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今回紹介いたしますのはこちら。

「女子高生にムリヤリ恋させてみた」第2巻 苦楽たくる先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。



さて、地球一恋愛力が低いという理由で、宇宙人の実験台にされてしまっためばえ。
その実験とは、「恋愛とは何なのか」というもので。
恋愛なんて無駄でしかないという考えを持っているにもかかわらず、宇宙人によって強制的に幼馴染の小山内に恋心を抱かされてしまっためばえは、今日も宇宙人に翻弄されつつ、なんだかんだ甘酸っぺえ甘酸っぺえ日常を送るのでした!!



最近の宇宙人は、めばえにあまりちょっかいを出してきません。
そこでめばえは、小山内とは恋愛感情なしで昔のように仲のいい友達のような、姉弟のような関係で付き合っていけるはずだ、と言う自身の考えを実証するための行動に出ました。
それは、宇宙人にちょっかいをかけられていたときに感じていた変な感じ……恋愛オーラを感じないことを利用し、普通に遊ぶ、ということ!
宇宙人に二人は恋愛抜きで仲良くできる、と言うことをこれで証明できると、めばえは考えたのです。
めばえは今までのような受け身な状態から一転、むしろ自分から二郎を遊びに誘いました。
宇宙人はそんなめばえを見て、マジ惚れですね、頭の中は小山内さんのことばかり、あげくデートに誘うなんてもう決定的じゃないですか、と揶揄するのですが、めばえは全く動じず。
逆だ、とりあえず黙ってみてろよ、と悪く笑うのでした。

花火をやろう、と小山内を誘っためばえ。
二人は普通に落ち合い、そして普通にホームセンターへ。
そして花火コーナーへと向かい、一緒に花火を吟味します。
ですがとりあえず爆竹がほしい、と言う意見と、爆竹は「わーキレイ」とかそう言うの無いから夏の風物詩にはカウントしない、と言う意見で対立してしまいました。
じゃんけんで決めるか?とめばえが提案するものの、そこで小山内は昔のある思い出を思い出しました。
そう言えば昔ふたりで大量に買い込んで、全部に火がついてまあまあ事故になったことがあったよね。
小山内のそんな発言を聞いためばえもそのエピソードを思い出し、即座に爆竹の意見を取り下げるのです。
手持ちでできるの中心にテキトーに買おう!などと言いながら、二人は楽しく花火を選ぶのです。

完璧な「友達」だ。
そんな手ごたえを感じながら、めばえは小山内とともに河川敷にやってきます。
早速手持ちの花火に点火しますと、やっぱりテンションが上がってきました。
火をわけてくれと近づいてくる小山内の花火の先端に花火の火を当てて点火してあげるなど、宇宙人がらみの状態なら照れてしまっていたかもしれないこともたやすく行えるめばえ、この素直に楽しい状況を目いっぱい満喫します。
点火した花火を持ちながらぐるぐる回ってみるめばえ、小山内に危ないよと言われても豪快に笑い飛ばし……
さらに上がってきたテンションのまま、次なる花火を探り始めるめばえ。
ですが買ってきた花火の中に、打ち上げ系のものがないことに気が付きます。
打ち上げたい気分なのに、と不満そうなめばえですが……今日そう言ったものを飼わなかったのにはちゃんと理由があるのです。
何故なら今日は……隣町の花火大会の日だから!!
めばえはすっかり忘れていましたが、小山内はばっちり覚えていたようで。
おかしいと思った、ハナビしようって言ってたし、買いに行くっていうから、と今になって言いだす小山内に、めばえはわかってて泳がせたな!燃やす!と花火を持って追いかけていき……
綺麗な打ち上げ花火をバックに、追いかけっこする二人。
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これってなんかもう、完全に……!!

その後二人はテンションに任せて夜の学校に忍び込みます。
鉄棒なんかで昔の思い出話に花を咲かせたり、落ちていたボールを投げ合ったり。
しまいにはプールに入り込んで、二人でプールに足を突っ込んでバシャバシャし始めました。
すっかり楽しんだめばえですが、こんなに小山内と話したのはいつぶりでしょう。
おもいおこせば全然会話がなかったころは、なんだか寂しい感覚を覚えていました。
生まれてからずっと一緒にいた小山内と関わらなくなったんだからそれはそうなんですが……
中学に入ってにジロちゃん彼女ができたときも、かかわりが薄まると思って寂しかった……けど、ずっと自分と一緒にいて、ジロちゃんはバカだったなぁ、嬉しかったけど。
……そう考えた時、めばえははたと疑問を感じました。
寂しいのが嫌なら、自分がさっさと付き合えって話だよな。
でもそうなってたら今までの関係が壊れる、それが嫌だったんだろうな。
何で私、恋愛が嫌なんだっけ。
……それって、寂しいとか幼馴染の関係がどうとか、そう言うのたくさん考えさせられたから?
…………そのことに気がついためばえは、しばらく首をひねって考え……そして、ある結論にたどり着いてしまいました。
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私、ジロちゃんが好きなんだ。
思わぬ結論に自分でどぎまぎしてしまうめばえですが、そこで小山内がまさかの行動に出ます。
俺はずっとめえちゃんのこと考えてるよ、昨日と今日凄い楽しかったな、ずっとこんな風にいれたらいいなって。
そう言って小山内は突然立ち上がり、プールへダイブ!!
突然の行動に驚き戸惑うめばえですが、小山内はプールの中からこんなことを言い出すではありませんか!!
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俺と恋人になってくれない?
突然すぎる行動と告白をされためばえ……
果たして、どう出るのでしょうか!?



というわけで、にわかにクライマックスとなってきた本作。
恋愛なんて必要ない、と豪語していためばえ、好き好きオーラを出してくる小山内にげんなりしていたようなこともあったわけですが……
そもそもその恋愛嫌いの原因が、小山内との関係にあったことがわかってしまいました。
そして同時に、自分が小山内のことを好きである、と言うことも!!
さあ話が変わってきてまいりました!
女子高生にムリヤリ恋をさせてみた、はずの本作でしたが、ふたを開けてみれば小山内のことを昔から好きだったらしいめばえ。
果たしてその気持ちに気がついてしまった今、めばえは今までのように小山内と仲良しの幼馴染として生きていけるのでしょうか?
それともいよいよ本気で恋愛をしよう、と思い立つのでしょうか!?
そして、めばえの恋愛を観察していた宇宙人は……?!
急展開を迎えた本作、この後さらに急展開!!
めばえと小山内はどんな結末を迎えるのか!?
宇宙人の研究の顛末は!?
宇宙人とめばえの恋愛をテーマにしたドタバタ劇から一転、ドタバタしつつも甘酸っぺえラブコメしていくクライマックスを迎える本作……そのエンディングは間もなくです!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!