんだとシンのことを悪くは思っていない様子の巫子を見て、呱子はとりあえずデートをする方向に話を持っていきました。
問題はものすごい勢いで巫子を愛していらっしゃる鎖子のほうですが……
とりあえずそれは呱子が、鎖子のものすごい勢いで愛しているもう一つのものを使うことで何とか引き付けることができました。
呱子が用意してくれた、普段ならば決して着ないフリフリの服を来た巫子は、なんだかよくわからない感情を抱えながら待ち合わせ場所に向かうのです。

そこにいたのは
ko1
なぜか仮面と小手を装備したシンでした。
可愛いです、と言う真の褒め言葉などその姿のインパクトで完全にどこかへ行ってしまいます。
何で、私と闘いたいの!?と思わず絶叫してしまう巫子ですが、流石のシンでもそこまでアレではありません。
妖怪を倒した報酬として小手を支給されたから、それを見せたかった、とのことなのです。
……普通の人からすれば十分アレですが。

デートなんだからすぐそれを脱いで、と言う巫子の声に大人しく従うシン。
生身同士で向き合いますと、また感覚が違うもののようで……
少し見つめあった後、
ko2
シンはいきなり巫子にキスをしてきたのです!!
何でキス!と突き飛ばす巫子ですが、シンによれば「吸い込まれた」とのこと。
勿論吸い込んでなどいるはずもないのですが、とりあえずそんなことは関係ないとばかりに、シンは巫子の手を引いて歩きだすのでした!

手を引かれて歩いている間、巫子のドキドキはずっと止まりません。
シンは映画でも観ますか?と尋ねてきまして、どう答えていいものか考える余裕もない巫子は、うん、と頷きます。
が、なんというか体と心は全く別物のようで、その間ずっと巫子のお腹はグーグーと鳴り響いているのです。
いやでもそれに気がつくシン。
あくまで優しく、先にご飯食べます?と提案してきたのでした。

シンが連れてきてくれたのは、おいしいB級グルメを集めたというフードコート。
いろいろ選べるこの場所、巫子にとっては夢のような場所で、目を輝かせて駆けまわるのですが……この中から一つを選ぶなんて到底できません。
シンは、全部のお店で一人前ずつ買って半分ずつ食べようと、また巫子にとって素晴らしい提案をしてきました。
何せ巫子も食べることに関してはそこなし。
シンも普段の節制のリミッターを解除すれば余裕とのことで、そんなところも一緒なのかと巫子はちょっぴり驚きます。
……が、問題はお金。
なにせ巫子は1000円しか持っていないのですから……
ここでシンは、当然のようにこう言いました。
僕のオゴリですよ、僕が巫子さんを誘ったんですから。
聞くところによりますと、人間兵器の家系に生まれただけあり、シンは特殊な方法でお小遣いをもらっていたそうです。
腹筋5000回で100円、懸垂1000回で100円。腕立て5000回で100円。
ものすごい薄給な気がしますが、毎日のようにこなすシンからすればもらえるだけで儲けものだったのでしょう。
とはいえ趣味らしい趣味もなかったのか、そのお小遣いを今までシンは一銭も使ってこなかったというのです。
それもすべて、この日のために……巫子とのゲートのために貯めてきたんだと思う!
臆面もなくそう言うシンに、さらにものすごい胸の高鳴りを感じる巫子!!
なんだか二人、いい感じになってきた気がしますが……またこのタイミングでシンがキスしてこようとしたため、そのツッコミで良い感じはぶっ壊れてしまうのでした。

そんなわけで始まった「食べ祭り」。
ものすごい勢いで食べ始める巫子、オイシー、と大喜び!!
次から次へと店を変え、どんどん食べていく二人。
やがていちいち取り分けるのも面倒になった巫子、半分食べたら交換しようとシンに持ち掛けます。
早速半分食べたものをシンに手渡す巫子。
シンは、巫子さんの味がします!とものすごくアレな感想とともにそれを食べつくし、また別の料理を差し出してこっちも「巫子味」にしてください!と勧めまくり……!!
ご飯を食べている間の巫子の顔を見て、うっとりするシン。
何かと思えば一言、可愛い。
そんなことをほとんど言われたことのない巫子は、その言葉に何と反応していいかわかりません。
生まれて初めてです、こんな素晴らしい、ずば抜けて別格な幸せな日は、と続けるシン。
巫子も顔を真っ赤にしながら、楽しい、私も……と答え……
もう完全にいい感じの二人。
ですが、やっぱりそう簡単にものおgとは進まないのです。
突然、美形の線の細い男性と、小さな眼鏡の少年の二人組が現れ、席ご一緒していいですか、と言ってきたのです。
完全にお邪魔虫なその二人……さらにそのすぐ後に、よりとんでもない台詞を吐くではありませんか!!
ko3
私たちは妖怪です。
……このちょっといいムードの場面に現れた妖怪!!
いったい彼らの目的は?
そしてデートの邪魔をされた二人は!?



と言うわけで、巫子とシンがデートしてしまう今巻。
二人のこのデート、まさしくヨクサル先生にしか描けない、ヨクサル先生ならではのデートとしか言えますまい!!
なんだか異様としか言いようのないテンションになった二人が、なんだかよくわからない勢いで食事をし、隙あらばキス。
もう何とも言いようのない、独特すぎるヨクサルワールドに誰しもが呑み込まれてしまうことでしょう……!!
もうほんと、このデートのくだりだけでも本作を読む価値がある、と言ってもいいような気がしてしまいます!!

と言ってもその他の部分も忘れてはいけません。
前半では第1巻に引き続いて、妖怪とのバトルが展開。
それぞれのメンバーが成長したさま、そしてあのキャラのその後なんかも垣間見れるバトル部分も超ハイテンション!!
後半でもバトルが用意されていまして、そちらでも抜群の勢いで駆け抜けてくれるのです!!

第1巻からかなり飛ばしていましたが、この第2巻はさらにヨクサル先生節がさく裂しまくりの興奮が待っています!
さらに勢いが増していくこと間違いなしであろう今後にも注目しないわけにはいきませんよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!