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今回紹介いたしますのはこちら。


「キン肉マン」第62巻 ゆでたまご先生 

集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。


さて、 完璧超人始祖たちとの戦いが終わり、訪れた平和もつかの間となってしまった前巻。
突如現れたオメガ・ケンタウリ六槍客が、マグネットパワーを守るスペインの地を襲撃!
正義超人の主力が不在の今、なすすべなしかと思われたところ……そこで、今まで脇役に甘んじてきた正義超人たち、ウルフマン、カナディアンマン、ベンキマン、カレクック、ティーパックマンが立ち上がったのでした!!



ティーパックマンとヘイルマンの戦いは、劇的な決着を迎えることとなりました。
その結末に驚愕を隠せない他のメンバーですが、そんな中で気を吐くのがカナディアンマン。
みんなこのリングには覚悟して上がったはずだ、と檄を飛ばします。
それを聞いてほかのメンバーも発奮!
誰が勝利を手に入れるか競争と行こう、と意気込むのです!!

そのカナディアンマンの相手は、パイレートマン。
がっちりと手四つに組み、力比べをしているのですが……パイレートマンは余裕の表情。
お前ごときが本当に吾輩に勝てると思っているのか?
確かにパワーはそこそこあるようだが、ではなぜお前はこれまで大した実績を残せていないのか?
何故このパワーと体格がありながら正義超人の主力になれなかった?
それを考えれば言わずもがな、答えはおのずと出る!!
そう言ってパイレートマンが手四つの状態から、カナディアンマンの後頭部を抑え込み、顔面へ強烈な膝蹴りを叩き込みました!!
たまらずふらつくカナディアンマンに、さらにローリングソバットで追撃をくらわせます!
その衝撃でふっとぶカナディアンマンですが、ここでカナディアンマンはそのふっとばされた勢いのままロープで跳ね返り、スーパーマンパンチで反撃を試みたのです!!
予想をしなかった一撃にふらつくパイレートマン。
ここぞとばかりにカナディアンマンはさらなる追撃を叩き込むのですが、相手もさるもの、そのパンチに合わせて、服を万力のように強烈な力で閉じるジャケットシャッターでカナディアンマンの腕を捕えました!!
そしてそのままブリッジするように投げ捨てる、とレジャーハントスープレックスでマットに突き刺したのです!!
お前の攻撃など凪のようなものだ、と吐き捨てるパイレートマン、そのままストンピングで追撃。
カナディアンマンは何とかそれを避けると、今度はその足を取って持ち前の腕力でパイレートマンを上空へ放り投げます。
そして自らも飛んで、ジャンピングパワーボムの体勢に捕えるのですが……パイレートマンは、カナディアンマンはたまたま恵まれた体格とパワーに頼り過ぎている、とそのパワーボムをあっさりと返し、そのままボディシザースドロップで逆にカナディアンマンをリングにたたきつけます。
この程度では大した実績を残せないのも当然至極!
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そういってパイレートマンは馬乗りになってパンチの雨あられを降らせるのですが、カナディアンマンはそれでもまだまだあきらめません!!
ブリッジの勢いでパイレートマンの体を跳ね上げ、何とか立ち上がったのです。

すでにフラフラのカナディアンマン。
彼はいいます。
確かにお前の言う通り、俺は自分の超人強度100万パワーを活かす術を知らなかった。
まさに宝の持ち腐れ……昨日までのカナディアンマンはそうだった!
さんざんバカにされてきたんだ、好きな言葉は捲土重来。
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これ以上の恥を重ねられるか!!
凄まじい気迫とともに、ロープの反動を使ったジャンピングキックを放つカナディアンマン!
その蹴り足は再びジャケットシャッターに取られてしまいますが、とっさに逆の脚で延髄切りを放って脱出!!
そしてパイレートマンが描けてきたヘッドロックから脱出すると、流れるようなオースイスープレックスで反撃を仕掛けます!!
そして、間髪入れずにパイレートマンの背中に圧し掛かり、見事なステップオーバートーホールド・ウィズ・フェイスロック……STFに捕えたのです!!
カナディアンマンと言えば、カナディアンバックブリーカーに代表される力任せの技のイメージしかありませんでした。(あと巨大化ですか……)
そのカナディアンマンが、美しいオースイスープレックスからSTFという、見事なテクニックを見せつける。
カナディアンマンを知っているものであればあるほど、その動きに驚愕します!!
これこそが今日からのカナディアンマン。
先だって行われた三つ巴の完璧超人始祖戦。
その戦いで、全く何の役にも立たなかったカナディアンマンは、自分自身への怒りに我慢ならなくなっていました。
そこで、カナディアンマンは盟友であるスペシャルマンと誓い合ったのです。
次に何か大きな戦いがあったときは、今度こそ俺たちどちらかが存在感を示してやるんだ、と!
連日行ってきた、スペシャルマンとの血のにじむような特訓の日々……
それが今こうして、日の目を見ることとなったのです!!
絶対に見返してやりたい、テリーマンやロビンマスク達に任せっきりで、「お前らごときに何ができる?」と、期待する気持ちすら無くしてしまった瀬間の風潮を。
その為に俺は今日このリングに上がっている!!
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吠えるカナディアンマンは、全身に更なる力を込めるのです!!




と言うわけで、ティーパックマンに続いて様々な「2軍」超人たちの戦いが描かれていく今巻。
今まで戦闘シーンはあったものの、いわゆるやられ役でしかなかった超人たちの活躍する様は、本作に思い入れのある方ならば心震えずにはいられないはず!!
ましてやカナディアンマンはスペシャルマンと並んで、試合にすら出させてもらえなかったり、2世では悪党にまでされてしまったりと、完全にゆで先生からも小物扱いされていた存在。
そのカナディアンマンのカッコいい姿が見られるなんて……!!ファンは続けておくものです!!
この後勝負のほうは何と言いますか、予想通りと言ってもいい流れになっていってしまうのですが、それでもカナディアンマンの株は間違いなく上がるこの戦い……必見です!!
……ぜいたくを言えば、スペシャルマンにも汚名を返上するチャンスを与えてほしいところですけど!

そしてこの後、ベンキマンの戦いも完全収録!
彼こそいろいろな意味でダーティーなイメージが強く、技的にも正義超人っぽさがありませんが、それでも近年では読み切りで主役を張るなど存在感を復活させてきた存在。
この戦いも見逃すわけにはいきませんよ!!

さらにさらに、今巻の最後ではまさかのあのキャラの参戦も予感させる展開が……!?
彼がこの後どう動くかは予想もつきませんが、とにかく物語が盛り上がることは間違いないでしょう!!
飛ばしまくっているキン肉マン新シリーズ、ますます先が楽しみですね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!