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今回紹介いたしますのはこちら。


「ジャガーン」第4巻 原作・金城宗幸先生 漫画・にしだけんすけ先生 

小学館さんのビッグコミックスより刊行です。



さて、壊人戦士のヒーローチーム、トリプルHに参加することになった蛇ヶ崎。
ですがその戦いの中で、蛇ヶ崎は東女能力が付かない状況に陥ってしまいます。
ギリギリのところで発動した能力の引き金となったのは、ベルちゃんの存在。
自分が壊人を全員倒した後、恋人を生き返らせて死ぬまでの間はベルちゃんのために生きると決心した蛇ヶ崎は、ある決心をするのでした。



トリプルHの脱退を決めた蛇ヶ崎。
仲間たちや禊たちからはとめられるのですが、蛇ヶ崎の決意は揺らぎませんでした。
特に禊は蛇ヶ崎の力を誰よりも認めていまして、力づくで求めようとしたのですが……それでもう揺らがない蛇ヶ崎の姿を見て、やむなく承諾。
それてもいつか自分の元に戻ってくるだろう、と負け惜しみともとれる言葉とともに見送るのです。

そんな時に発表されてしまった、舞羽市非常事態対策法案。
舞羽市の住民を一斉に検査し、キチガエルが検出されたものの行動を管理し、制限すると言うとんでもない法案です。
可決まっしぐらかと思われたその法案でしたが、日本中に周知されつつあったトリプルHの活動や、壊人化に対抗するあるアイテムの存在などもあり、法案に反対する民衆の声が大きくなってきました。
結果として、法案の可決は見送りになりそうだ、という流れへと転換。
トリプルHとその支援者たちは大きく盛り上がり、禊は世界が変わる瞬間が来ることを確信するのでした。

この流れに乗ろうと、禊は議事堂前で大規模デモを実行します。
例の法案の委員会審議があると言うことで、大勢の民衆で詰めかけて民意を見せつければ法案否決の後押しができる、と考えたのでしょう。
ですがデモとなれば、何らかのトラブルが起きてもおかしくない状況になるわけで。
集まる人数も人数ですから、警察も大勢の人数が出張る必要があります。
そこで蛇ヶ崎の交番にも応援要請が来まして……なんだかんだと気になりますから、蛇ヶ崎が応援に向かうことになりました。
いざ来てみますと、予想以上に人々が集まっております。
冷静に警備を務めながらも、その熱狂ぶりに蛇ヶ崎は驚きを隠せません。
皆平和に生きたいだけなんだよな、とその熱狂をそれでもどこか他人事のように受け止める蛇ヶ崎。
壊人戦士となった今、確かに普通の人間の考えは他人事なのかもしれません。
そもそも平和って何だろう。
戦争がないことなのか、争い自体がないことなのか?
ちゃんと考えたことはなかったかもしれない、ととりとめもなく考えていますと、熱狂の中心で祭り上げられている禊の姿が見えてきました。
熱狂の中心で声援に応える禊たちトリプルH。
それが平和の象徴だとするならば……
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「平和」って、宗教みたいだ。
蛇ヶ崎はそう思えてしまうのです。

そんな時のことでした。
蛇ヶ崎は、思いもよらない人物に出会ってしまいました。
以前自分を弄ぶかのように戦いを挑んできた壊人戦士、散春です。
散春は警察に変装し、このデモの場に潜り込んできたようですが……
散春は不満でならないのです。
こいつらは面白いか?
死にたくない、安心したい、傷つきたくない。
その為に代わりに戦ってくれる誰かの盾の後ろで、安全圏から自分たちの幸せを主張する平和信者と、それを先導して扇動する、ヒーロー気取りの図。
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ぬるい!ぶち壊したくなっちゃう!!
無邪気な印象さえ感じさせる笑顔とともに、とんでもないことを言い出す散春。
絶対にヤバい。
そう感じ取った蛇ヶ崎は、銃口を散春に向けるのですが、散春はこんなことを言い出すのです。
あんたも俺と同じことを感じてるだろう、だからあのチームをやめたんじゃないの?
でもあの女の子を欲望の引き金にするとは思わなかった。
あの子が殺されたら、あんたどんな風に壊れるんだろうね?
そう言って左手を壊人化させつつある散春。
怒りをたぎらせる蛇ヶ崎ですが、そこでようやく周囲の警察たちも異常に気が付き、散春を取り囲み始めます。
が、散春はそんなことは全く気にせず、こんなことを言い出すのです。
俺もあんたみたいに欲望を爆発させてみようと思ったわけ。
食べずにとっておいたんだよね、これ。
こんな日のために!
そう言って散春が取り出したのは……瓶詰にされた、キチガエル!!
と同時に空からは散春の相棒のナラクが姿を現します。
奈落はその足に何かの塊をぶら下げていました。
枯れ枝か何かで作られた大きな塊。
その中には、数え切れないほど無数のキチガエルが入っていて……
そのキチガエルは、
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人々がごった返すデモの真っただ中に、ばら撒かれたのです……!!!




と言うわけで、とんでもない事態が巻き起こってしまう今巻。
日本の情勢がトリプルH側に傾くかと思われてきた中で行われた、散春の凶行。
降り注ぐキチガエルの集団に対し、トリプルHはどう立ち向かうのでしょうか!?
この後のトリプルHの動向次第で、この法案の流れも大きく変わってくることは間違いありません。
そして下手をすればそのまま、壊人戦士VS普通の人間、と言う図式にまで発展してしまうこともあり得るわけで……!!
物語はまさしく急展開!!
一瞬も目の離せない、とんでもない展開の連続が待っています!!

そんな事態に向かうまでの根幹前半にも見どころは満点です。
禊以外のトリプルHの面々がどんなモチベーションでヒーローをやっているのか?
それぞれの表の顔と裏の顔が垣間見られる、こちらも今後の展開にかかわってくる要素となりそうです!!
さらに、気になるベルちゃんと蛇ヶ崎の関係にも進展が。
順調なお付き合い、ができればよかったのですが、蛇ヶ崎はやはりおキチガエルの住まう壊人戦士。
普通のお付き合い、普通の幸せは望めるべくもなく……
こちらも先が気になってしまいますね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!