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今回紹介いたしますのはこちら。

「ネメシスコール」第1巻 原作・にんじゃむ先生 漫画・森田和彦先生 

講談社さんのヤンマがKCより刊行です。


にんじゃむ先生は13年にマガジンの新人賞を受賞し、16年より「偶像事変」で漫画原作者としてデビューされました。
森田先生は14年、15年と連続してちばてつや賞で賞をとった漫画家さん。
そんなお二人がタッグを組んで描く本作は、サスペンスともホラーともSFともいえる、一風変わった作品。
その内容はと言いますと……?



天才高校生、美少女スナイパー。
そんな見出しで雑誌に登場したのは、八木沢高校に通う女子高生、ちとせでした。
友人たちにもてはやされるものの、ちとせ本人はライフル射撃なんてやっている女子高生が珍しいから載ってるだけだ、と謙遜するばかり。
実際、全国1位の実力を持っている本物なのですが、本人からすればそんなに誇る事でもないようで。
むしろ友人たちが、ちとせのデビュー祝いにカラオケに行こうとはしゃぐのです。
彼女たち、今は放課後の時間が有り余っております。
なにせ今、八木沢高校の生徒が三名、相次いで「爆発物による殺害」の被害者となる恐ろしい事件が起きている為です。
部活も中止になっているので、その時間を活かそうと言うわけです。
友人たちは、早く犯人捕まらないかな、ちとせ、犯人をヘッドショットしてよ、と冗談交じりに言うものの、ちとせはまずは犯人を見つけてくれないとちょっと、と返答。
ちとせやる気だし!と一同は笑いに包まれるのですが……
そんなグループに、うっせーバカども、と吐き捨てて通り過ぎる男子がいました。
彼は館川と言う人物で、爆弾の作り方なんて言うものをネットで調べたりするなどの挙動不審な行動の目立つ男。
例の事件の犯人はアイツなんじゃないか、と囁き合うのですが……
ちとせはそんな、館川と言う男子が怪しいから調べようか、と誰かにメッセージを送っていました。
ですがそのメッセージの相手は、その子は多分事件に関係ないよ、と返してくるのでした。

事件の調査は続いています。
刑事の藤堂と辻は現場を調べ、その場に残っている「八木沢高校指定の女子用ローファー」を確認。
他の事件にもこの足跡は会ったようで、犯人はおそらく八木沢高校にいる、とあたりをつけていました。
そんな時、その現場に強引に入り込んでくる人物が登場。
その人物は、小栗と言う、辻の元先輩でした。
ちなみにこの小栗と言う人物が、ちとせのメッセージの相手。
小栗は関係者以外は入れないと言う警備を突っ切ろうとしていたのですが、その騒ぎを聞きつけて辻と藤堂が応対。
探偵まがいの仕事をしてみたと思ったら、今は雑誌記者をしているという小栗ですが、この難しいヤマの犯人がわかった、と豪語します。
なんだと、と色めき立つ藤堂に、小栗は何かの冊子を取り出しました。
小栗が筆を執っているという雑誌、早速見てみますと……なんと、宇宙人なんかを扱う幻の大陸的な名前の雑誌ではありませんか!!
小栗は、爆発物による殺人なのにその残渣がないことなどを指摘し、この一連の事件の犯人は
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宇宙人だ!ときっぱり!!
ここ数ヶ月、この街で謎の飛行物体の目撃件数が20倍に膨れ上がっている、とその理由まで告げるものの……
勿論信じるわけでありません。
結局そのまま、小栗にはお帰りねがうのです。
残された辻は、かつて難事件を若くして次々解決したあの小栗さんがどうしてしまったんだ、と涙するのでした……

翌日、とんでもない事件が起こってしまいました。
なんとあの、館川が学校で爆破事件を起こしたのです!!
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俺がやりましたと堂々と手を上げる館川、抵抗もせずつかまります。
館川は事件の現場にはかく乱のため女子のローファーを履いていった、という犯人しか知り得ないはずのことを言っていたため、一連の事件の犯人としてすぐに断定されました。
これで事件も解決か、と胸を撫でおろしていた辻の元に、小栗から電話がかかってきました。
模倣犯を捕まえてどうする、と。
今までの事件はみんな一人の人間をひそかに殺すために行われていた、なのに今回は明らかに違う。
館川に今までの事件の動機を聞いてみろ、陸な供述が取れないはずだ。
もしそれを警察が無視するなら、真玉枝みたいに無駄に人が死ぬことになるぞ。
ローファーの件も、わざと情報を流しているやつがいるんだ、そいつが犯人に通じているから探すんだ。
……確かにその言葉は現実味を帯びています。
気になった辻は、すぐに藤堂に電話をかけるのですが……藤堂は電話には出ませんでした。
東堂は……街中で見かけた不審な行動をとる女子高生を追っているところでした。
彼女を狭い路地に追い詰めた、と思った時のことです。
彼女は藤堂のことを、藤堂刑事、となぜか名指しで呼び……そして、背後から謎の男性が姿を現したのです。
上半身をのぞかせていたその男性……女子高生に早く入って来い、と言われてようやく路地に入ってきました。
……が。
その男性は、上半身だけの死体。
女子高生と会話をしていたのは、その死体を片手に下げていた、
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巨大なウサギの着ぐるみのような、奇怪な生物だったのです……!!



というわけで、本当に宇宙人らしき何かが現れてしまう本作。
この後、小栗、辻、ちとせが中心となって物語は進んでいきます。
この宇宙人(仮)は何なのか?
その目的は?
殺人を繰り返すその手段は?
そして逆にそいつらを殺す方法はあるのか?
様々な謎に迫りながら、物語は進んでいきます。
ですが進んでいくにつれ、宇宙人の恐ろしさが見えてきて……!!
正体は見えないまま、恐ろしさが加速していく本作。
今巻のラストではその恐怖が一気に拡大し、これからの展開もますます予想不可能に!!
強大な相手を前に、小栗たちの打つ手は……?
緊迫感が増していき、その規模も拡大していくであろう本作の今後が楽しみですね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!